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December 23, 2006

日経MJ、新製品週間ランキング12/22、単価アップ商品が人気!

  12/22、日経MJが恒例の新製品週間ランキングを発表した。今回、各部門トップクラスの商品に共通した要素として、PI値よりも、平均単価の高い商品が客単価ランキングでは比較的上位に来ているのが特徴である。食品スーパーマーケットの全商品の平均単価は約200円であるが、今回、平均単価が200円前後でトップの新製品は菓子188円のみであり、冷凍食品は733円、飲料は299円、その他食品は384円、家庭用品は何と8,610円であり、平均単価の高い商品がのきなみ上位にきているのが今週のランキングの特徴である。客単価はPI値(1人当たり買上点数)と平均単価の掛け算で決まるが、今週は平均単価に振り子が振れた結果となったといえよう。

  では、実際に、各部門のトップの新製品を見てみたい。前回の冷凍食品のランキングでは、のきなみアイスクリームが上位を独占したが、今回はさらにその傾向が加速されたといえる。冷凍食品ベスト5がすべてハーゲンダッツで占められ、前回、3位であったロッテ冷菓の雪見だいふく(生チョコレート)50ml×2個は6位と後退した。客単価は39円マイナスの77円であり、カバー率も33.3%と依然として限定販売が続いているといえる。カバー率が33.3%であるので、導入店舗のみで見た客単価は77円÷33.3%=233.3円(1人当たり0.23円)であるので、アイスクリームとしてはかなり高い数値である。ちなみに、日経MJの客単価は未導入店舗も含めての客単価であるので、仮に、現状の導入店舗のみの客単価が未導入店舗でも落ちないと仮定すると、今後、ロッテ冷菓の生産体制が整い、限定販売が解け、カバー率が100%に近づいてくると、限りなく、全体の客単価は233.3円に近づくことになり、冷凍食品のトップとなる可能性が高い。客単価3D分析で見ると、客単価77円=導入店舗のみの客単価233.3円×カバー率33.3%であるので、客単価アップはカバー率が大きな鍵を握っているといえる。

  さて、冷凍食品のNo.1であるが、ハーゲンダッツジャパンのミニカップ・マルチパック6個入り、75ml×3フレーバー×2個の733円であり、客単価は180円、カバー率は72.3%である。したがって、導入店舗のみでは、180円÷72.3%=248.9円である。No.2は同じくハーゲンダッツジャパンのミニカップアフォカード、193円、客単価142円、カバー率82.6%、導入店舗のみの客単価171.9円である。おもしろいことに振り子の原理が冷凍食品に働いており、平均単価のNo.1、PI値のNo.2と、きれいに振り子がゆれる結果であった。また、No.3からNo.5までハーゲンダッツのミニカップが占め、ハーゲンダッツが上位を独占した冷凍食品のランキングであった。
 
  飲料ではヤクルト本社のヤクルト65ml×10本、342円が客単価299円でトップである。カバー率は45.6%であるので、導入店舗のみでは655.7円(1人当たり0.65円)となり、食品スーパーマーケットの全商品の中でも、重点商品に指定していもよいくらい、客単価が高くなってきたといえよう。平均単価が342円という、飲料では高額商品である。

  菓子ではNo.1はロッテ商事のプチチョコパイ8個、188円、客単価は257円、カバー率76.4%であるので、導入店舗のみの客単価は336.3円であるが、No.3にこの時期特有のクリスマスブーツ、イズミクリエーションのフェルトブーツ(レッド)1個、950円が入ってきた。客単価は194円、カバー率は22.1%と低いので、導入店舗のみの客単価は877.8円と断トツのトップであり、来週は1円を越える可能性が見えてきたといえよう。

  家庭用品ではNo.1はカネボウ化粧品のブランシールホワイトニングコンクルージョンセットⅡ、40ml+25ml+2枚+10g、何と8,610円である。客単価は1,242円と1円を優に越え、カバー率が45.6%であるので、導入店舗のみでは2,723.6円と客単価約3円と異常な客単価である。家庭用品のNo.2は花王のアタック1.1kg、283円、客単価874円、カバー率99.0%とほとんどの店舗に導入されているので、導入店のみの客単価も882.8円とほぼ全体の客単価と同じである。冷凍食品、菓子と同じPI値と平均単価貢献製品がNo.1、No.2を占めた。
  
  そして、その他食品であるが、No.1は伊藤ハムのアルトバイエルン2B10%増量288g、384円であり、客単価は542円、カバー率は17.9%であるので、3,027.9円(一人当たり3.02円)と今週の全新製品の中で断トツでトップの導入店舗当たりの客単価である。12/4登録の新製品であるので、17.9%の限られた店舗での特売の数字が大きく貢献したものといえよう。

  このように、今週の新製品週間ランキングでは奇しくも平均単価の高い商品が客単価の上位を占めるという特徴があり、客単価アップにはPI値だけでなく、平均単価アップも重要な戦略であることが実証されたといえるランキングの順位となった。また、平均単価の高い商品の前後にPI値の高い商品が必ずランキングに入っており、客単価アップはPI値、平均単価、双方のバランス、まさに振り子の原理が重要であることも今週のランキングでは見ることができる。

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December 23, 2006 in 経済・政治・国際 |

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