« ヤオコー最大級のNSC、ウニスク上里店オープン! | Main | 業界再編、百貨店業界動く、三越、伊勢丹、経営統合、合意! »

August 19, 2007

日経平均株価暴落の中、食品スーパーマーケット業界の株価は?

   8/17、日経平均がストンと落ちた。前日比874円安の15,273円となり、東証1部の94%が下げる全面安という厳しい状況である。8/18の日経新聞によれば、急激な円高が背景にあるという。そのため、日本の機関産業である輸出関連企業の利益を直撃する可能性が高くなり、一斉に東証では売買代金の60%を占めるという外国人投資が日本株を売り始め、その動きに呼応する形で日本の機関投資家も動いたために全面安の展開になったという。その発端となった円高の要因だが、はやりの円借り取引(円キャリートレード)が逆回転をはじめ、これまで、円安であった円を低金利で借り、円に対して高いドル、ユーロに変え、その資金を株、商品なに運用し稼いでいたヘッジファンドなどの投資家が、一斉にドル、ユーロ売りに入ったため、結果、円が買われ、円高になったという。特に円借り取引のうまみがあったニュージーランドドル、オーストライリアドルでは影響が大きく、米ドル、ユーロよりも円高となっているのが特徴である。

   また、さらに、この背景にはアメリカのサブプライムローンという信用度の低い個人向けの住宅融資の焦げ付き問題があり、この動きを終息させ、再び、安定成長にアメリカ経済を戻そうという意図のもと、これらにかかわる金融機関向けを主な目的としたアメリカの連邦準備理事会が公定歩合を0.5%の利下げに踏み切り、年5.7%としたが、今後、どのような状況になるか、来週以降、日本経済はもとより、世界経済全体の動きが注目される。

   さて、このような激動の1日であった8/17(金)の食品スーパーマーケット業界の株価であるが、まず、5%以上、この日、株価が下落した株を見てみると、九九プラス-8.31%(75,000円)、平和堂-6.55%(1,754円)、アークランドサカモト-5.01%(1,801円)の3社のみであり、ストップ安など急激な株価の下落は1社もなかった。今回は特に円高が大きく絡んでいるため、輸出関連企業の影響の方が大きく、内需関連の典型的な産業である小売業、特に、食品というライフラインの原点を扱う食品スーパーマーケットへの株価の影響はそれほど大きくはなかったといえよう。

   これについで、3%以上株価が下がった食品スーパーマーケットを見てみると、カスミ-4.76%(600円)、マルエツ-4.53%(505円)、アークス-4.00%(1,510円)、東武ストア-3.61%(347円)、大黒天物産-3.45%(978円)、イズミヤ-3.41%(708円)、オオゼキ-3.36%(3,160円)、フジ-3.06%(1,866円)の8社である。食品スーパーマーケット業界の上場企業は約52社強であるので、5%以上が3社、3%以上が8社、合計11社、約20%であるので、残り、80%の食品スーパーマーケットは3%以内の下落であり、確かに株価は下げ気味といえるが、全体の動きと比べと、大きな下げではなかったといえよう。
 
   もう少し、水準を下げ1%まで見てみると、バロー-2.99%(1,326円)、イズミ-2.76%(1,720円)、ライフコーポレーション-2.71%(1,468円)、ベルク-2.55%(1,106円)、オリンピック-2.47%(670円)、CFS-2.42%(402円)、ユニバース-2.25%(1,300円)、エコス-1.97%(793円)、ヤオコー-1.85%(2,905円)、相鉄ローゼン-1.28%(462円)、ヤマザワ-1.11%(1,595円)、ユーストア-1.03%(762円)、丸久-1.01%(980円)、マックスバリュ東北-1.00%(990円)であり、全部で14社である。したがって、5%以上3社、3%以上8社を足すと、合計25社であり、食品スーパーマーケット上場企業の約半分が1%以上の株価の下落といえる。

   逆に、8/17(金)に株価が0%を含め、上昇した食品スーパーマーケットを見てみると、ポスフール+3.34%(432円)、オークワ+1.52%(1,401円)、マミーマート+1.41%(1,075円)、イオン九州+1.33%(1,825円)、アオキスーパー+0.36%(824円)、東急ストア+0.18%(556円)、マックスバリュ東海+0.10%(2,000円)、マックスバリュ西日本+0.06%(1,466円)、マックバリュ北海道0.00%(1,810円)、ハローズ0.00%(572円)の10社であり、全上場食品スーパーマーケット約50社の内20%といえる。

   このように激動いってよいくらいの8/17は7年4ケ月ぶりという大幅な日経平均の値下げがあった日であったが、食品スーパーマーケット業界は比較的下げ幅は低く、上昇銘柄も20%あり、東証全体では94%が値を下げる中、健闘した業種であったといえよう。ただ、今後、日本経済はもちろん、世界経済も不透明感を増しており、食品スーパーマーケット業界の株価も注意深く見守ってゆく必要があろう。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Mixi(ミクシィ)に食品スーパーマーケット最新情報のコミュニティを創設!(現在193人)
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!スタート(現在803人)
PI研厳選!オリジナルe-book、CD 発売!

August 19, 2007 in 経済・政治・国際 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 日経平均株価暴落の中、食品スーパーマーケット業界の株価は?:

Comments

Post a comment