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December 29, 2006

今年の年末商戦、ちらしに見る鮮魚、惣菜の訴求!

  食品スーパーマーケット最大のイベント年末商戦が始まろうとしている。本ブログでも12/26に家計調査データからみた年末商戦を取り上げたが、今回は実際の主要食品スーパーマーケットの年末商戦、特に鮮魚と惣菜に絞り、今年の年末商戦の現況をちらしで見てみたい。家計調査データを見る限りでは年末は12/29、30、31の3日間が極端に食品の消費額が跳ね上がり、特に、12/31にピークとなるが、サミットのちらしでは、12/28から12/31までの4日間のちらしとなっており、1日前の12/28から年末商戦がはじまっているといえる。ヨークベニマルも同様、12/28から12/31までの4日間であり、沖縄のサンエーも12/28から12/31までの4日間である。一方、オオゼキのちらしは12/27から12/31のちらしとなっており、もう1日前、12/27から年末商戦がはじまっている。また、超リアルな動画でネットスーパーをオープンしたオオクワでは12/31までネットスーパーの売場改装を実施しており、現在、動画でのアクセスができない状況である。12/31には年末特有の売場がネット上に登場するというので、12/31には必見である。

  さて、サミットの年末商戦のちらしであるが、新聞紙大のちらしが頒布され、表は全面お正月特集である。生鮮3品、鮮魚、精肉、青果と総菜の4部門のみでの構成であり、重点商品が明確なちらしである。左上に年末商戦最重点部門鮮魚を配置し、右下にもうひとつの最重点部門総菜を配置している。鮮魚では生本まぐろを全面に訴求し、メキシコ産生本マグロ中トロ100g880円、生本マグロ1パック980円、太平洋産大めばち中トロ100g680円、大めばち赤み2冊990円がメインである。さらに、えび・かに特集として、ロシア産たらばがにスライス1,980円、インド産天然ホワイト特大12尾1,680円、インドネシア産有頭えび特々大1尾298円、特大6尾1,480円と年末特有の鮮魚に絞り込んだ訴求である。一方、表面右下の惣菜に関しては握り寿司をメインに舞10コ入798円、宴16コ入1,280円を全面に出し、串揚・スナック1本100円セール、えびフリッター10尾298円、えびフライ8尾388円、もも唐揚100g168円が訴求されている。さらにお雑煮を特集し、国内産赤どり2割引き、越後生一番切りもち1kg658円、国内産若どりもも肉100g118円の訴求である。このように表面では年末商戦メインの鮮魚と総菜を大きく打ち出しているのが特徴である。

  これに対し、オオゼキのちらしは少し変わっている。表面は12/27から12/31までの4日間であるが、裏面に生鮮特集を組み、しかも、12/27から12/29の3日間に限定している。12/30、31は別途ちらしが入るのかもしれないが、裏面は12/29までの限定である。しかも、メインの鮮魚であるが、まぐろが全く訴求されていない内容であり、かにとえびが最重点商品となっている。極太生たらばがに1.6kg1肩7,800円、ロシア産ボイル本たらばがにカット1パック2,980円、本ボイルたらばがに1肩1,980円の3品がメインである。これに加え、オーストラリア産天然有頭えび6尾980円、インドネシア産ブラックタイガー海老12尾980円、天然車海老8尾1,580円である。さらに、ぶり、たこ、いくら、かずの子が鮮魚コーナーで訴求されているのが特徴である。また、惣菜はテナントのためか、ちらしには全く掲載されていない。12/28の年末商戦のちらしとしてはまぐろがないのが珍しいちらしといえよう。

  ヨークベニマルでは、表左上に鮮魚と惣菜特集が組まれ、鮮魚では活じめ真だい100g480円、インドネシア産有頭えび1尾298円、ベトナム産ブラックタイガーえび1パック980円、エクアドル産紅ぼたんえび1パック580円、マダカスカル産有頭ボイルえび1パック798円、愛媛県産、日出さんこだわり活じめぶり切身3切れ680円、トロ100g298円、そして、静岡県産めばちまぐろ100g298円、刺身盛合せ6点セット1,580円、ロシア産ボイルたらばかに1肩2,980円、ボイル切たらばがに100g398円、ボイルずわいがに肩スライス100g298円など豊富な鮮魚の訴求である。また、そのすぐ横に、寿司の訴求があり、生寿司彩1パック2,380円、彩り手巻き寿司1パック980円の2品が訴求されている。

  沖縄のサンエーの年末商戦のちらしは最も特徴的であり、表左上に大きくオードブルと寿司の盛合せ特集を組んでいる。オードブル大5,500円、オードブル中4,500円、ミニオードブル2,780円の大中小セットに加え、寿司盛合せも8~9人前5,250円、6~7人前3,980円、4~5人前2,980円の大中小セットであり、これがメインのちらしとなっている。また寿司はこれ以外にも大トロ入り29カン入り5,000円、48カン5,000円、36カン3,600円があり、さらに、このコーナーに刺身盛合せ12点盛4,980円、10点盛3,980円、8点盛2,980円と3品関連で訴求している。また鮮魚についてはえびをメインにインド産12尾1,480円、24尾、12尾980円、ベトナム産尾付伸ばしL680円、キューバ産ロブスター980円、きはだまぐろ300g1,000円、ぶりあら100g58円、ぶり刺身用100g278円、真だい1尾1280円、数の子100g398円、200g598円、ペルー産中華いか100g88円である。

  このように年末商戦の主要食品スーパーマーケットのちらし、特にメインの鮮魚と惣菜を見てみると各社の年末商戦の商品戦略の違いが明確である。サミット、オオゼキ、ヨークベニマルは鮮魚をメインにもってきているが、サンエーは惣菜がメインである。12/31に照準を絞るのであればサンエーのように惣菜が最も訴求力があるちらしであり、29日、30日、31日、3日間平均を訴求するのであれば、鮮魚がメインになろう。さらに、鮮魚の中でも、まぐろを全面に出したサミット、えび・かにを全目に出したオオゼキ、ヨークベニマルと各社の違いが明確であり、年末の顧客の動向が注目されよう。

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December 29, 2006 in 経済・政治・国際 |

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