日経MJ、新製品週間ランキング、グリコポッキー極細、首位!
10/13、日経MJで恒例の新製品週間ランキングが公表された。このランキングは全国34チェーン195店舗のPOSデータの集計結果であり、客単価(千人当り)の数値でランキングをつけている。新製品の定義は登場以来13週間を基準としており、13週後はランキングからはずれる。先週、圧倒的な、生鮮食品並の数字、客単価1,700円(1人当り1.7円)をたたき出した花王のアルブラウン、薬用ホワイトクリエイト、コセントレートマスク6枚入りであるが、今週は大きく数字を落とし、431円(1人当り0.43円)であった。ただし、家庭用品部門では依然として1位をキープしている。今週のランキングNo.1は、江崎グリコのポッキー、極細、26本入り2袋であり、菓子としては異例の高さ、客単価991円(1人当り0.91円)、しかも、カバー率95.9%と、9/30登場依頼断トツの数字であった。実際、私も近所の食品スーパーマーケットを見てきたが、店頭で、特設コーナーをつくっていたり、エンドに積み上げていたりと新商品を大きくアピールしていた。
No.2は客単価528円(1人当り0.52円)の男前豆腐店の京都ジョニー190g×2であり、今回はこの2品が客単価500円(1人当り0.5円)を越えた新製品であった。ただ、京都ジョニーは前週比78円(1人当り0.078円)下がっており、気になるところだ。それでも、客単価500円(1人当り0.5円)は高い数字であり、豆腐の中でもベスト5からベスト10の間には入る位置にあり、豆腐全商品の中でも重点商品としての位置を固めつつある。ただし、カバー率が45.1%であり、まだまだ、限られた店舗での販売となっている。
そして、No.3位が、客単価489円(1人当り客単価0.48円)の味の素、お弁当あらびきジューシーハンバーグ6個入り150gである。前週と比べ平均単価が164円から159円と価格訴求がかかっており、客単価が245円(1人当り0.24円)も上昇し、第3位に上昇した。No.4は客単価439円(1人当り0.43円)のロッテ商事のチョコパイパーティパック10個であった。前週比客単価124円(1人当り0.12円)アップであり、急激に客単価があがった。No.5は客単価361円(1人当り0.36円)のユニチャーム、マミーポコパンツL36枚である。このシリーズはビック32枚が客単価322円(1人当り0.32円)でNo.7にも入っている。No.6は客単価353円(1人当り0.35円)の味の素、お弁当にエビ寄せフライ6個入り144gである。No.8は客単価307円(1人当り0.30円)のニチレイフーズ、お弁当にGood!、ミニハンバーグ6個入り156gである。No.9は客単価304円(1人当り0.30円)の日本コカコーラ、一(はじめ)、じっくり旨み、500mlペットボトルである。そして、No.10は客単価303円(1人当り030円)の花王、ソフィーナ、リンクセラティエッセンス限定増量セット、40ml+1枚である。以上が、客単価300円(1人当り0.3円)以上の新製品であり、今週は10品が客単価300円(1人当り0.3円)を越えた。
これ以外にも、今週は注目すべき商品がいくつかある。ハーゲンダッツジャパンのアイスクリームが冷凍食品部門ベスト20の中に4つあがっていることである。前週5位、今週4位の客単価223円(1人当り0.23円)のミニカップ、バナナキャラメルタルト120ml、6位の客単価209円(1人当り0.20円)のミニカップ、アフォガード(バニラエスプレッソ)、11位の客単価159円(1人当り0.15円)のミニカップ、へーゼルナッツ、12位の客単価158円(1人当り0.15円)のミニカップ、レムれレーズンである。特に、アフォガードとラムレーズンは初登場であり、この時期にアイスクリームが4品、いずれもハーゲンダッツ、ミニシリースであることは注目であろう。この新製品以外にはアイスクリームは冷凍食品ベスト20には入っていない。
また、飲料でも注目すべき新製品としては、飲料部門9位の客単価135円(1人当り0.13円)のヤクルト本社、プレティオ、100ml×3本、10位の客単価122円(1人当り0.12円)の花王、ヘルシア緑茶350mlの2品がある。この2品はいずれも特定保健用食品であり、7月、8月の飲料トップ、客単価500円(1人当り0.5円)を越えて、連続No.1をキープし続けたサントリー、黒の烏龍茶を思いださせる新製品である。今後、どこまで、順位を上がるかに注目である。
このように、今週は、江崎グリコのポッキー、極細がいきなり全新製品No.1となり、前週断トツでNo.1であった花王、アルブランが3位に後退するなど、大きな動きがあった一方、冷凍食品部門では、ハーゲンダッツのミニカップシリーズのランキング入り、飲料部門では、特定保健食品、2品が新登場する等、注目すべき新製品の動きであったといえる。当面、これら新製品動向にも注目してゆきたい。
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