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May 04, 2006

2006年3月度、家計調査月報、惣菜伸び、青果大きくダウン!

  2006年3月度の家計調査月報が総務省統計局から公表された。家計調査月報は毎月月末に公表されるが、そのデータは1世帯当たり1か月間の支出金額、購入数量及び平均価格が公表される。本ブログではこのデータを1日当りに変換して、食品スーパーマーケットの客単価に近い数字で判断している。また、食品に関しては、食料の中に外食も含まれているので、食品に関しては食料から外食を除外して、合計値を算出している。このように、家計調査月報を若干修正することで、現実の食品スーパーマーケットの数字と比較がし易くなり、家計調査月報がより身近なものとなる。

  さて、2006年3月度の数字を昨年の3月度の数字と比較してみると、外食も含めた食料では-7円(99.7%)と大きな差はないが、外食を除外すると-35.5円(98.2%)とやや消費金額が下がっているという特徴が浮かび上がる。すなわち、3月度は外食が昨年に比べ28.4円(107.0%)も伸びたことが原因である。1日当りの消費金額(食品スーパーマーケットの客単価に相当)は今年の食品が1915.0円に対し、昨年が1950.4円である。

  では、何が最も数字を落としたかを見てみると、最も消費金額が下がったものは生鮮野菜の-10.8円(93.9%)であり、ついで生鮮果物の-7.5円(92.2%)である。すなわち、3月度は昨年と比べ青果部門が最も厳しい月であったことがわかる。青果部門についで、諸費金額が下がった部門をみてみると、穀類の-6.0円(97.2%)、魚介類の-5.1円(98.0%)と続く。さらに、発泡酒の-3.4円(79.6%)、生鮮肉の-3.0(98.1%)、卵の-2.9円(88.8%)が主に下がった部門である。3月度は青果、米、鮮魚、発泡酒、精肉等が厳しかった商品群であったといえよう。

  さらに、これらの商品群の中身を見てみると、青果ではキャベツの-2.0円(75.9%)、にんじんの-1.2円(83.3%)、他のきのこの-1.2円(90.9%)、ほうれんそうの-1.1円(86.7%)、ねぎの-1.0円(87.9%)、トマトの-0.9円(94.1%)、たまねぎの-0.8円(91.7%)であり、これらが約1円以上消費金額が落ちた商品である。食品スーパーマーケットで客単価が1円下がった場合には100店舗を超えるチェーンでは月間客数が1000万人近くになり、1円=1000万円単位で売上が落ちることになり、家計調査月報でも1日当りの消費金額が1円以上落ちたものは深刻なダウンとなる。

  ついで、果物では、他の柑橘類の-3.3円(81.9%)が大きく、りんごの-1.5円(89.1%)、グレープフルーツの-1.0円(60.0%)が深刻なダウンといえる。青果以外のダウンの大きい商品群では米の-4.1円(95.1%)、鮮魚では、かにの-1.7円(62.1%)、刺身盛合せの-1.3円(93.1%)、えびの-0.9円(91.1%)、精肉では牛肉の-2.6円(95.2%)が大きく数字を下げた商品である。

  逆に数字が大きく伸びた部門としては、調理食品、すなわち、惣菜の9.8円(103.8%)が最高の伸び率であった。主な商品はすしの2.4円(107.2%)、そうざい材料セットの1.6円(118.9%)、弁当の1.6円(104.7%)、サラダの0.7円(108.5%)が惣菜全体を大きく引っ張っている。ついで、他の酒が異常値であり、3.2円(153.2%)と大きく伸びている。これは、いわゆる第3のビールの伸びであり、先に上げた発泡酒の-3.4円を相殺している数字であり、そっくり、発泡酒の需要が第3のビールに移った数字といえよう。その他の部門では菓子類が1.0円(100.5%)と伸び、特に、その中ではせんべいが0.9円(106.0%)と大きく伸ばしているのが特徴である。

  このように、2006年3月度の家計調査月報を昨年の3月度と比較した場合の特徴は素材型商品である生鮮3品、米等が大きく落ち込み、惣菜型、加工度の高い惣菜、菓子が伸びているのが特徴といえる。また、惣菜がこれだけ伸びているにもかかわらず、外食も28.4円(107.0%)と大きく伸びており、惣菜は食品スーパーマーケットも外食産業もこの3月度に関しては家計調査月報を見る限りよく伸びた部門といえる。

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