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April 05, 2007

家計調査データ2007年2月度、総務省統計局が公表!

   総務省統計局から、2007年2月度の最新の家計調査データが公表された。家計調査データは集計に時間がかかるためか、最新のデータは約1ケ月遅れで公表され、いまは4月であるが、最新のデータは2月のものである。3月の家計調査データは4月末に公表の予定である。本ブログでは家計調査データについては、食品スーパーマーケットの客単価と比較しやすいように、いくつかの修正を加えている。ひとつは食料の数字には外食も含まれているため、食品総額の数字は外食の数字を引いた数字を使っている。また、金額は1ケ月間の1世帯当りの総額であるため、1日当りに換算して、より客単価=1人1回当りの購入金額に近い数字にしている。そして、もうひとつは、客単価3D分析を取り入れ、全世帯平均と購入世帯のみの平均およびその比率を算出している。これらの修正を加えた数字で家計調査データを食品スーパーマーケットの客単価と比較しやすいようにし、分析を試みている。

   さて、まず、全体の1世帯当り1日の2007年2月度の数字であるが、1,935.61円であり、昨対100.6%であった。ほぼ、昨年並みの消費状況であるが、大分類で見てみると、穀類205.57円(102.1%)、魚介類245.14円(100.1%)、肉類206.54円(103.2%)、野菜・海藻263.32円(93.1%)、果物96.00円(104.0%)、油脂・調味料102.79円(102.3%)、菓子類220.86円(103.6%)、調理食品272.46円(100.4%)、飲料111.64円(104.2%)、酒類102.82円(103.4%)である。伸びた部門としては、果物、飲料が104%台、そして、肉類、菓子類、酒類が103%台であり、逆に下がった部門は野菜・海藻のみの93.1%であった。2月度も、依然として野菜が不安定な相場の関係もあり、苦戦しているが、その他すべての部門は堅調な数字であり、消費が回復基調にあるといえそうである。

   最も伸び率の高かった部門である飲料の104.2%の中で特に伸びた項目を見てみると、紅茶2.68円(123.0%)である。特に、購入世帯のみの消費金額が23.27円(121.8%)と伸びており、購入世帯数は11.5%(101.0%)であり、あまり伸びていない。紅茶の新規顧客が増えての消費の増加ではなく、紅茶を購入している方がより多く紅茶を購入したということである。これについで、乳酸菌飲料8.96円(119.5%)である。購入世帯のみの消費金額は31.63円(108.9%)、購入世帯数は28.3%( 109.8%)とバランスよく数字を伸ばしている。これらについで、炭酸飲料5.36円(117.2%)、果実・野菜ジュース21.50円(112.5%)が飲料部門では伸び率の高い項目である。

   もうひとつ伸びた部門は果物96.00円(104.0%)である。これも伸びた項目を見てみると、消費金額は小さいが、グレープフルーツ1.64円(164.3%)と大きな伸びを示している。特に、購入世帯数が10.4%(167.5%)と異常に伸びており、今期のグレープフルーツは早目の展開がポイントであろう。ついで、他の柑橘類の17.79円(125.8%)であり、これは逆に、購入世帯のみの消費金額が37.50円(122.5%)と大きく伸びているのが特徴である。この他にもバナナ10.43円(106.6%)、りんご14.11円(105.1%)がよく伸びている。逆に、気になるのは旬のいちごであり、22.43円(95.4%)と下がっている。購入世帯のみの消費金額43.40円(95.8%)、購入世帯数51.7%(99.6%)と両方とも下がっており、これからさらに数字があがる時期だけに、今期はやや厳しい動きであるといえよう。ちなみに、果物全体の中で最も購入世帯数が多いのがバナナであり、全体の62.8%が購入している。

   これに対し、2月度、最も消費金額が少なかった部門は野菜・海藻263.32円(93.1%)である。その中でも、特に、伸び悩んだ項目は、はくさい2.68円(63.6%)、だいこん3.89円(64.9%)、キャベツ4.89円(65.2%)であり、60%台である。この3項目とも、購入世帯のみの消費金額も購入世帯数も落ちており、厳しい数字である。これについで、ほうれんそう7.32円(75.9%)、ねぎ7.39円(81.2%)、レタス5.07円(89.3%)などが伸び悩んだ項目である。一方、逆に伸びた野菜・海藻もあり、なす3.04円(111.8%)、ピーマン4.21円(107.3%)、トマト13.39円(105.0%)などが伸びているが、これらを除き、ほとんどの項目は昨対を割っており、厳しい状況とえいよう。

   このように、2007年2月度の家計調査データを見ると、飲料、果物がよく伸びており、それ以外の部門も100%を越えており、全体としてはまずまずの消費状況といえよう。唯一、野菜・海藻は厳しい状況であり、ここ最近この傾向が続いている。政府としては景気は回復傾向にあるという判断であるが、その根拠にこの家計調査データも活用されているが、実際、この2月度は底堅い堅調な消費状況であったといえよう。

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