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July 26, 2007

マルエツ、2008年2月期第1四半期決算、増収増益の好決算!

   マルエツの2008年2月期第1四半期決算が7/3公表された。本業の業績を表す個別決算では営業収益775.84億円(101.6%)、営業利益14.11億円(140.6%:営業収益費1.81%)、経常利益13.96億円(142.9%:営業収益比1.79%)、当期純利益13.26億円(199.4%:営業収益比1.70%)と増収増益の好決算であった。特に営業収益比ではまだ比率が低いが、昨対と比べると急激に利益が拡大しており、経営改善が着実に進んでいるといえよう。また、連結でも、営業収益823.24億円(101.3%)、営業利益15.45億円(135.1%:営業収益費1.87%)、経常利益14.80億円(139.3%:営業収益比1.79%)、当期純利益13.94億円(174.3%:営業収益比1.69%)と増収増益であり、第1四半期は経営が好調に推移したといえよう。

   営業収益が伸び悩んだ理由は新店が港南ワールドシティ店1店舗のみであったためである。現在、マルエツは本体で192店舗、ポロロッカ等の子会社を入れた全体では239店舗であり、今後、好調な業績を背景に新店をいかに増やしてゆけるかが成長性を高める上での課題といえよう。マルエツはここ最近は既存店に力を入れており、この第1四半期は103.3%と好調に推移した。これが営業利益を押上げた要因のひとつでもあろう。この第1四半期は特に、生鮮・惣菜の強化に取組んだ他、ローコスト経営を目指し、小型店物流センターの稼動、加工食品自動発注システムの導入、物流費の削減等を実施したことが、大きかったといえよう。

    実際、この第1四半期の個別の営業総利益は27.95%であり、昨年が27.66%であるので、約0.3ポイント改善している。販売費及び一般管理費は26.09%であり、昨年が26.32%であるので、0.3ポイント弱改善しており、これが営業利益を1.85%と昨年の1.33%と比べ0.5ポイント強改善し、売上の伸びが加わり、営業利益を押上げたといえよう。また、当期純利益に関しては、昨年は特別損失が5.73億円発生しているが、今期は0であったため、当期純利益は特に数字が大きく改善された。

   気になるのは今後新店開発と直接絡んでくる財務状況であるが、自己資本比率が昨年の31.0%と比べると、39.6%と大きく改善したが、食品スーパーマーケットの優良企業の60%から70%と比べるとまだまだ低い数字である。負債の主要項目である長短借入期金はが335.1億円と、この2月期の本決算の360.32億円と比べると減少し、さらに、昨年の570.08億円と比べると、大きく改善しており、着実に負債は改善されている。現在、この長短借入金33.51億円は総資産1,218.90億円の27.4%であり、これがさらに改善されれば自己資本比率は大きく改善されるこことなろう。

   一方、負債と対応する資産の内容を見てみると、今期は新規出店が少かったこともあり、出店にかかわる資産である建物及び構築物215.76億円(90.1%)、土地は184.28億円(93.0%)、そして、差入保証金は342.58億円(95.1%)といずれも減少しており、結果総資産が1,218.90億円と昨年の1,402.43億円と比べ約200億円圧縮されたことである。逆に、純資産は営業利益が改善したことから、482.38億円と昨年の435.26億円と比べ増えており、バランスのよい形で自己資本比率の改善が進んでおり、経営内容の改善が急激に進みつつあるといえよう。

   マルエツは本ブログでも取り上げたように7/10、イオン、丸紅との業務提携を締結しており、今後、資本提携にも発展する可能性もあり、イオンとの連携が一層進むものといえよう。マルエツはすでにFOODeX(フーデックス)とHOMEeX(ホーメックス)というPBを開発し、全店での展開がはじまっているが、今後、イオングループのトップバリュも導入される可能性が高く、このような動きも今後活発化してくるものといえる。

   ちなみに、マルエツの株価であるが、この第1四半期の決算が公表された7/3以降株価は上昇しており、それまで500円前後であった株価が1週間で600円まで上昇しており、この第1四半期決算、および、イオン、丸紅との業務提携を投資家はプラスと見たようである。

   このように、この第1四半期のマルエツの決算は売上げこそ、新店が少なかったため、伸び悩んだが、利益は確実に改善しており、また、財務内容も負債、資産の圧縮が同時に進み良い方向に進んでいるといえよう。今後、イオン、丸紅との業務提携がどのように具体化し、資本提携にまで踏み込むのかがポイントであるが、成長を高めるには新店の開発がさらに大きなポイントであり、今後のマルエツの新店開発がどのようにすすんでゆくかにも注目したい。

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July 26, 2007 in 経済・政治・国際 |

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