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March 21, 2006

食品スーパーマーケット、最新の株価状況(20060320)!!

  日銀の量的緩和がなされたとはいえ、一旦上がるかに見えた株価もやや横ばいきみで推移し、上場約50社の食品スーパーマーケットの株価もここ最近は大きな変化がみられなかった。3/20は日曜日の休み明けであり、また、翌日が休日でもあることから、買い控えかと思われたが、日経平均も285円(1.74%)高の16624円で引け、上場約50社の食品スーパーマーケットの株価も全体で0.86%アップとまずまずの商いだったといえよう。

  このような中で、3/20株価上昇率のNo.1の株価はハローズであり、6.29%でトップであった。小売業全体でみても10番目の株価上昇率であり、食品スーパーマーケット業界では第2位のバローの3.92%と比べでも高い上昇率であった。ハローズはこの3/1から1:2の株式分割を実施しており、ここのところゆるやかに株価は上昇していたが、3/20はいっきに6.29%も上昇し、人気の高さを示しているといえよう。最近、ハローズのホームページも一新され、日本語、英語の表記もなされ、経営戦略も商品戦略、業態・店舗戦略、出店戦略、24時間営業戦略、組織教育戦略、いろいろなサービルに別れ、それそれの戦略が非常にわかりやすく詳細に説明されている。日本の投資家だけでなく、海外の投資家も意識した内容となっており、株価上昇のひとつの要因であろう。また、今期の決算予想も110%以上の増収増益の見込みであり、食品スーパーマーケット業界の中でも、注目企業のひとつといえよう。

  ハローズについで、第2位は先にもあげたバローの3.92%であるが、第3位はヤオコーの2.81%、第4位はフジの2.44%、第5位はライフコーポレーションの2.41%、第6位が東急ストアの2.36%、第7位がイズミの2.31%、第8位がカスミの2.27%、第9位がアークスの2.05%、第10位がオークワの1.94%であり、以上が3/20の食品スーパーマーケットの株価上昇率ベスト10である。上記の中でも第3位のヤオコーは3/8以降株価が一本調子で上げ続けており、今期決算予想も好決算が期待され、ハローズとならび注目企業といえよう。

  逆に、3/20、株価が下がった企業はわずか8社であり、いかに、3/20は食品スーパーマーケット業界に対しても買いが優先であったかがわかる。その8社であるが、原信の-1.92%、PLANTの-1.18%、マルエツの-0.79%、九九プラスの-0.78%、サンエーの-0.22%、ユーストアの-0.10%、マックスバリュ東北の-0.10%、マックバリュ北海道の-0.05%である。

  この中でも特に原信は今年に入り株価が下がり続けており、昨年末には1900円前後で推移していた株価が、現在では1500円前後まで落ち込み、ここ最近は厳しい株価が続いている。原信そのものの業績、および、今期の業績予想は順調ではあるが、4/1と真近にひかえた原信ナルスホールディングスの持株会社設立にともなうナルスとの経営統合による今後の動きを投資家がつかみかねている状況かと思われる。

  また、PLANT、九九プラスも原信同様、ここ最近株価が下がり基調であるが、PLANTについては、国会で審議入りしたまちづくり3法のゆくえによる影響が懸念されることに加え、ここ数年、売上は新店により順調に推移しているものの、経営内容は厳しい状況である点があげられよう。九九プラスについては、やはりまちづくり3法による大手流通業の都市型回帰現象が鮮明になり、さらには、既存コンビニエンスが100円生鮮業態開発を加速するなど、今後予想される企業間競争への懸念があるものと思われる。また、売上こそ順調に推移しているが、既存店の売上は厳しい状況にあり、今後の成長戦略への不透明感が懸念される。

  上記のように、一部、厳しい食品スーパーマーケットの株価もあるが、全体としては3/20の株価は上昇基調であったといえる。今後、速い企業では今期の決算が来月には公表される。その決算発表次第では、今後の株価もさらに変動するものといえよう。

March 21, 2006 in |

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