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March 27, 2006

大黒天物産の新店戦略!

  128.9%、130.7%、132.4%、142.1%、141.1%、142.1%、141.6%、126.7%、135.4%、140.0%、143.1%、154.2%、これは今年1年、昨年3月から今年2月までの大黒天物産の昨年対比の売上である。最終の今年2月は何と、154.2%と過去最高の伸び率である。大黒天物産がこれだけ高い成長率を維持している要因は新店戦略にあり、今期もすでに8店舗の新規出店を果たしている。現在、大黒天物産は29店舗であるので、8店舗の新規出店はインパクトがあり、全店の売上を力づよく押上げているといえよう。

  では、大黒天物産のここ数年の出店戦略はどのようになされてきたのかを改めてみてみたい。まず、現在の29店舗の状況であるが、大黒天物産は店舗フォーマットを大きく2つに分けており、食品スーパーマーケットとNSC(ネイバーフッドショッピングセンター:近隣型ショッピングセンター)である。食品スーパーマーケットのことをディオと呼んでおり、NSCのことをラ・ムーと呼んで区別している。大黒天物産は早くから、NSCに着目しており、そのノウハウを蓄積してきた企業といえる。現在ディオは16店舗、ラ・ムーは10店舗であり、残り3店舗がその他の業態である。大黒天物産はこの2つの店舗フォーマットを早い段階で確立し、ラ・ムー(NSC)により、新規商圏を拡大し、拡大した新規商圏内にディオ(食品スーパーマーケット)をドミナント展開(集中出店)させ、バランスよく商圏制圧をしながら、売上を拡大する新規出店戦略をとっているがゆえに、安定した高成長をつづけられるものと思う。

  ここで、ディオ(食品スーパーマーケット)とラ・ムー(NSC)の出店の歴史を振り返ってみたい。まず、大黒天物産の記念すべき1号店は1997年7月にディオ1号店(玉島店)を岡山県倉敷市玉島に出店している。そして、ディオ2号店(茶屋町店)を2年後の1999年5月に出店、ディオ3号店(水島店)を2000年6月に出店、同じ2000年11月にディオ4号店(岡山西店)、翌2001年3月にディオ5号店(総社店)を出店し、この時点で売上50億円を達成した。同年、7月にディオ6号店(本店)をはじめて24時間の食品スーパーマーケットで出店、2002年4月にはディオ7号店(倉敷店)を出店、この年、年商が100億円を越える。さらに、11月にはディオ8号店(岡山東店)を出店、2003年に入ると、5月に9号店(西大寺店)を出店、11月には10号店(岡山北店)を出店した。

  そして、これまでの10店舗のノウハウを集大成し、2003年ラ・ムー1号店(NSC:加古川店)をはじめて、岡山県外の兵庫県に出店した。このラ・ムー(NSC)の開発が大黒天物産の転機となり、この後、怒涛の新店戦略が実行に移され、NSCと食品スーパーマーケットがバランスよく新規出店され、売上を120~150%で、2004年、2005年と急成長をつづけることになる。

  2004年度は4月にディオ11号店(岡山南店)、ラ・ムー2号店(松永店)の出店、6月にはディオ12号店(井原店)、9月にはラ・ムー3号店(姫路南店)を出店、10月ディオ13号店(真備店)を出店と、この年5店舗の新規出店をはたす。

  昨年、2005年度は、3月にディオ14号店(明石店)、4月にラ・ムー4号店(神戸灘店)、6月にはラ・ムー5号店(坂出店)を出店、7月にはディオ15号店(福山南店)、8月にはディオ16号店(宇品店)を出店、10月にはディオ17号店(安来店)を出店、11月にはラ・ムー6号店(鳥取店)と、この年は前年を越え、7店舗の新規出店をはたす。

  そして、今年に入っても1月にラ・ムー7号店(南茨木店)を出店、2月にラ・ムー8号店(泉南店)を出店、さらに同月、ラ・ムー8号店(姫路花田店)を出店と食品スーパーマーケット(ディオ)からNSC(ラ・ムー)と出店戦略をNSCへシフトしつつある新規出店状況である。

  このように大黒天物産の急成長をささえている新規出店戦略はNSCを軌道に乗せたことがポイントであり、今後もNSCを主力業態、サブ業態を食品スーパーマーケットとしての新規出店戦略による高成長が続いてゆくことが予想される。

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