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June 20, 2007

食品スーパーマーケット売上速報、2007年5月度、106.0%!

   食品スーパーマーケットの売上速報、2007年5月度をまとめた。今月はまだ公表していない食品スーパーマーケットが数社あるが、ちょうど20社の集計であり、総店舗数は九九プラスの約800店舗を入れて、約2,000店舗であり、食品スーパーマーケット業界の先行指標としての規模であるといえよう。全体では106.0%となり、集計20社の内、19社が昨対を越え、5月度は売上が好調に推移したといえよう。既存店も100.4%と昨対を越え、新店による売上アップだけでなく、既存店も堅調に推移したといえる。客数、客単価の推移は客数が109.3%、客単価が98.8%であるので、客単価に課題を残しているとはいえ、客数が売上を牽引しているといえる。

   さて、このように全体としては好調な売上の推移であったが、集計食品スーパーマーケットNo.1はここ最近独走を続けている大黒天物産であった。全体の売上が131.4%であり、No.2以下は110%前後となるので、独走状態といえる。懸案の既存店も99.9%とほぼ昨対100%であり、客数は101.9%と100%を越えており、好調な売上である。4月度126.3%、3月度127.2%、2月度121.3%、1月度128.0%であるで、今年に入って最高の伸び率である。今年に入っての新店も5月にディオマート北畝店、4月にラ・ムー伊予西条店、3月にラ・ムー摂津店、2月にラ・ムー大洲店、1月にラ・ムー高松東店と毎月1店舗出店しており、当面、高成長が続くといえよう。特に、四国が新たなドミナントエリアとなったことも大きく、地元、岡山、近隣の広島、兵庫を含め、瀬戸内沿岸へのドミナントエリアの拡大が高成長の原動力となっている。

    No.2はバローであり、112.5%、既存店は99.5%とわずかに昨対を下回ったが、新店が順調に増加しており、高い成長率を誇っている。バローの総店舗数は100店舗を越えており、110%の高成長を維持するには、10店舗以上の新店が必要であり、112.5%はいかに新店を積極的に出店しているかを表している。また、最近はNSC、SCの出店も増えており、1店舗当りの売上も大きく、好調な売上の伸びを支えている。

   110%を越えた食品スーパーマーケットはこの2社であるが、105%を越えた食品スーパーマーケットがこの5月度は7社あった。マックスバリュ中部109.2%、カスミ108.8%、エコス107.9%、ヤオコー107.5%、マックスバリュ東海106.9%、ハローズ106.8%、PLANT 105.7%である。特に、マックバリュが2社入っており、マックスバリュグループは北海道を除き、好調である。マックスバリュ北海道は今回の20社の食品スーパーマーケットの集計の中では唯一100%を下回り、96.3%と厳しい結果であった。一方、昨対105%以上の7社のトップとなったマックスバリュ中部は全体が109.2%であり、既存店も101.1%と昨対を越えた。マックスバリュ東海も全体が106.9%に対し、既存店も101.1%と昨対を上回っており、好調な売上の推移であった。客単価は若干昨年を下回ったが、客数は全体108.1%、既存店102.9%と客数の増加が好調な売上を支えたといえる。カスミ、エコス、ヤオコーも5月度は堅調な売上の伸びであり、順調に新店を出店しており、安定した売上を維持しているといえよう。

   105%は下回るが、103.0%以上の食品スーパーマーケットは5社あり、オオゼキ104.7%、アークランドサカモト104.7%、マックスバリュ西日本103.8%、CFSコーポレーション103.5%、ヤマザワ103.3%であった。オオゼキも昨年の新店ラッシュから、少し落ち着いた売上の数字となったが、懸案であった既存店の売上もこの5月度は102.1%と好調な数字であり、客単価は昨年をやや下回ったが、客数が全体105.0%、既存店102.2%とここ数ケ月安定した数字で推移している。CFSコーポレーションも全体は103.5%と安定した数字でここ数ケ月推移しているが、既存店が94.6%と厳しい状況であり、この数字はこの5月度の20社の食品スーパーマーケットの中では最も低い数字であり、既存店の活性化が当面の経営課題であるといえよう。

   一方、今月度102.0%以下の食品スーパーマーケットを見てみると、トーホー102.2%、マルエツ101.8%、九九プラス101.7%、ダイイチ100.8%、いなげや100.2%、そして、マックスバリュ北海道96.3%であった。この中ではトーホーがこれまで昨対を中々越えられなかったが、5月度は102.2%と堅調な売上の伸びを示した。また、九九プラスは昨年は売上の伸び率トップクラスの食品スーパーマーケットであったが、現在、赤字店舗の大量閉鎖、出店の抑制、既存店の活性化のリストラに入っており、厳しい数字が続いている。

   このように、この5月度の売上は全体では106.0%と好調な数字で推移しており、特に全体的な傾向としては積極的な新店の出店による客数アップに加え、既存店の客数も増加傾向にあり、売上が好調であるといえよう。ただ、逆に客単価は各社伸び悩んでおり、今後の課題は既存店の客単価をいかに底上げするかに絞られてきたといえよう。客単価は顧客満足度のバロメーターともいえる指標であり、今後の各社の客単価の推移に注目したい。

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