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February 11, 2006

マックスバリュ東海の富士宮宮原店が深夜0時にオープン!

  食品スーパーマーケットの1月度の新店は例年少ないのが実情ではあるが、今年も主な上場企業の新店はわずかであった。年間で最も新店が多いのが8月前の3ケ月、12月前の3ケ月であり、食品スーパーマーケットにとっては年間最高の客数のお盆と年末前に新店をオープンさせ、いち早く軌道に乗せようという意図があるものと思われる。

  さて、1月の数少ない新店であるが、マックスバリュ東海の富士宮宮原店が1/28の午前0時にオープンした。24時間営業の店であるので、深夜0時オープンであった。今から10年ぐらい前のことであるが、アメリカ西海岸でセイフェイのオープンの日に視察したことがあった。その時、オープン日だというのにさほど店が込んでいず、静かなオープンであったので、店長に何時にオープンしたのかを聞いたら、今日の真夜中0時だということでびっくりしたことがあった。何で真夜中0時なのかと続けて聞いたところ、10時、11時のオープンではお客さまが込み合ってしまい、ご迷惑をかけるので、静かにオープンしたといっていたのを思い出す。日本でも、深夜0時に新店をオープンする時代になったと感慨深い。

  さて、マックスバリュ富士宮宮原店であるが、マックスバリュ東海52店舗目の店舗であり、今期10店舗目である。マックバリュ東海は最新の1月度の売上速報では昨年対比120.4%であり、今期最高の伸び率であった。既存店も102.3%と順調な成長率である。

  前回の食品スーパーマーケット売上速報では、1/27にやっと12月の売上速報が公開され、本ブログの集計には残念ながら入らなかったが、1月の売上速報は何と2月上旬に公開されるという速さであり、IRの改善が大きく図られた。ただ、残念なのは、公開データが売上高、客数、客単価、平均単価、買上点数となっており、本来、客単価=PI値×平均単価であるので、買上点数を公開する意味がどこにあるか疑問である。平均単価×買上点数=売上となってしまうため、買上点数を最後にもってくる公表の仕方はあまり意味がない。売上=客数×客単価までは良いが、客単価=平均単価×買上点数とはならないので違和感がある。ヤオコーの公開データのように、売上=客数×客単価、客単価=平均単価×買上点数(PI値)であれば論理的にすっきりするが、この買上点数の公開の仕方は再検討の余地があろう。

  話をもとにもどすと、マックスバリュ富士宮宮原店は約600坪の店舗であり、年商20億円を目指すという。マックスバリュ東海の強さは青果と日配とグロサリーにあり、この3部門が他の食品スーパーマーケットと比べ極めて強いのが特徴である。まさに、PI値の強い部門が強化されており、お客さまのニーズをよく理解している企業といえよう。それゆえ、買上点数ではなくPI値をもっと勉強すると、さらに強い企業になるものと思う。また、店舗の特徴としては、バラと個食販売にこだわる品揃えが強化されており、週末にはバラと個食に加え、ジャンボパックが強化されるなど、メリハリの効いた売場が展開されるという。さらに、24時間のオペレーションの強みを活かした時間帯別品揃えを実施するなど、きめ細かいマーチャンダイジングも実践されているという。

  ちなみに、マックスバリュ東海のPBRは1.44倍、ROEは12.7%、PERは20倍、時価総額約400億円である。売上約115%、経常利益率も約5%弱と食品スーパーマーケットとしては、すばらしい経営数値である。ただ、PER20倍は食品スーパーマーケット業界平均の約30倍と比べ、低めであり、現状の株価3440円はどうみても低い評価である。今後の、さらなる成長に加え、株価も期待できそうである。

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