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February 26, 2006

食品スーパーマーケット、売上ランキング! 2006年1月度!!

  2006年最初の食品スーパーマーケットの売上速報、1月度がまとまった。食品スーパーマーケット上場約50社のうち、売上速報を毎月公表している企業は約20社であるが、この時点(2/25)でまだ2社、マルエツとイズミの公表がなされていないのが残念である。また、先月からこの売上ランキングにアメリカのウォールマートを加えているが、ウォールマートについては昨対114.5%、既存店も102.5%で順調な推移であり、今年も110%の成長で推移しそうな勢いである。

昨対110%以上の企業が4社!
  このような中で、昨対110%以上の食品スーパーマーケットは今月は4社であった。No.1が143.1%の大黒天物産であり、依然として高成長を続けている。既存店の売上も100.9%とわずかではあるが、100%を越えた。残念ながら、客単価は全店、既存店ともに昨年を下回ったが、客数は全店144.8%、既存店101.5%とどちらも100%を越え、全店の客数がよく伸びている。また、客単価の中身である、PI値、平均単価については、PI値が全店、既存店ともにダウンし、平均単価がどちらも101.5%とアップしており、PI値のアップが当面の課題といえよう。

  No.2は九九プラスであり、全体は137.6%であるが、既存店は96.7%である。九九プラスはこの1月も、そして、直近の2月も新店が目白押しであり、まさに新店に支えられた売上である。既存店はここ数ケ月95%前後で推移しており、既存店の活性化が急務である。既存店の回復の遅れはほぼそのまま利益に直結するので、利益面からいっても、九九プラスも既存店の活性化が今年の大きな課題であろう。

  No.3はPLANTである。全体の昨対は121.3%で絶好調であるが、九九プラスと同様、既存店の売上が96.4%と伸び悩んでおり、特に、既存店の客単価よりも客数の落ち込みがやや大きいのが気になるところである。

  No.4はマックスバリュ東海であり、全体は120.4%、既存店も102.3%と上位4社の中では最も安定したバランスのよい売上である。特に、客数は全体、既存店ともに100%を越え、客単価も全体では100.2%、既存店が99.2%とやや下回ったが、PI値は全体、既存店ともに100%を越え、今回の企業の中では理想的な数値で推移しているといえよう。

2006年1月度の注目企業!
  今月の注目企業はヤマザワである。全体、既存店の売上、客数、客単価すべての数字が昨対100%を越えた。まず、売上であるが全体が104.6%、既存店が103.9%と、特に既存店の数字は全企業の中でNo.1である。また、客数の全体は102.4%、既存店は101.7%、客単価の全体は101.4%、既存店も101.4%と客数、客単価ともに全体、既存店バランスよく伸ばし、売上を安定して伸ばしている。新店ではなく、既存店の伸びに支えられた全店の売上であり、既存店の活性化が順調に進んでいるものと思われる。

既存店の客単価アップが今年の最大のテーマ
  全体としては、売上の回復基調が見え、昨対を下回った企業はわずか4社であったが、既存店の売上は逆に昨対を越えた企業が4社であり、新店に支えられた売上であり、既存店の回復までには至っていない。特に、既存店の客単価で昨年を越えた企業はわずか1社であり、既存店においては客数よりも、客単価の回復の遅れがうかがわれる。また、売上速報公開企業約20社のうち、数社がPI値、平均単価まで公表しているが、それによるとPI値の方がやや回復傾向にあり、平均単価の方はまだ回復がみえない状況である。一般的に既存店の活性化のポイントはまず、PI値、そして平均単価のアップが手順である。その意味で、今年前半の最大のテーマは既存店の活性化にあるといえ、そのためにもまずPI値の昨対アップが当面の課題であろう。

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