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February 01, 2006

オリジン東秀、イオンの公開買い付け始まる!

  1/30、オリジン東秀とイオンから株式の公開買い付けに関する発表があった。オリジン東秀は現在、ドンキホーテから株式の公開買い付けをされている真っ最中である。1/16から始まったドンキホーテのオリジン東秀に対する公開買付けは、来週、2/9には終了する予定であった。そこに突如として、イオンが割って入り、しかも、ドンキホーテの買い付け価格1株2800円を上回る、1株3100円を提示し、1/31から3/1まで30日間、実施するという。さらに、ドンキホーテが既に約30%を取得している株式の保有に加え、約20%分までの限定公開買い付けであるのに対し、イオンは無制限に公開買い付けを実施するとのことで、最大100%もあり、オリジン東秀の上場廃止もありうるという。

  これに対し、ドンキホーテは、1/30、内要を充分に精査し、対応を検討し、決定次第、発表するというコメントを出した。1/31、現在、まだ対応策は発表されていない。今後、どのような展開になるか予断を許さない状況といえる。

  これを受けて、1/31のオリジン東秀の株価は400円高のストップ高、3070円(14.98%)で引けた。既に、ドンキホーテの公開買付け価格2800円を優に越え、イオンの公開買付け価格、3100円に迫る勢いである。しかも、買い残が9,530,100株もあり、今回の買い付け予定株式は8,900,000株(所有比率50.01%)であるが、1/31時点で、オリジン東秀の発行株式数の50%以上の買いが入ったことになり、異常な買い気配である。1/31の売買高は281,600株であるので、売却株の約30倍の買注文が入りストップ高になったといえる。ちなみに、1/31のドンキホーテの株価は370円安の9760円(-3.65%)であり、イオンの株価は3090円で変わらずであった。明日以降の3社の株価が注目される。

  さて、ここまで話しがもつれた背景には、ドンキホーテが強引にオリジン東秀を買収しようとしたことにあったようだ。そもそもの発端は、昨年8/11に突如として、ドンキホーテがオリジン東秀の株式を創業者一族から取得したことにある。その後、ドンキホーテの次世代コンビニエンスストア構想実現にむけての両者の協議が続き、ドンキホーテのピカソでの実証実験等も進んでいた。ところが、1/16、ドンキホーテがオリジン東秀の取締役の賛同を得ずに公開買い付けを開始し、両者は決定的な敵対関係に入った。公開買い付けは1/16から2/9までの25日間であり、あと10日というタイミングで、1/30、オリジン東秀とイオンとの合意がなされ、イオンのオリジン東秀に対する公開買い付けが発表された。この公開買い付けに対しては、オリジン東秀の取締役会も了承し、しかも、労働組合も賛同している。1/30のオリジン東秀の公式コメントの最後は、「当社は、ドン・キホーテ公開買付けに反対し、イオン公開買付けに賛同することといたしました。株主の皆様におかれては、イオン公開買付けに応募して頂くとともに、ドン・キホーテ公開買付けには応募なさらないようお願い申し上げます」という言葉で結ばれている。

  日本の小売業界は、オリジン東秀のように創業家一族が大株主である場合が多く、何らかの理由により、その株が同業他社や外資に渡った場合には、今回のような経営陣の意に反する敵対的買収が起こる可能性があり、今回のケースはこと小売業界に関する限りはけっして異例とはいえない。今後、このような敵対的買収、あるいは双方合意の上での友好的な買収が小売業界にも起こる可能性が充分に考えられ、小売業界も本格的なM&Aの時代に入ったといえよう。

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