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January 16, 2006

日経MJにみる新製品週間ランキングの見方!

  日経MJでは毎週金曜日、POS分析、新製品週間ランキング表を発表している。このランキングは首都圏、近畿圏の食品スーパーマーケット約30社200店舗のデータをもとにしている。その中にはイオン、イズミヤ、サミット、関西スーパーマーケット、ラルズ、マルエツ等がある。商品は残念ながら、生鮮、惣菜等は除外しているが、冷凍食品、飲料、菓子、家庭用品、その他食品の4つの部門である。また、新製品であるので、直近13週以内に登場した商品のみの分析であるので、13週を経過した商品はランキングから外れる。

  このランキングの最大の特徴は、ランキングを売上高ではなく、客単価の大きいもの順にベスト20品を発表していることである。日経MJでは客単価とは呼ばず、来店客1000人当り金額(円)と呼んでいるが、これは客単価(金額PI値)そのものである。ただし、1000人当りになっているので、注意が必要で、実務的には1000分の1に換算してみないとピンと来ないかもしれない。また、客単価のみのランキングであり、PI値がわからないので、どのくらい発注すればよいかの目安がつかないのが残念である。

  そこで、このデータをMD方程式に当てはめ、客単価=PI値×平均単価に直し、2006/01/13の商品で分析し直してみたい。各部門の客単価ベスト3をみてみると、冷凍食品では、0.17円のハーゲンダッツのミニアップルパイ192円が最高の客単価であり、PI値は0.09%、カバー率は78.5%である。2位がロッテ冷菓の爽(ストロベーリ&ストロベリー)78円で客単価0.06円、PI値0.08%、カバー率77.5%、3位がロッテ冷菓の雪見だいふくおいしい苺104円で客単価0.06円、PI値0.06%、カバー率60.2%である。アイスクリームの新製品のNo.1のPI値が0.09%であるので、1000人/日の食品スーパーマーケットで1日1個、2000人/日で、1日2個が目安である。No.2、No.3の爽、雪見だいふくはPI値が0.08%、0.06%であるので、ほぼハーゲンダッツと同じ販売数量である。客単価が3倍以上違いがでるのは、平均単価の違いによる。

  飲料は明治乳業のプロビオヨーグルトLG21、116円がNo.1で客単価0.41円、PI値0.36%、カバー率94.8%である。No.2はヤクルトのBifieneV、263円で客単価0.26円、PI値0.1%、カバー率99%、No.3は森永乳業のカフェオレ1L、97円で客単価0.20円、PI値0.21%、カバー率23.6%でまだまだ配荷がいきわたっていない。この中ではNo.1のプロビオが断トツであり、冷凍食品部門No.1のハーゲンダッツを大きく越える。PI値も0.36%であるので、1000人/日の食品スーパーマーケットで1日約4個、2000人/日で1日8個である。

  菓子は江崎グリコのつぶ苺ポッキー、160円がNo.1で、客単価0.22円、PI値0.14%、カバー率は70.2%、No.2はカバヤ食品のリラックマ袋A60、948円で、客単価0.14円、PI値0.02%、カバー率18.3%でほとんど配荷が進んでいない。No.3はネスレのエアロミニ24個、282円で、客単価0.12円、PI値0.05%、カバー率29.3%である。

  そして、家庭用品部門では、コーセーのアスタリューション30ml、3982円がNo.1で、客単価0.44円、PI値0.01%、カバー率37.2%、No.2が大王製紙のエリエールティッシュキュートダブル160、223円で、客単価0.29円、PI値0.15%、カバー率25.7%である。No.3はカネボウ化粧品でブランシールホワイトニングパワコン、8799円で、客単価0.28円、PI値0.004%、カバー率28.3%である。家庭用品はカバー率が少なく、平均単価が高く、PI値がみえないくらい低いのが特徴である。それでも、個々の客単価は冷凍食品よりも高めであり、飲料なみの高さである。

  ちなみに、これらすべての商品を明日から一斉導入した場合の予測数字は、客単価が2.71円、PI値1.27%、平均単価217円となる。したがって、1000人/日の食品スーパーマーケットで2710円/日の売上、販売数量は12.7個/日、平均単価は217円、2000人/日で売上げ5420円、販売数量25.4個、平均単価217円が期待できる。

  このように、日経MJをもう少しブレイクダウンするとより実務的な活用につながるが、目安としては、1000人当りの金額が先週よりも伸びていて、100円以上、かつ、カバー率が50%以上のものは部門にかかわらず、即導入を検討してよい商品であろう。あとは、電卓で客単価を平均単価で割って、自店の客数を掛け、1000で割れば1日当りの発注数量の目安がでるので、それを参考に在庫を加味して、発注をかければよい。

January 16, 2006 in 経済・政治・国際 |

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