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July 04, 2007

家計調査データ、2007年5月度公表、果物、好調110.8%!

   家計調査データ、2007年5月度が6/29、総務省統計局から公表された。家計調査データは、公表が翌月末となるため、現在7月に入っているが、最新データは5月度のデータとなる。本ブログでは食品スーパーマーケットの客単価と連動させるために、月間データを1日当りに換算し、さらに、これを消費世帯のみの消費データと消費世帯の割合に分けて算出している。これにより1日当りの消費額=消費世帯のみの消費額×消費世帯のみの割合となり、客単価3D分析が適用でき、消費額が伸びた、あるいは、下がった場合の原因を消費世帯のみの消費額が伸びたのか、それとも消費世帯が増えたのかに特定でき、より、消費の実態を把握することが可能となる。

    2007年5月度の消費額であるが、家計調査データの食料には外食も含まれているので、食品スーパーマーケットの数字にあわせるためには外食を除外する必要がある。そこで、外食を除く食品に関しては、1,958.81円であり、昨年対比100.9%とわずかではあるが、プラスとなった。さらにこれを大分類ごとに見てみると、今月度は衣食住すべてのカテゴリーの中で伸び率No.1は果物であった。1日あたりの消費額は88.71円(110.8%)であり、全体が100%そこそこに対して、突出した伸び率であった。

   その中でも特に、グレープフルーツ5.26円(183.1%)=21.24(121.2%)×24.8%(151.1%)であり、何と200%近い伸びであり、消費世帯の消費額も、消費世帯の割合も増えている。ちなみに、183.1%は5月度の全消費項目の中でNo.1の数字である。それでも、まだ、消費世帯が24.8%であり、しかも、150%と伸びており、今年のフレープフルーツは期待がもてそうである。消費世帯の割り合いが増えるということは、昨年は消費していなかった世帯に消費がひろがっているということであり、将来の先行指標ととらえることもできよう。これについで、メロン8.29円(123.0%)=34.80円(101.9%)×23.8%(120.7%)、すいか6.26円(116.9%)=30.44円(104.7%)×20.6%(111.6%)、ぶどう1.16円(116.1%)=16.85円(107.7%)×6.9%(107.8%)が115%以上の項目である。特に、スイカは消費世帯のみの消費額30.44円は果物すべての中でNo.1の数字である。ちなみに、果物全体の消費額ではNo.1はバナナ13.65円(106.0%)、No.2はいちご12.77円(105.3%)、No.3はりんご9.61円(107.2%)であった。伸び率で見ると、季節性が高く、気温との関係もあったと思われるが、水分の豊富な果物が高かったといえよう。

   果物を除くと、大分類で見る限り、大きな変化はないのが、この5月度の特徴である。昨対100%を越えた項目としては、飲料146.81円(102.9%)、油脂・調味料101.42円(102.9%)、酒類112.55円(102.5%)、魚介類239.81円(102.3%)、肉類201.26円(101.6%)、野菜・海藻290.74円(100.3%)、穀類205.13円(100.0%)であり、逆に100%を下回った項目は乳卵類107.26円(97.2%)、調理食品260.16円(98.1%)、菓子類204.90円(99.2%)であった。大分類で見る限りは、果物が突出していることがわかり、それ以外の項目はほぼ100%で推移したといえよう。

   では、小分類で見たときに特に伸びた項目を見てみると、果物を除くと、No.1はウイスキー3.26円(134.7%)=115.53円(113.2%)×2.8%(119.0%)であり、消費世帯のみの消費額も消費世帯も伸びている。しかも、消費世帯のみでみた場合115.53円はビールの113.69円を越え、酒の中でトップである。消費額自体はビールが42.23円と10倍以上の差があるが、これは消費世帯の割合がビールの37.1%に対し、2.8%と少ないためである。ウィスキーはいかに特定の愛好者を大事にするかがポイントであることがわかる。ウィスキーについで、消費額は季節も過ぎ小さいが、伸び率ではNo.2がかき0.13円(133.3%)=15.93円(84.0%)×0.8%(158.8%)である。No.3は乳酸菌飲料10.19円(124.9%)=31.23円(112.2%)×32.6%(111.4%)、No.4は茶飲料18.00円(121.8%)=28.65円(113.2%)×62.8%(107.6%)、そして、No.5がまんじゅう5.55円(118.6%)=33.44円(114.6%)×16.6%(103.5%)であった。

   このように2007年5月度の直近の家計調査データは、食品に関してはほぼ昨年並みで推移したが、果物のみが110%を越え、突出した伸びを示したのが特徴である。特に、グレープフルーツ、メロン、スイカ、ぶどうと水分の多い果物の伸び率が高いのが特徴であるといえる。また、消費額を消費世帯のみの消費額と消費世帯の割合に分けてみると、ウィスキー、カキ、乳酸菌飲料、茶飲料、まんじゅうにみるがごとく、より消費実態が浮かび上がり、消費状況をより深く探ることができる。今後も家計調査データをさらに工夫し、食品スーパーマーケットの数字の検証、そして仮説づくりにつなげてゆきたい。

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July 4, 2007 in 経済・政治・国際 |

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