« 食品スーパーマーケット!新店情報!!(2006/1,2) | Main | 山崎製パンにみるパンの現状! »

February 21, 2006

原信、第3四半期決算、増収増益!!

  原信の第3四半期決算数字が2/1、発表された。それによると、売上106.9%、営業利益115.3%、経常利益105.3%、当期利益91.6%と経常利益ベースでは増収増益であった。当期利益が若干下がった理由は、子会社化した企業の株式売買による税金支払い等であり、今期最終決算の当期利益は増収の予定である。今回の第3四半期決算においては、特に、決算時期が4/1から12/31までの数字であるので、新潟の厳しい積雪、PLANT、ベイシア、ウオロクをはじめ地元食品スーパーマーケットとの激しい競合状況の中での増収総益であり、原信の強さを改めて実証した数字といえよう。

  この4月からはナルスとの合併による原信ナルスホールディングになり、原信としては最後の決算であり、今期は好決算が期待できそうである。現時点での今期予想も売上高756億円(103.4%)、営業利益27億円(118.5%)、純利益14億円(147.8%)であり、増収大幅増益の予想である。

  この第3四半期の好決算を支えた原信の営業数字であるが、最も注目すべきは既存店の売上高が昨年対比で105.9%になったことである。特に、既存店の客数が105.5%、客単価もわずかながらであるが100.4%アップしたことである。特に、平均単価は96.3%とややダウンしたが、PI値が104.1%とアップし、客単価をアップさせたことは、顧客からの強い支持を既存店が勝ち得たということであり、食品スーパーマーケットとしては注目すべき数字である。現在、多くの食品スーパーマーケットが既存店の売上、客数、客単価が昨年を上回れない状況である中、原信の経営理念である「判断基準はお客さま」がまさに実現された数字といえよう。

  原信のこの営業数値の強さのポイントは青果、惣菜、グロサリーの強さにある。一般の食品スーパーマーケットと比べ、生鮮・惣菜では青果と惣菜の構成比にウェートがおかれており、青果11.7%、惣菜10.9%(インストアベイカリー含む)であり、精肉の10.2%、鮮魚の9.5%を越え、この2部門が店舗全体をリードいている部門となっている。特に、惣菜の10.9%は通常の食品スーパーマーケットが約8%ぐらいである点を考えると、ヤオコーの12.9%、ヨークベニマルの13.5%には及ばないが、かなり高い数字である。また、グロサリーも他の食品スーパーマーケットと比べた場合はそれほど高いとはいえないが、全体の構成比の中では高めの、26.2%である。この3部門が原信の営業力の強さとなり、既存店の数字改善につながったといえよう。

  これらを踏まえ、原信の第3四半期の粗利率は28.4%であり、第1四半期の27.3%、第2四半期の27.1%と比べ粗利率が改善されてきている。また、販売管理費についても、第1四半期の23.7%、第2四半期の24.1%に比べ第3四半期は23.0%と下がっている。したがって、営業利益は第1四半期3.6%、第2四半期3.0%であったが、第3四半期は大きく改善し5.4%となった。着実に第3四半期の数字が改善されており、食品スーパーマーケットとしては理想的な営業数値といえる。

  残念ながら、これだけの経営数値であるにもかかわらず、2/20現在の株価は1630円であり、昨年12月には1900円前後の株価が1月に入りやや値を下げ2月以降1600円~1700円で推移している。PBR1.85倍、ROE6.44%、PER23.6倍、時価総額284億円であり、特に、PER23.6倍は食品スーパーマーケットの平均と比べてもやや低めであり、現在株価1630円は低めの評価といえよう。

« 食品スーパーマーケット!新店情報!!(2006/1,2) | Main | 山崎製パンにみるパンの現状! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 原信、第3四半期決算、増収増益!!:

« 食品スーパーマーケット!新店情報!!(2006/1,2) | Main | 山崎製パンにみるパンの現状! »