« チェーンストアエイジでPI値にもとづく商品ランキングを特集! | Main | 大黒天物産、中間決算、増収増益、既存店の活性化が課題! »

January 23, 2007

食品スーパーマーケット売上速報2006年12月度、105.9%!

  食品スーパーマーケット上場約20社の2006年12月度の売上速報がまとまった。全体では105.9%、11月度106.8%、10月度108.5%と比べるとやや伸び率が鈍化した感じではあるが、依然として堅調な伸び率を維持しているといえよう。全体の客数については108.9%、客単価は98.9%であるので、売上が堅調な理由は新店のプラス分によるものであり、全体の客単価アップが当面の課題といえよう。特に、既存店に関しては売上が98.9%と100%を下回る状況であり、客数99.6%、客単価99.1%とどちらもわずかに下がっており、まずは既存店の客単価アップをはかり、客数アップにつなげることがポイントであろう。なお、ウォールマートの12月度は本ブログでも取り上げたように、108.8%、既存店101.6%と好調な推移であった。

  全体の売上伸び率でNo.1は大黒天物産であった。126.4%と断トツの伸びであったが、客数134.6%、客単価92.8%と客単価が大幅にダウンしているのが気になるところである。今年1月から10月まで新店が12店舗と新店ラッシュであり、この積極的な新店戦略が売上を大きく押し上げているといえる。ただし、客単価92.8%に加え、既存店の売上は95.4%、客数99.2%、客単価96.2%と厳しい状況が続いている。特に、PI値が全体92.6%、既存店94.4%と大きく下がっていることが気になるところである。このまま既存店が伸び悩むと収益にも影響をしかねず、今後、既存店の活性化が急務であろう。

  全体の売上伸び率No.2からNo.4までのバロー、アークランドサカモト、マックスバリュ東海は全体、既存店ともにバランスよく売上を伸ばした食品スーパーマーケットである。No.2のバローは売上112.2%、既存店101.2%と好調な数字であり、既存店に関しては客数104.0%、客単価97.3%と客数が伸びていることが特徴である。アークランドサカモトは売上111.7%、既存店104.9%と、今月の食品スーパーマーケット約20社の中では既存店の伸び率がNo.1であった。客数103.7%、客単価101.2%とバランスのよい既存店の伸びであり、一店舗巨大主義のホームセンターが堅調に推移しているといえよう。マックスバリュ東海も売上110.8%、既存店102.3%と12月度も好調な数字で推移し、特に既存店の客数が103.1%と好調であった。

  No.5は九九プラス、売上108.9%、既存店97.9%であった。九九プラスは本ブログでも取り上げたように既存店80店舗の閉鎖を含め、今期の決算は厳しい状況が予想され、本格的なリストラに入った。その意味でも既存店の活性化はチェーンストアにとっては重要課題であることがあらためて浮き彫りになったといえよう。No.6はハローズであり、売上は108.6%、既存店は96.3%とやはり、既存店が厳しい状況であり、客数98.3%、客単価98.0%と双方ダウンしており、既存店の活性化が急務といえよう。

  No.7はマックスバリュ中部であり、売上108.5%、既存店102.0%と好調な数字で推移している。マックスバリュに関してはNo.12にもマックスバリュ西日本が売上105.8%、既存店101.3%と堅調な数字であり、マックスバリュ東海を含め、既存店も含めマックスバリュグループは好調な売上である。No.8はヤオコーであり、売上108.4%、既存店97.4%であり、既存店が客数97.6%、客数99.8%と既存店の客数のダウンが気になるところである。No.9はPLANであり、売上107.4%、既存店95.4%であり、既存店が厳しい状況である。そして、No.10はオオゼキであり、売上106.6%、既存店97.8%であり、オオゼキも既存店が依然として昨対を下回っている。ただ、客単価は100.9%と昨対を越えてきており、今後の推移が注目される。

  以上が売上伸び率上位10社であるが、全体の売上ではNo.17のヤマザワの100.8%までが昨対をクリアーしており、12月度も堅調な推移であったといえよう。ちなみに、No.11はカスミ106.1%、No.12はマックスバリュ西日本105.8%、No.13はCFSコーポレーション104.5%、No.14はエコス103.6%、No.15はダイイチ103.3%、No.16は成城石井102.2%である。

  このように2006年12月度の食品スーパーマーケット上場企業約20社の売上は全体としては105.9%、3/4以上が昨対をクリアーし堅調な売上であったといえよう。ただし、既存店も昨対を越えた食品スーパーマーケットは8社、その中で102.0%以上は4社であり、当面の食品スーパーマーケットの課題は既存店の活性化に絞られてきたといえよう。今後の食品スーパーマーケットの既存店の動きに注目してゆきたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Mixi(ミクシィ)に食品スーパーマーケット最新情報のコミュニティを創設!(現在82人)
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!スタート(現在509人)
PI研厳選!オリジナルe-book、CD 発売!

« チェーンストアエイジでPI値にもとづく商品ランキングを特集! | Main | 大黒天物産、中間決算、増収増益、既存店の活性化が課題! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 食品スーパーマーケット売上速報2006年12月度、105.9%!:

« チェーンストアエイジでPI値にもとづく商品ランキングを特集! | Main | 大黒天物産、中間決算、増収増益、既存店の活性化が課題! »