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September 29, 2006

食品スーパーマーケット業界、中間期業績予想の修正速報!

  食品スーパーマーケット上場企業の2007年2月期決算企業の中間決算の発表が迫ってきた。2月期決算企業は上場約60社の内、約60%の36社であり、すでに、アークランドサカモトが中間決算短信を公表しているが、来週には続々と中間決算短信が公表されるものと思う。本ブログでもしっかりとおっかけて行くつもりである。その中間決算の公表に先立ち、中間期、通期業績予想を修正する企業が数社あり、その数字と修正理由が公表された。現時点での中間期、通期業績決算の修正企業は5社であり、ライフコーポレーション、東武ストア、マックスバリュ西日本、イオン九州、ユーストアである。この中で共通したものとしては、既存店の業績が好調な企業ほど上方修正となっている点である。食品スーパーマーケットにおいては既存店の活性化が重要であることが改めて浮かびあがったといえる。

  まず、ライフコーポレーションであるが、売上が当初予想の102.6%の2,080億円、経常利益が134.4%の41億円(売上対比1.97%)、中間純利益5.7億円、前回予想は11.7億円であるので、6億円の減少である。このように中間期の売上が当初予想よりのび、さらに、経常利益が大幅に改善し、当期利益の赤字が半減するという上方修正であった。その理由を、ライフコーポレーションは、既存店の売上が順調に推移したことに加え、コストとロスの改善が進み、経常利益が大幅に増加したという。また、それに伴ない、純利益も当初計上した減損損失45.29億円をカバーし、赤字額が半減したという。このように、既存店の売上が利益に直結しており、特に8月度は食品スーパーマーケット全体の既存店がここ数ケ月では好調であり、ライフコーポレーションも既存店の好調さが経営数字に反映されたといえよう。

  マックスバリュ西日本は売上が102.3%の899.9億円、経常利益が102.4%の33.8億円(売上対比3.75%)、中間純利益が140.0%アップの14.0億円、前回予想が10.0億円であるので、4.0億円の大幅増益予想である。その理由として、既存店が99.9%と回復したことが多きかったという。一方、経費もあらゆる面で見直しをはかり、経常利益がアップしたという。また純利益については法人税の当初予想より、実行税率が下がる見込みとなり、大幅な増益となったという。このように、マックスバリュも既存店の好調さが経営改善につながっているといえる。

  イオン九州については、売上99.4%の1024.1億円、経常利益は当初3.5億円の赤字が、2.07億円の赤字と1.43億円減少し、中間純利益も3.2億円の赤字から1.82億円の赤字と1.38億円の改善が図られるという。その理由として、食料品の伸びが好調で既存店で104.4%と全体を牽引し、全体の既存店も100.5%と昨対を越えたという。ただ、全体は99.8%であったが、既存店の数字の堅調さに加え、粗利益が0.6ポイント改善され、経常利益の赤字幅を減少させたという。イオン九州もライフコーポレーション、マックスバリュ西日本同様、食料品の既存店の伸びが経営全体へインパクト与えたといえ、食品スーパーマーケットにとっては既存店の活性化がポイントであることがここでも明らかである。

  一方、東武ストアは、売上が当初予想の98%の398億円、経常利益が110.4%の12.1億円(売上対比3.0%)、中間純利益が183.5%の7.3億円、前回予想は4億円であるので、大幅な増益予想である。その理由を、中期2ケ年計画ですすめてきた粗利率の改善と諸経費削減策が功を奏し、売上の微減を、経常利益、中間純利益では大幅に改善できたという。また、株式売却益が1億円、店舗改装の除去費用が予想よりも抑えられ、経常利益増加と+αで中間純利益を押上げたという。東武ストアの場合はこのように、売上は若干のマイナスであったが、粗利益と経費の改善により、経常利益を改善したという。

  残念ながら、今回、厳しい中間決算の修正となったのはユーストアである。売上は微増であったが、減損会計の適用が大きく響いたといえる。その売上であるが、100.6%の741.6億円、経常利益96.0%の7.2億円(売上対比0.97%)、中間純利益は当初40.5億円の黒字予想であったが、一転して大幅な赤字となり、14.7億円の赤字予想である。その理由として、既存店が予想以上に伸び、売上は確保できたが、減損会計の適用で23.65億円の計上となり、純利益が大幅な赤字となったという。

  このように、現時点で中間決算および通期の業績修正を公表した2月期決算企業は現時点では5社であるが、その共通店として、既存店が好調であった企業が売上だけでなく、経常利益、当期純利益を大きく改善している傾向が鮮明であり、先にも述べたとおり、食品スーパーマーケットにとっては既存店の活性化が経営に大きくインパクトを与えることが改めて確認されたといえよう。

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September 29, 2006 in 経済・政治・国際 |

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05年度九州・沖縄地区売上高上位
1.ベスト電器
2.イオン九州
3.ナフコ
4.サンリブ
5.タイヨー
6.サンエー
7.マルショク
8.トライアルカンパニー106,065 伸び率46.1%
9.岩田屋 104,846
10.マルキョウ 94,872
11.ジャパネットたかた 90,650   36.7% 

Posted by: むむむ | Sep 29, 2006, 11:08:44 AM

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