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March 05, 2006

今期、食品スーパーマーケットの決算予想!!

  日本の食品スーパーマーケットの決算月は2月、3月が多いのが特徴である。まれに1月、5月、9月、12月等の決算もあるが、ほとんどは2月、3月に集中している。上場食品スーパーマーケット約50社の中で1月決算は丸和の1社、5月決算は大黒天物産、マルミストアの2社、9月決算はPLANT、ダイイチ、マルキョウ、カウボーイの4社、そして12月決算はレックスホールディングスの1社である。残り、約40社強は2月、3月決算である。

  現在、3月に入ったので、ほぼ、今期の決算数字が固まりつつあるが、現時点で今期どのような決算予想となるかを少し早いがみてみたい。各社予想数字に関しては、営業利益は公表していない企業も多く、経常利益をベースにてみてゆきたい。

  まず、今期予想で経常利益が3%以上を確保できそうな企業をみるとオオゼキの7.9%、サンエーの6.7%、大黒天物産の5.6%、マックスバリュ東海の4.9%、イズミの4.6%、ヤオコーの4.1%、ヨークベニマルの4.1%、バローの3.6%、マックスバリュ西日本の3.6%丸久の3.6%、ベルクの3.4%、平和堂の3.4%、ヤマザワの3.4%、ハローズの3.3%、原信の3.2%、オークワの3.0%、タイヨーの3.0%と17社である。特にオオゼキ、サンエー、大黒天物産は経常利益率5%を優に越え、今期好決算が期待できそうである。

  この中でも、経常利益高の昨年対比が大きく伸びる予想の企業はマックスバリュ西日本の131.7%、大黒天物産の127.7%、オオクワの118.0%、マックスバリュ東海の115.2%、ハローズの114.2%、イズミの113.0%、オオゼキの111.2%、バローの110.4%、平和堂の110.0%が大幅な増益予想である。さらに、この中で売上の昨年対比が大きく伸びる予想の企業は大黒天物産の142.2%、マックスバリュ東海の115.4%、ハローズの114.9%の3社は110%以上売上げが伸びる大幅な増収予想である。

  現在、食品スーパーマーケットの中ではこの3社が成長性、収益性において秀でており、今期決算は特に期待できよう。また、この3社については、大黒天物産は過去3年間約130%、マックスバリュ東海はこの2年間約110%、ハローズは昨年の経常利益が伸び悩んだが、やはり過去3年間約120%の増収増益を続けており、食品スーパーマーケットの中では安定して成長を続け、しかも利益を確保している企業である。

  以上が好決算が予想される食品スーパーマーケット群であるが、逆に、今期、経常利益が3%以下で、しかも減益となる厳しい決算予想の企業はマルヨシセンターの0.5%(-29.90%)、北雄ラッキーの0.2%(-84.60%)、いなげやの0.9%(-30.80%)、ユーストアの1.5%(-18.70%)、マルヤ0.9%(-58.20%)、マルエツ0.5%(-31.30%)の6社であり、この6社は今期厳しい決算になりそうである。

  さらに、今期は減損会計が適用されるなど、純利益がマイナスとなる食品スーパーマーケットも多く、イオン九州の-11億円、マックスバリュ東北の-21.7億円、マルキョウの-24.2億円、マックスバリュ北海道の-17億円、東急ストアの-19億円、ユーストア-1億円、マルエツの-35億円、丸和の-30億円等が純利益ベースでは赤字決算が予想される。

  このように、上場食品スーパーマーケット約50社の今期2006年度の決算予想は約20社は好決算が予想されるが、約10社は厳しい決算となり、残り20社は昨年並み+αの決算となる予想である。

March 5, 2006 in |

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