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July 22, 2007

日経MJ、新製品週間ランキング、7/20、再び平均単価に着目!

   恒例の日経MJ新製品ランキングが7/20、公表された。前回に引き続き、今回も平均単価の着目してゆきたい。その前に、今週の客単価、超Aランクの1,000円(一人当たり1円)を越えた新製品を見ると、前回同様、飲料の2品である。No.1は日本ミルクコミュニティ、メグミルク牛乳1L、客単価1,278円(+87円)であり、No.2はヤクルト本社、ヤクルト5本マルチパック65ml×5本、客単価1,227円(+60円)である。両者の差はほとんどなく、いずれも客単価1,200円台と極めて高い客単価である。100店舗クラスの食品スーパーマーケット全店に導入されれば、この1品で年間売上げ1億円は超える商品であり、客単価1,000円は新製品としては超A級の客単価である。カバー率もメグミルクが85.1%、ヤクルトが93.8%と、全34チェーン、195店舗の大半の店舗に導入されており、恐らく、どの食品スーパーマーケットに導入されても、客単価1,000円は優に越える可能性が高い新製品であるといえよう。

   これについで、客単価Aクラスの500円(1人当たり0.5円)を越える新製品が今週は2品ある。ひとつは、やはり飲料のNo.3の伊藤園、おーいお茶緑茶500mlペットボトル、客単価739円である。飲料NO.4にもおーいお茶濃い味が入っており、客単価はBクラスとなるが345円と高い数字である。そして、もう一品は家庭用品のカネボウ化粧品、ブランシールホワイトニングコンクルージョンセットⅣ(医薬部外品)40ml+25ml+15ml、客単価582円である。先週5位からの急上昇であるが、カバー率が40.0%であるので、まだ限られた店舗での数字であるが、582円は高い数字である。ただ、この新製品は平均単価が8,343円と高額であるため、PI値を逆算すると0.006%であり、客数が5000人/日の店舗でも1日0.3個であり、3日に1個売れるか否かであり、導入は慎重に検討することがポイントである。

   以上が今週、客単価1,000円以上の2品、500円以上の2品である。今週は先週に引き続き、これらの商品を含め、平均単価という切り口で新製品ランキングを見てみたい。先週の結論はすべての商品群で必ず、トップクラスの客単価の高い商品には平均単価の高い新製品と平均単価の低い新製品が混在し、微妙なバランスをとっているということであったが、今週も見事に平均単価の絶妙なバランスがとられている結果である。

   先ず、飲料で見ると、先ほどのNo.1、No.2は平均単価が178円、170円と高いゾーンであるが、No.3、No.4、No.5は平均単価90円、94円、95円と低いゾーンであり、トップ5がきれに分かれている。ちなみに、No.4までは先ほどの新製品であるが、No.5は日本コカ・コーラ、コカ・コーラゼロ500mlペットボトル、客単価344円、平均単価94円である。菓子でも同様であり、No.1のカルビー、じゃがりこツナマヨポテト58g、客単価257円の平均単価が115円、No.2のカルビー、夏ポテトこだわりの球美の塩80g、客単価222円の平均単価が120円と低いゾーンである。これに対し、No.3の不二家、カントリーマアム(バニラ&ココア)28枚、客単価209円の平均単価が284円であり、高いゾーンである。

   家庭用品もNo.1は先ほど見たように、平均単価は8,343円の高いゾーンであるが、No.2は王子ネピア、ネピアネピネピティシュ160組×5パック、客単価245円の平均単価は237円であり、低いゾーンである。冷凍食品では、ここ最近アイスクリームが独占しているが、No.1はハーゲンダッツジャパン、ドルチェティラミス110ml、客単価154円の平均単価は274円と高いゾーンである。No.2のロッテ冷菓、クーリッシュ<バニラ>140ml、客単価145円の平均単価が106円と低いゾーンである。

   そして、その他食品のNo.1は日清食品、カップヌードルしお76g、客単価350円の平均単価は93円、No.2のカゴメ、植物性乳酸菌ラブレヨーグルトタイプ110g、客単価256円の平均単価も113円と低いゾーンであるが、No.3のヱスビー食品、ごはん200g3個パック+1個、客単価223円の平均単価は286円と高いゾーンである。

   このように、今週もすべての部門で見事に客単価トップクラスの新製品は平均単価が低いゾーンと高いゾーンの両極端に別れているのが実態であり、客単価アップの重要なポイントのひとつが平均単価であることがわかる。実際、カテゴリーマーチャンダイジングのポイントは平均単価の組合せの妙にあるといってよく、客単価アップを自然にはかってゆくためには、両極端の平均単価の商品を組み合わせることがポイントであることが、数々の事例で明らかになっており、新製品ランキングの商品においてもその傾向が顕著に現れているといえる。再度、このような角度から品揃えを検討してみることも客単価アップへ向けてのマーチャンダイジングを実践する上での重要なチェックポイントである。

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July 22, 2007 in 経済・政治・国際 |

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