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August 01, 2007

日経MJ、2007年上期、新製品売れ筋ランキング公表!

   日経MJが年2回公表する新製品売れ筋ランキングが7/30、公表された。2007年上半期のまとめであり、2007年1月1日から6月30日までの6ケ月間に登場した全新製品のランキングである。週間で公表するランキングには酒がないが、この6ケ月間のランキングには酒が加わり、変わりに冷凍食品が抜け、飲料、菓子、その他食品、化粧品、家庭用品のそれぞれベスト10の公表である。この公表データは週間ランキングとは少し違い、PI値も公表され、客単価=PI値×平均単価の状況がわかるようになっており、まさに、客単価2D分析にもとづくMD評価表そのものの形式での公表である。ただ、週間ランキングで公表されているカバー率が公表されていないため、それぞれの指標が対象34チェーン、195店舗のどのくらいの店舗での数字かがわからないのが難点であるが、導入店舗での数字であるので、この数字を当面の目標として良いといえよう。

   今回、全新製品60品の中でNo.1の客単価となったのは、酒類のキリンビール、ザ・ゴールド350ml×6缶であり、客単価1,034円(一人当たり1.034円)、PI値1.00個(0.1%)、平均単価1,034円であった。客単価1,000円を越えた新製品はこの1品のみであり、客単価1,000円がいかに高い数字であるかがわかる。ちなみに、客単価1円は通常の食品スーパーマーケットの客数2,000人/日で見ると1日2,000円、月間6万円、年間72万円の商品である。また、PI値0.1%は1日2個であり、月間60個、年間720個である。100店舗クラスのチェーンストアに導入すると、その100倍となるので、メーカーにとっては営業のしがいがある数字であるといえよう。

   これ以外に客単価500円以上のAランクの新製品は化粧品のNo.1、資生堂、HAKUメラノフォーカス2、45g、客単価969円、PI値0.13個、平均単価7,644円である。ついで、同じく化粧品No.2のマックスファクター、SK-Ⅱ、ホワイトニングソースダームデフィニション50ml、客単価730円、PI値0.05個、平均単価13,526円である。今回の新製品の中では平均単価が最も高く、結果、PI値は0.05個であるので、0.005%となり、通常の客数2,000人/日の食品スーパーマーケットでは1日0.1個であり、10日に1個売れる商品である。したがって、客数が少なくとも、5,000人、できれば10,000人は欲しいくらいであり、客単価が高いからといっても、導入するには注意が必要である。

   さらに、客単価500円以上のAクラスの新製品を見てゆくと、その他食品の日本ミルクコミュニティ、メグミルク牛乳紙パック1L、客単価703円、PI値3.39個、平均単価179円がある。このPI値は今回の全新製品の中でも最も高く、3.39個は0.339%となり、通常2,000人/日の食品スーパーマーケットで1日6.78個であり、まずまずの数字といえる。できればPI値としては0.5%、1.0%はトップクラスは欲しいところだ。ついで、酒類のサントリー、ジョッキ生350ml×6缶、客単価621円、PI値1.06個、平均単価583円、その他食品の伊藤ハム、朝のフレッシュロースハム40g×4、客単価547円、PI値1.74個、平均単価315円、そして、酒類のアサヒビール、スタイルフリー350ml×6缶、客単価522円、PI値0.74個、平均単価708円、同じく酒類、サッポロビール、エビス・ザ・ホップ、客単価522円、PI値0.45個、平均単価1,162円となる。

   以上が、客単価500円以上のAランクの新製品であり、全部で8品であるが、これについで、客単価Bクラスの300円以上の新製品は飲料で4品、酒で7品、菓子で1品、その他食品で4品、化粧品で0品、家庭用品で0品と合計16品、客単価Cクラスの200円以上は飲料で6品、酒で0品、菓子で2品、その他食品で4品、化粧品で1品、家庭用品で2品の合計13品である。この中で注目は飲料No.1のサントリー、黒烏龍茶PET、1L、客単価475円、PI値1.12個、平均単価424円である。すでに新商品の域を超え、ほとんどの食品スーパーマーケットで定番化され、重点販売されており、先に発売された350mlと並び、ここ最近では大ヒットの新製品であるといえよう。

   このように今年上半期の新製品売れ筋ランキングを見てみたが、客単価1,000円の超Aクラスの新製品はキリンのザ・ゴールド1品であり、客単価Aクラスの500円以上の新製品も7品であり、客単価500円がいかに高い数字であるかがわかる。ここまで数字が高いと即定番化し、既存の重点商品と比べてもひけを取らず、客単価500円は定番化し、重点商品として取り組む上でのひとつの目安となる数字といえよう。今後、新製品に取り組む場合には客単価500円、低くとも300円以上を目安に売れ筋と判断すれば良いといえよう。今後も客単価500円、300円の新製品には特に注目してゆきたい。

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