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October 04, 2006

瀬戸内海商圏をめぐる食品スーパーマーケット強豪3社の現状!

  瀬戸内海商圏をめぐる食品スーパーマーケットのシェア争いが激しさを増してきた。先行するマルナカ(+山陽マルナカ)の地元四国に大黒天物産が新規出店を果たし、四国へ商勢圏を拡大しはじめた。大黒天物産は四国に物流体制も整えつつあり、今後、本格的に四国商圏への出店が促進されてゆくものといえよう。一方、広島のハローズも大黒天物産の地元岡山へ商勢圏を急激に拡大しつつあり、今後、地元広島から岡山でのシェア拡大に拍車がかかりつつある。ハローズも将来的には四国への参入も検討しており、この数年で、四国は地元の食品スーパーマーケットをはじめ、地元マルナカ、岡山の大黒天物産、広島のハローズ、さらには、広島のイズミと各社の激しいシュア争いが繰り広げされる情勢となった。また、山陽マルナカ、大黒物産はすでに関西圏への商勢圏をひろげつつあり、ハローズも含め、将来的には関西圏でのシェア争いも地元食品スーパーマーケットを巻き込み、予想される。

  大黒天物産がこの7/13に行った平成18年5月期決算説明会によれば、現在、四国、関西圏への出店体制を整えつつあり、今後、この両地区に積極的な出店を今期から来期にかけて行ってゆく方針であるという。当面、月2店舗の出店が可能なように、新たに新店立ち上げのタスクフォースもつくり、これまでのバイヤー中心の新店立ち上げ体制を切り替え、専門に新店が立ちあがる仕組みをつくったという。その動きを裏付けるように、ここへきて、大黒天物産の四国への出店が加速している。四国第1号店が、6/28、愛媛県西条市へディオ東予店を出店した。2月以来の出店である。そして、その後、7/12、愛媛県今治市にホームセンターコメリとの共同出店でディオ今治北店、8/17、愛媛県松山市に西松屋との共同出店でラ・ムー松山中央店、そして、9/26には徳島県鳴門市にディオ鳴門南店と立て続けに4店舗の新規出店を果たした。今後さらに新規出店を増やしてゆく予定であるといい、物流体制と新店立ち上げ体制が確立されつつあるといえよう。

  一方、ハローズも地元広島から大黒天物産の地元岡山でのシェアを拡大しており、ここ数年の動きをみると、2004年には広島商圏での売上構成比が75.8%、岡山商圏が24.2%であったが、2005年度、広島商圏66.9%、岡山商圏33.1%、そして、2006年度は広島商圏60.1%、岡山商圏33.9%となり、岡山商圏でのシェアが確実に上がっている。今期、2007年度は広島商圏54.3%、岡山商圏45.7%となる予想であり、さらに将来的には岡山商圏が逆転する予定であるという。実際、ホームページでも、新規出店の物件を積極的に呼びかけており、「出店エリアは、広島県、岡山県、兵庫県、香川県、愛媛県、各県の瀬戸内海沿岸よりで商圏人口は2~3万人を予定」とし、四国への参入も視野に入ってきたといえよう。また、同じく、「NSC(近隣購買型ショッピングセンター)へのテナント出店もいたします。」とNSCへの出店も意欲的であり、現在は、450坪から600坪タイプへ主力業態が移りつつあるが、最近では800坪タイプの食品スーパーマーケットの開発も試みている。

  そして、この動きを迎え撃つ形で香川の地元マルナカは地元愛媛県高松市内に約20店舗、香川讃東地区に13店舗、香川讃中地区に9店舗、香川讃西地区に約20店舗、徳島県に約27店舗、高知県に14店舗、愛媛県に17店舗と地元香川県を中心に四国で約120店舗を展開している。当面、大黒天物産とは愛媛、徳島での競合となるが、今後は四国全域での激しいシェア争いが繰り広げられることになろう。一方、三陽マルナカは大黒天物産の地元岡山市に23店舗、倉敷市に15店舗、その他13店舗の計岡山県に51店舗、広島県に2店舗、そして、最重点地区である兵庫県に6店舗、大阪地区に7店舗と合計70店舗弱を展開している。特に岡山県は地元大黒天物産に加え、ハローズが出店攻勢に出ており、全国でも有数の激戦地区となりつつある。また、兵庫県、大阪地区は地元の有力食品スーパーマーケットがひしめいており、ここでも激しい競争が繰り広げられている。

  このように、瀬戸内海商圏をめぐる激しい食品スーパーマーケットの競合状況が、大黒天物産の四国への新規出店により、本格的にはじまったといえる。今後、ハローズ、マルナカの強豪3社の食品スーパーマーケットが四国で、そして岡山で、将来的には兵庫、大阪地区で地元の有力な食品スーパーマーケットを巻き込み、繰り広げられる情勢が予想され、この瀬戸内海沿岸商圏は日本でも有数の食品スーパーマーケットの激戦地区となりつつある。

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October 4, 2006 in 経済・政治・国際 |

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