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July 07, 2007

ベルク、2008年2月期、第1四半期決算、増収増益の好決算!

   ベルクが7/5、2008年2月期の第1四半期決算を公表した。イオンとの資本・業務提携が順調に進んでいるようで、ベルクの売場を見ると、トップバリュが随所に展開されはじめている。売上高は216.46億円(107.5%)、営業利益7.51億円(120.1%:売上対比3.5%)、経常利益7.8億円(118.0%:売上対比3.6%)、当期純利益4.16億円(159.1%:売上対比1.9%)と増収大幅増益であった。

   増収の要因は、今期はこの4月に東京都八王子市にぐりーんうぉーく店を出店したことに加え、既存店も1店舗改装し、既存店も含め、売上げが好調に推移したことによる。また、増益の要因については、粗利改善可能なトップバリュの導入、惣菜の強化等により、売上総利益が昨年の24.6%から26.7%へと1ポイント改善したが、営業収入が3.7%から3.6%へと0.1ポイント下がったため営業総利益は28.3%と変わらなかったが、販売費および一般管理費が25.2%から24.8%へと0.4ポイントと改善したため、差引き営業利益が3.1%から3.5%へと上昇したためである。これに、売上高の伸び率107.5%が加わり、営業利益を120.1%へと大きく改善することとなった。また、当期純利益がさらに改善した点は、昨年は1.79億円、特別損失が発生したが、今期は0.34億円とわずかであり、これが大きく利益を引き上げた好調な決算の要因である。

   ただ、自己資本比率は昨年と比べると50.6%から53.8%と上昇しているが、前期、2007年2月期の決算時と比べると55.1%から約1%下がった。これは当期純利益が大幅に増加し、純資産が昨年の201.52億円から240.76億円と増加したが、それ以上に新店等への土地購入がなされ、総資産が398.65億円から447.58億円と大きく増加したためである。ベルクの自己資本比率53.8%は食品スーパーマーケットの上場企業と比べると10番前後のトップクラスであるが、ヨークベニマル、オオゼキ、マックスバリュ東海、サンエー等の優良食品スーパーマーケットの70%前後と比べると、まだまだ差が大きい。その要因は、負債の主要項目である長短借入金が98.35億円と昨年の98.42億円とほぼ同じであり、総資産の21.9%を占めている点である。資産においても、出店にかかわる資産項目である建物及び構築物152.17億円、土地116.85億円、差入保証金74.96億円と合計343.98億円と総資産の76.8%を占め、新規出店を借入金によりまかなわざるをえない構造となっているためである。今後、今期のように順調に増益基調が続けば、今期本決算では借入金の削減が可能となり、自己資本比率の向上が可能となろう。

   ちなみに、ベルクの株価であるが、7/5のこの第1四半期決算の翌日7/6は1,308円(+16 、+1.23%)と株価は上昇している。ここ最近ベルクの株価は上昇基調で推移しており、5月に入り、1,250円前後で6月中旬までほぼ横バイであった株価が6月中旬以降株価が動きはじめ、上昇しはじめた。年初来高値は4/19の1,340円であるので、その水準に近づきつつあるといえよう。今回の第1四半期の決算結果も投資家は買いと判断したようである。

   また、この第1四半期決算ではベルクの最新の商品構成比を公表しているが、それによると、グロサリー、特に、雑貨の構成比が下がり、生鮮の構成比が上昇しているが特徴である。前期は生鮮3品の中では海産が13.6%と最も高い部門であったが、今期は青果が逆転し、13.6%となり、海産は13.4%と若干下がった。精肉は9.6%から10.0%とあがったため、生鮮3品合計では37.0%と前期の36.2%と比べ0.8ポイント上昇し、生鮮強化が進んだといえる。特に、水曜恒例の99円均一企画が軌道にのってきたといえ、これが青果の構成比をNo.1に押上げた要因といえよう。また、ベルクの日配は牛乳、飲料等は菓子分類となっており、日配は和のみであるが、構成比は昨年と同じ15.8%、洋日配を含む菓子は14.3%から若干上昇し、15.5%、一般食品も23.5%から23.6%へと上昇している。なお、惣菜が別会社管理か、日配に含まれていると思われ、惣菜の構成比は公表していない。

   このようにベルクの2008年2月期の第1四半期の決算は極めて好調な増収大幅増益の決算であり、株価も上昇気味で推移している。イオンとの資本・業務提携も順調に進んでいるといえ、今後、この好調な決算が中間、第3四半期、そして、本決算へと連動していけば、借入金の削減につながり、自己資本比率が向上し、ROAの改善もはかれるといえよう。ベルクの次の中間決算にも注目したい。

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July 7, 2007 in 経済・政治・国際 |

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