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January 01, 2006

食品スーパーマーケット! 2006年のキーワード!!

  あけましておめでとうございます。今年も「食品スーパーマーケット最新情報」のブログをよろしくお願いします。
 
  さて、新年最初のブログということで、今年の食品スーパーマーケットのキーワードをあげてみたい。今年のキーワードは次の5つである。NSC、都市型食品スーパーマーケット、5分、HD、客単価である。

  まず、NSCであるが、これはネバーフードショッピングセンターの略で、近隣型ショッピングセンターのことである。昨年は、ベイシアを先頭に、イオン、西友、PLANT、イズミヤ、オオクワ、バロー等がスーパーセンターを出店し、現在日本全国に約50店舗近くになった。今後とも、スーパーセンターの出店は続き、特に、今年から来年にかけてはスーパーセンターの本家本元のウォールマートが西友を通じての出店を計画しており、いずれ本格的な出店に踏み込むことが予想される。そのスーパーセンターに対抗する食品スーパーマーケットの戦略業態がNSCである。食品スーパーマーケットはスーパーセンターへ業態転換するのではなく、NSCとして出店してゆくことが更に加速されるものと思う。現在、すでに新規出店をNSCに絞った企業としてはヨークベニマル、ヤオコー等があり、NSCを既に出店した企業としてはカスミ、バロー、CFS、丸久、原信、エコス、平和堂、ユーストア、ハローズ等があり、今後、食品スーパーマーケットの成長戦略業態として各社がさらに参入するものと思う。その意味で、今年は、NSCの開発、そして出店が食品スーパーマーケットの最大のキーワードとなろう。

  次に都市型食品スーパーマーケットであるが、これは今年2006/01/20から始まる通常国会で「まちづくり3法」の改正案が提出される予定であるが、これが通ると1万㎡以上のSCは規制対象となると同時に、都市の再生を目指した、都市型小売業は優遇をうけることになる。したがって、今後の小売業は1万㎡以下の郊外型業態か都市型業態の2つに成長戦略がわかれ、都市型業態としての百貨店はもちろん、食品スーパーマーケットの都市型業態の開発がポイントとなろう。九九プラスの急成長を見るまでもなく、都市型食品スーパーマーケットには確実なニーズがあり、今後、食品スーパーマーケット各社が都市型食品スーパーマーケットの業態開発に取組むことが予想される。

  また、都市型食品スーパーマーケットと関連するキーワードとして5分がポイントとなろう。これは5分以内で買い物ができ、5分以内で食べられる商品という意味である。業界用語でいえば、ショートタイムショッピングとミールソリューションといってもよい。この2つを同時に満たす業態がまさに今年の食品スーパーマーケットのキーワードである。5分で買い物ができるようなレイアウトの開発、食生活に必要な重点商品が5分で籠に入る買い易い売場づくり、そして、食品スーパーマーケットの本質である素材の安心、安全、鮮度、おいしさはもちろんであるが、5分以内に食べられる惣菜はもちろん、調理済み等加工度の高い商品開発が決めてとなろう。

  4つ目はHDである。これはホールディングの略で、その象徴的な企業が7&Iホールディングスである。昨年は、イトーヨーカ堂がセブンイレブンを中核企業として持株会社を設立し、年末には西武・そごうグループのミレニアムとの合併の発表があった。今年はこの持株会社、すなわち、HD(ホールディング)が食品スーパーマーケット業界でのキーワードとなろう。すでに、アークスは北海道のHDであり、この春には新潟で原信・ナルスHDが誕生する。また、レックスHDは成城石井を合併することが決まった。これ以外にも各地域の有力食品スーパーマーケットがHDを設立したり、異業種のHDが食品スーパーマーケットを合併することが予想される。

  最後のキーワードは客単価である。これは客単価が今年春からはじまる知的資産経営報告書の根幹指標になり、上場企業では客単価の推移の公開が進むことがひとつである。ただ、それ以上に、昨年の食品スーパーマーケットの成長は新店にささえられており、ほとんどの企業で既存店はマイナス成長であった。その意味で今年は既存店の成長戦略も大きなテーマとなり、その成長戦略を描くためには既存店の客数を伸ばすことはもちろんであるが、顧客との関係の度合いをダイレクトに表す指標である客単価のアップがポイントとなる。また、HDのキーワードにも関連するが、食品スーパーマーケットにおける合併は客数をいっきに増やす最高の手段であるが、客数を増やした次のテーマは客単価をあげることであり、客数が一段落した企業は特に客単価アップが最大のテーマとなる。客単価は最終的には店舗全体の客単価アップとなるが、そのためには商品1品1品の客単価をいかにあげるかであり、客単価=PI値×平均単価が示すとおり、食品スーパーマーケットの基本である欠品、鮮度、価格、レイアウト、販促、そして、商品の付加価値アップ等が課題となる。その意味で、今年は商品1品1品の客単価アップがテーマとなろう。

  以上、5つが今年の食品スーパーマーケットを占うキーワードであるが、今年も食品スーパーマーケット業界は激動の年となろう。

January 1, 2006 in 経済・政治・国際 |

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