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July 02, 2006

食品スーパーマーケット、先週の株価、回復基調で推移!

  先週末、6/30の日経平均株価が約1ケ月ぶりに15500円を回復し、前日比384.03円(2.54%)アップの15505.18円で引けた。ここのところ、日経平均も上昇基調が続いており、6月中旬から下旬にかけてゆるやかに上昇している。これにともない、食品スーパーマーケットの株価も回復基調にあり、6/30は上場約50社の食品スーパーマーケットのうち、前日比で値を下げたのはわずか9社と、ほとんどの企業が株価を上げた。その中でも、特に、好業績の企業の株価があがっており、成長性、収益性の高い食品スーパーマーケットが注目されているといえよう。

  6/30、食品スーパーマーケット上場企業約50社の中で、株価が上昇した企業は、No.1がイズミであり、230円(5.83%)アップの4170円であった。イズミは2006年2月期の決算が増収大幅増益であり、来期も増収増益の予想であり、高収益食品スーパーマーケットである。株価も6/27以降、4日間連続して上昇しており、6/30は売買高も通常の2倍の取引があり、ここ最近株価が堅調である。No.2は大黒天物産であり、120円(4.41%)アップの2840円であった。大黒天物産はここ1週間は約2700円で株価がほとんど動かなかったが、6/30、通常の4~5倍位の買いが入り、いっきに2800円を越えた。大黒天物産の決算はこの5月であり、結果は大幅な増収増益となり、食品スーパーマーケット業界の中でも昨対140%を越える急成長、高収益企業である。No.3はヤオコーであり、105円(4.10%)アップの2665円であった。ヤオコーの株価はこの数週間値動きが激しく、前日の6/29は大きく売られ株価を前日の2725円から2560円まで下げていたが、6/30、株価が急上昇し、2665円まで戻した。ヤオコーの決算も2006年3月期は増収増益であり、来期も増収増益の予想である。このように、ベスト3はいずれも成長性が高く、高収益の企業であり、食品スーパーマーケット業界全体を牽引している企業であり、このような好業績の企業に6/30は買いが特に集中したといえる。

  No.4は、バローであり、70円(3.47%)アップの2085円であった。バローは6/9、年初来最安値の1951円をつけて以来、株価は低迷していたが、6/30は株価が反発し、2085円で引けた。No.5はタイヨーであり、40円(3.23%)アップの1276円であった。タイヨーも株価がここ最近低迷しており、前日の6/29は年初来最安値の1236円まで下げたが、翌日の6/30、1276円と反発した。No.6はヨークベニマルであり、90円(2.83%)アップの3270円であった。ヨークベニマルは6/9、年初来最安値の3060円をつけて以来、株価はゆるやかに上昇しており、6/30、3270円で引けた。No.7はライフコーポレーションであり、46円(2.82%)アップの1675円であった。No.8はマックスバリュ西日本であり、35円(2.26%)アップの1580円であった。ここまでが6/30、2%以上株価があがった企業である。

  これ以外では、No.9が相鉄ローゼン、9円(1.83%)アップの500円、No.10がマックスバリュ東海、30円(1.52%)アップの2000円であり、No.11がポスフール、8円(1.42%)アップの570円、No.12がジョイス、7円(1.37%)アップの515円、No.13が東武ストア、4円(1.36%)アップの296円、No.14がマックスバリュ中部、10円(1.04%)アップの970円、そして、No.15がオークワ、15円(1.03%)アップの1470円であった。以上が6/30、1%以上株価をあげた企業である。

  一方、逆に、6/30、株価を下げた企業は、九九プラスの-7000円(3.76%)ダウンの179000円であった。九九プラスはこの数週間株価が上昇していたが、この数日下がり気味で推移しており、6/30、食品スーパーマーケット業界の上場企業の中ではもっとも下げ率が大きかった。ついで、丸久の-16円(1.39%)ダウンの1129円であった。丸久は5月中旬以降株価はゆるやかに上昇しており、この日も下がったとはいえ、ほぼこの数日1130円前後でもみ合っている状況である。以上が1%以上値を下げた企業であるが、残りの7社は1%以下の値下がり率であった。

  このように、総じて、6/30の食品スーパーマーケット上場企業の株価は堅調であったといえ、全体的に回復基調であるといえよう。特に、ベスト3はいずれも成長性が高く、高収益企業であり、今後の食品スーパーマーケットの株価を牽引してゆくものと思う。来週以降の株価に注目である。

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