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May 11, 2006

日経スペシャル「ガイアの夜明け」5月9日放送を見る!

  たまたま、つけたテレビでハニーズ、西松屋チェーンの特集番組をやっていた。ちょうど、ハニーズの商品企画担当の若い女性が今年の流行をとらえようと様々な情報を駆使し、商品化に取り組み、その企画を中国でいち早く生産し、どこよりも早く全国約500店舗へ商品を送り込む様子を取材していた。また、次の場面では、西松屋チェーンの若い男性バイヤーが沖縄の売れ筋データをもとに、関東地区のゴールデンウィークの売れ筋商品を開発し、やはり、中国に約1品10,000枚近くの生産発注をし、いち早く開発した商品を店頭に並べるという場面であった。この番組のテーマは「ファッションも鮮度」というものだったと思う。まさに、食品スーパーマーケットの生鮮並の鮮度をファッションへ取り入れた最新事例であった。

  その後、インターネットで「ガイアの夜明け」を調べてみると、5/9放送は「ファッションも鮮度が命」~流行をすばやく追いかけろ~というテーマのもと、3つの特集であったことがわかった。ひとつは、「スペインから中3日で日本へ、鮮度が命のブランド服~ZARA~」であり、2つめが、「ぎりぎりまで流行を見極めろ!消費者が開発者~ハニーズ~」であり、そして、3つめが「“緯度作戦”で流行をキャッチ~西松屋チェーン~」であった。

  いずれも、ファッションに鮮度という概念を導入し、まさに、食品スーパーマーケットの生鮮並のファッションの商品管理に取り組んでいる事例紹介であった。食品スーパーマーケット以外にもファッションにも鮮度がテーマとなりつつあり、そのためにいかに情報と物流を融合させることがポイントであるかが改めて認識できた。

  この3社の共通点は流行は読めないという観点から、流行をあらかじめ予測するのではなく、すでにはやりはじめた流行の先端をすばやくキャッチし、それをどこよりも早く、大量生産し、店頭に並べ、売り切るという考え方である。ポイントは2点、ひとつは流行を速くキャッチすること、2つ目はすばやく大量生産すること、すなわち、情報と生産といってよいかと思う。この2つに経営資源を集中させファッションをビジネス化したところに今回の企業の急成長のポイントがあるといえよう。

  特に、生産については、ユニクロ、GAPをはじめ中国、ベトナム、韓国等での仕組みがほぼ確立されているので、違いは情報の方にあるといえる。ZARAは東京、ニューヨーク、パリの流行の走りをデザイナーが即座につかみデザインを起こすところにポイントがあり、ハニーズは福島の20代の若い女性が東京、大阪に毎週出かけ、そこから若い感性でつかんだ流行を即座にデザイン化することにあり、西松屋チェーンは沖縄の売れ筋情報を即座にデザイン化することにある。デザイン化が終れば、あとは各社ほぼ同じ生産システムに乗せるので、生産よりも情報にポイントがあるといえよう。

  その意味で、今後はいかに流行を予測するかではなく、流行の先行情報をいかにつかむかが最大のポイントとなりつつあるといえ、これを単に感性だけに頼るのではなく、その感性をフォローする情報分析が今後のファッション業界はもちろん、鮮度そのものである食品スーパーマーケット業界でも重要なテーマであると感じた。

  本ブログのテーマの1つである客単価3D分析は2Dの時は客数が全体客数であったため、その商品を買っている人も買っていない人も混ざり、流行を追うには十分とはいえなかった。しかし、3Dでは客数はその商品を買っている客数となるため、その商品の純粋な購入者の指標となるため、より流行の先端をつかみやすい情報となった。実際、PI値とPPIをグラフ化すると多くの商品で反比例のグラフができあがる。皆が求めているPI値の高い商品はリピート性が低く、逆に、客数は少ないが激しくリピートされているPPIの高い商品はPI値が低いということが頻繁に起こるのである。これはまさに流行の先端をすべてではないが、とらえているように思え、今回の番組のファッション商品で客単価3D分析をしてみたらおもしろい結果になったろうと密かに思った。

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May 11, 2006 in 経済・政治・国際 |

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