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January 31, 2007

PLNAT、2007年9月度、第1四半期決算、営業赤字に!

  今週から来週にかけて、2007年3月度の決算企業の第3四半期決算が公表される予定であるが、2007年9月期決算の企業も第1四半期決算が同様に公表される予定である。食品スーパーマーケット上場企業では、9月期決算企業はダイイチ、PLANT、マルキョウ、カウボーイとあるが、1/19、PLANTが2007年9月期の第1四半期決算を公表した。売上は大幅増であったが、営業赤字となる厳しい決算であった。

  PLANTの2007年9月期、第1四半期の売上は202.72億円(114.7%)、営業利益が1,700万円の赤字、経常利益が4,700万円(69.2%:売上対比0.23%)、当期利益900万円(86.7%:売上対比0.04%)であり、営業赤字に加え、経常利益も当期純利益も厳しい数字であり、経営改善が急務の状況である。売上が114.7%伸びた要因は2006年10月3日にPLANT3、清水店が新規オープンしたことにより、大きく伸びたが、既存店については第1四半期は97.2%と昨年を下回っており、厳しい営業状況が続いている。

  実際、売上、粗利、経費のバランスを見ると、粗利率は昨年の17.4%から18.2%へと、0.8ポイント上昇しているが、販売費および一般管理費も16.9%から18.3%へと、1.4ポイントと急激に上昇しており、差引き0.1%のマイナスとなった。経費比率18.3%は、PLANTのこの5年間で最高の経費比率である。実際、この5年間の経費比率の推移は、13.7%(200209)、14.5%(200309)、15.7%(200409)、17.1%(200509)、18.0%(200609)と急激に上昇しているのがわかる。一方、粗利率は17.6%(200209)、17.3%(200309)、16.4%(200409)、17.5%(200509)、17.8%(200609)とほぼ横バイであり、経費比率が上昇した分、営業利益が下がっているのが現状である。実際、営業利益は3.9%(200209)、2.8%(200309)、0.7%(200409)、0.4%(200509)、-0.2%(200609)と急激に財務状況が悪化しているのがわかる。

  しかも、借入金も昨年と比べると短期借入金+1年内返済予定の長期借入金が昨年の59.46億円から58.61億円と若干減少しているが、長期借入金は昨年の71.9億円から98.23億円と大きく増えており、その結果、長短借入期合計では昨年は131.36億円から156.84億円と大きく増えている。PLANTは原則、新店は借入金で主にまかなっているため、新店=借入増という状況がここ数年つづいており、借入金が増えているといえよう。ちなみに、2006年9月度の決算では長短借入金合計が153.89億円であったので、決算時と比較しても若干増えており、結果、年商の約20%となり、営業利益が赤字となった現在、返済が重くのしかかり、財務的にも厳しい状況が続いているといえよう。

  また、この3ケ月の月別の売上状況をみてみると、第1四半期合計では114.7%と高い伸び率を示しているが、12月度は106.8%と、ここ最近でははじめて2桁を割っている。11月度は119.1%、10月度は119.2%と10月にオープンした新店、PLANT3、清水店の効果により、大幅な伸びがあったが、12月は一転厳しい売上であった。同様に、既存店も10月度97.2%、11月度96.6%、そして12月度95.2%と伸び率が下がっており、厳しい売上の状況がつづいている。

  ただ、PLANTの株価は現在激しく動いており、2006年9月期の本決算の決算短信が公表された10/27以降、それまで400円強であった株価が急落し、11/22には上場来最安値となる310円をつけた。その後、株価は徐々に上昇しはじめ12月下旬から年末年始にかけて急上昇し、特に、12/28には通常の10倍の約35万株の売買高があり、株価が一時は440円まで急上昇した。その後、年明けは、400円前後でしばらくもみあっていたが、今回の2007年9月期の第3四半期の厳しい決算が公表される1/19前後には、株価が上昇し、一時はこの数ケ月では最高値の440円を越えた。その後、ここ1週間はやや株価を下げ、1/30現在、410円(前日比:-1.20%、-5円)である。

  このように現在、PLANTの経営は非常に厳しい状況ではあるが、株価は厳しい経営状況にもかかわらず、むしろ上昇基調にあり、投資家からは注目されているといえ、今後の株価の動きが気になるところである。PLANTの次の2007年9月期の中間決算発表は4月末から5月始めにかけてと思われるが、次回、どこまで数字が改善されるかが注目である。

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