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December 03, 2006

家計調査データ、2006年10月度速報、昨対99.8%!

  2006年10月度の家計調査データが、総務省、統計局から公表された。家計調査データは毎月、月末に前月のデータが公表されるので、すでに12月に入っているが、最新のデータは10月度である。家計調査データは全国1世帯当りの1ケ月当りの消費金額を、購入した人も購入していない人も合わせて、平均世帯当りの消費額で公表している。したがって、PI値と同じ発想であり、来店客数を分母に指標を算出しているのと同じことで、購入者のみのPPIは算出されていない。そこで、本ブログでは、PPIに相当する購入世帯のみの消費額も参考に算出すると同時に、購入世帯がどのくらいの割合なのか、すなわち客数PI値も算出し、客単価3D分析のノウハウを導入して、家計調査データを分析している。さらに、食品スーパーマーケットの客単価と比較しやすいように、1日当たりに換算した数字を基本にしている。これにより、家計調査データが食品スーパーマーケットの客単価と連動できると同時に、最新のPI値分析のノウハウである客単価3D分析も活用でき、これまで以上に実務的な家計調査データの分析が可能となる。いずれ、このデータも何らかの形で公表してゆきたいと思う。

  さて、この10月度の数字であるが、昨対99.8%、外食を抜いた1日当りの客単価は2,038.03円であった。それぞれの大分類で伸びた部門を見ていると、No.1が飲料であり、103.0%アップの126.03円であり、No.2がほぼ同じ伸び率の菓子類の102.9%アップの188.97円であり、No.3が野菜・海藻の101.0%アップの295.60円であり、そして、No.4が肉類の100.6%アップの207.50円であった。10月度はこの4部門のみが昨対を越え、残りの部門は昨対割れであった。また、飲料は、購入世帯のみの金額は103.3%、購入客数は99.7%、菓子類は102.9%、100.0%、野菜・海藻は101.1%、100.0%、肉類は100.5%、100.0%であるので、全体として、客数よりも購入世帯のみの客単価が若干アップしているという傾向である。

  では、飲料では何が全体の数字を押上げたかであるが、ミネラルウォータの全体の客単価6.87円、120.5%(購入世帯のみの客単価102.5%、購入世帯客数:117.6%)、緑茶13.17円、119.3%(111.7%、106.8%)とこの2品目、特に緑茶の貢献度が大きかったといえよう。客単価10円を越える商品は重点商品といってよく、飲料にはこの緑茶以外に、茶飲料15.27円、果実野菜ジュース24.93円、コーヒー12.33円と3つもあり、大分類の中でも注目の分類である。緑茶は購入世帯のみの金額も、購入世帯数も増えており、飲料全体の客単価アップに大きく貢献しているといえる。菓子類ではゼリー3.03円、119.7%(105.1%、113.9%)、プリン5.70円、117.1%(105.0%、111.6%)、ビスケット7.60円、111.8%(107.1%、104.3%)であり、ゼリー、プリンの伸びが大きく、特に購入客数が増えているのが特徴である。野菜海藻についてはキャベツ7.13円、125.1%(128.7%、97.2%)、ブロッコリー5.43円、114.0%(109.7%、103.9%)、にんじん7.40円、113.8%(113.8%、100.1%)、かぼちゃ3.53円、112.8%(109.7%、102.7%)であり、購入客数はあまり増えていないが、購入世帯のみの客単価があがっており、相場等の影響によるものが大きかったといえよう。肉類は110%以上のものはなく、全体的に昨対を維持した数字であった。

  逆に客単価が落ち込んだ部門は酒類114.67円、94.5%(92.6%、102.0%)、魚介類238.23円、97.3%(97.4%、99.9%)の2部門であり、購入客数よりも、購入世帯のみの客単価が落ちているのが特徴である。酒類では、ぶどう酒5.70円、80.7%(85.0%、94.9%)、発泡酒16.17円、84.6%(93.9%、90.1%)と特に発泡酒の数字が購入顧客数、購入世帯のみの客単価ともに落ち込んでいるのが大きい。また、魚介類に関しては、かに3.73円、83.6%(100.8%、83.0%)、かつお4.43円、84.7%(97.9%、86.6%)、ぶり8.87円、89.9%(98.7%、91.1%)とこれらの商品の数字ダウンが大きく、特に購入客数が落ちているのが特徴である。また、注目のマグロであるが、17.43円、96.5%(101.1%、95.4%)とやはり、少し落ち気味であり、特に、購入客数の落ち込みが大きい。

  また、この10月度の家計調査データで、全体の客単価を大きく伸ばした商品は、すいか(166.7%)、粉ミルク(131.6%)、オレンジ(128.6%)、いわし(125.5%)、キャベツ(125.1%)であった。購入世帯のみの客単価を大きく伸ばした商品は、いちご(150.0%)、すいか(140.4%)、キャベツ(128.7%)、粉ミルク(124.8%)、オレンジ(122.1%)であった。そして、購入客数を大きく伸ばした商品については、すいか(118.8%)、ミネラルウォーター(117.6%)、ゼリー(113.9%)、まんじゅう(113.8%)、さば(112.3%)であった。

  このように、2006年10月度の家計調査データは昨対では横バイであったが、個々に見ると、120%近く客単価を伸ばした商品もあり、その特徴を購入者のみの客単価か、購入客数なのかに分けて分析してみると伸びた理由がよくわかり、今後、仮説をつくる上で、商品政策に重点を置くか、販促政策に重点をおくかが判断でき、今後の客単価アップにつなげてゆけるものと思う。当面、飲料、菓子には注目である。

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December 3, 2006 in 経済・政治・国際 |

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