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August 03, 2007

Chain Store Age、最新8/1号、データで見る流通に投稿!

   Chain Store Age、8/1、最新号、p12に「データで見る流通」を投稿した。テーマは「商品構成比から見た食品スーパーマーケットの総菜部門」であり、主要食品スーパーマーケットの最新決算データをもとに総菜の位置づけをまとめたものである。主要食品スーパーマーケットとして、ヤオコー、マックスバリュ東海、ハローズ、原信ナルスホールディングス、マルエツの5社の総菜を含む部門別の商品構成比をまとめ、その中で各社の総菜部門が、商品構成比から見て、どのようなウェートとなっているかを見てみたものである。特に、ヤオコーについては、過去3年間の数値の推移も示し、総菜の位置づけがどのように推移したかも示した。詳細は本文を参照いただくこととし、ここではその内容について若干の補足をしてみたい。

   まず、総菜の中身であるが、通常、総菜は3つに分類される。総菜、寿司、ベイカリーである。食品スーパーマーケットによっては、寿司は鮮魚に分類され、ベイカリーは日配に分類される場合もあるが、今回の数字はこの3つの部門の合計である。それぞれ、おおよそ、どのような数字となるかをヤオコーの直近の構成比で見てみると、総菜が7.1%、寿司が3.1%、ベイカリーが3.4%であり、3年前と比べると、寿司、ベイカリーは横ばいであるが、総菜が6.5%から7.1%へと伸びており、合計13.6%となる。ちなみに、粗利率であるが、総菜が41.34%、寿司が53.65%、ベイカリーが56.50%であり、ベイカリーが最も高い粗利率である。ベイカリーは一般的に客数が3,000人/日ぐらいないと採算に合わないため、通常の食品スーパーマーケット、2,000人/日では導入していない場合が多いのが実態であり、この構成比を引くと、10.2%となり、これが総菜が強い食品スーパーマーケットの数字といえよう。

   今回、Chain Store Age、8/1号に示した各社のインストアベイカリーが導入されていない店舗も含めての数字であるが、各社10.0%の構成比を越えており、当面の食品スーパーマーケットの総菜の構成比としては10.0%は欲しいところだ。インストアベイカリーを含めるのであれば、13.0%以上が、総菜を最重点部門とするのであれば当面の目標数値といえよう。また、総菜の文字通り、位置づけであるが、今回示した数字を見ればわかるように、総菜は生鮮3品と肩を並べており、ヤオコーのように総菜が強くなると、生鮮3品を抜き、総菜がNo.1部門となる。実際、最近の総菜強化型店舗の総菜の構成比を見ると、総菜が生鮮3品を抜き、No.1部門となった店舗は食品スーパーマーケット各社で見られはじめており、いまや総菜は食品スーパーマーケットの売上、利益の戦略部門となりつつあるといえよう。

   Chain Store Ageの本文にも書いたが、このような背景をもとに最近の食品スーパーマーケットの総菜売場が大きく変化しているのが、実態である。通常の食品スーパーマーケットでは店舗の最終コーナーでの展開であるが、これが、中央壁面展開、さらには店頭での展開と総菜売場がどんどん店頭に近づいており、各社、総菜を中心に様々なフォーマットの開発が進んでいる。あるいは、総菜の位置が変わるだけでなく、総菜、鮮魚、精肉、日配が一体となった売場づくりに挑戦する店舗もあり、いまや、食品スーパーマーケットは総菜を中心に店舗レイアウトの開発がなされているといっても過言ではない。

   このように、今後の食品スーパーマーケットの売場づくりには年々商品構成比があがりつつある総菜をどのように位置づけるかが、最大のポイントであり、これに今後は素材である生鮮3品をどのように融合させるかがテーマとなろう。恐らく、近い将来には青果のカット野菜、カットフルーツ、鮮魚の刺身、精肉の生食、加工肉なども総菜部門に融合され、これらの組合せによる新たな商品開発もなされ、売場だけでなく、商品構成も見直されてくるものといえよう。食品スーパーマーケット各社が今後どのような新たな総菜売場づくりに挑戦するかに注目したい。

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