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June 28, 2007

食品スーパーマーケット、第1四半期決算の公表はじまる!

   ここへきて、先週ぐらいから食品スーパーマーケット業界の2008年度2月期決算の第1四半期決算の公表がはじまった。前期決算の好調さを受け、これまで公表された食品スーパーマーケットの第1四半期決算は好調であり、特に、利益が昨年と比べ大幅に増益となっている食品スーパーマーケットが多い。減損会計も一段落し、各社既存店の活性化に力を入れているのが特徴であり、2008年度の今期決算もすべりだし好調といえよう。

   まず、東武ストアであるが、6/27、2008年度の連結の第1四半期決算を公表した。売上高200.95億円(102.0%)、営業利益6.38億円(104.6%:売上対比3.17%)、経常利益6.51億円(102.4%:売上対比3.23%)、当期純利益6.17億円(621.7%:売上対比3.07%)と増収増益、特に、当期純利益が今期は昨年発生した減損損失がなくなり、大きく改善した。さらに自己資本比率が61.2%(昨年53.4%)と大きく改善し、経営内容が確実に改善している。東武ストアは昨年末に平成22年までの新中期経営計画CHALLENGE1000PLANを立てており、今後、積極的に新店20数店舗を出店し、年商1,000億円、連結経常利益30億円以上を目指しており、その初年度にあたるはじめの第1四半期の決算であり、上々のスタートを切ったといえよう。長短借入金も約30億円減少しており、財務体質も確実に改善している。今後、東武ストアの新店には注目である。

   ハローズも6/27、2008年度の第1四半期決算を公表した。売上は136.55億円(108.7%)、営業利益3.73億円(115.3%:売上対比2.73%)、経常利益3.68億円(114.5%:売上対比2.69%)、当期純利益2.00億円(123.4%:売上対比1.46%)と増収増益の好決算であった。ただ、自己資本比率が依然として40.3%(昨年40.3%)と低く、長短借入金が52.02億円(昨年45.06億円)と増えているのが気になるが、売上以上に利益は好調であった。ハローズは今期からメーカーとの電子棚割りデータの共有をはじめており、HATEMES(Halows Team Maerchandaising System)をスタートさせており、SCMが着々と進みつつある。

   マックスバリュ東海も6/22、第1四半期の決算を公表した。本業の業績を示す個別の決算短信を見ると、売上高262.54億円(109.0%)、営業利益12.31億円(123.9%:売上対比4.68%)、経常利益12.45億円(125.7%:売上対比4.74%)、当期純利益6.11億円(101.2%:売上対比2.32%)と増収増益、特に、営業利益、経常利益が大幅に増加し、増収増益の好決算であった。また、自己資本比率を見てみると72.0%(昨年72.12%)と昨年同様高い自己資本比率を維持している。マックバリュ東海は食品スーパーマーケット上場企業の中で唯一借入金0の無借金経営を貫いており、これが自己資本比率を高めている理由である。

   そして、オークワも2008年度の第1四半期の決算を6/20公表した。売上は595.23億円(105.4%)、営業利益16.93億円(117.0%:売上対比2.84%)、経常利益18.29億円(119.6%:売上対比3.07%)、当期純利益10.63億円(124.6%:売上対比1.78%)と増収増益と大幅な増益となる好決算であった。自己資本比率は54.8%(昨年53.6%)と昨年よりは若干上昇したが、50%強と今後自己資本比率をいかに高めるかが課題といえよう。オークワは今期新業態のプライスカットに力を入れており、2店の新規出店に加え、既存店舗から1店舗業態転換をはかり、3店舗増加し、26店舗となった。目標は34店舗であるといい、今期はプライスカットがオークワの牽引役となるものといえよう。

   なお、この4社の6/27の株価であるが、東武ストア333円(+0円、+0%)と株価の動きはなかった。東武ストアの財務内容は改善し、業績も上向きはじめ、積極的な成長戦略を基本とした中長期計画も策定されたが、株価は以前の200円を切る厳しい状況からは脱したが、依然として低い水準であり、今後の株価が注目される。ハローズは6/27、545円(-8円、-1.44%)と株価が下がっており、しかも、ここ最近株価が下がり続けている。特に、6/27は第1四半期決算が公表された日だけに、売買高も5.4万株と通常の3倍以上の大商いとなり、今後の推移が気になるところである。マックスバリュ東海は2,185円(+50円、+2.34%)と上昇しており、決算発表後は株価も好調である。オオクワの株価は6/27、1,634円(+19円、+1.17%)と株価は上場している。オークワの株価は5月中旬から右上がりで推移しており、決算発表のあった6/20以降は横バイであったが、安定した株価で推移している。

   このように、食品スーパーマーケット業界も2008年2月期の決算企業の第1四半期決算の公表がはじまり、今回取上げた4社はいずれも増収増益の好決算であり、来週以降、続々と公表されるであろう食品スーパーマーケットの決算結果も期待がもてそうである。本ブログでは優先的に各社の決算情報を取上げてゆく予定である。

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