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September 21, 2007

食品スーパーマーケット、売上速報、200708、104.8%!

   食品スーパーマーケット上場約20社の2007年8月度の売上速報を集計した。8月度は2月期決算の食品スーパーマーケットにとっては中間決算に当たる月でもあり、今期の業績をうらなう上でも重要な月となる。約20社全体の数字は104.8%であり、7月度が104.6%、6月度が104.0%であったので、ここ数ケ月では最も高い伸び率であり、堅調な数字であったといえよう。既存店は99.6%とわずかに昨対を下回ったが、100%越えた食品スーパーマーケットが9社と約半分であり、まずまずの数字であったといえよう。この中で、客数、客単価まで公表している食品スーパーマーケットは約10社であるが、その約10社の平均を見ると、客数は全体、既存店ともに100%を越えたが、客単価が全体、既存店ともに100%を割っており、客数が伸びての売上アップであったことがわかる。

   このような中で、売上伸び率No.1は大黒天物産であり、127.7%とNo.2のハローズの109.8%と比べても断トツのトップであり、ここ最近No.1を維持し続けている。ただ、既存店は96.7%であるので、新店による貢献が大きく、既存店の活性化は課題であるといえよう。大黒天物産は食品スーパーマーケットでは珍しい5月度決算であるが、前期決算後の新店を見てみると、6/7、ラ・ムー此花店、6/28、ラ・ムー八幡店、7/19、ラ・ムー松山西店、8/9、ラ・ムー津山店と4店舗の新規出店を果たしており、前期も14店舗の新規出店があったの、ほぼ毎月1店舗の新規出店を続けており、これが驚異的な売上の成長を支えている。5/31現在43店舗、523.12億円の売上であり、この怒濤の出店がどこまで続くかが、成長の鍵を握っており、9月以降の大黒天物産の新規出店に注目したい。

   No.2は先にも触れたハローズ109.8%、わずかな差でNo.3はマックスバリュ中部の109.2%であり、好調な売上であったが、いずれも既存店は98.7%、99.3%と昨対を下回っており、大黒天物産同様、新店の貢献度が高かったといえる。No.4はヤオコー、108.7%であり、既存店も100.6%と昨対を越えた。特に、客数の伸びが顕著であり、全体の客数109.4%、既存店の客数も101.2%と昨対を越えた。残念ながら客単価は全体が99.4%、既存店も99.4%と昨対を割ってしまったが、客数の伸びでカバーし、全体、既存店の売上を押上げたといえる。No.5はマックスバリュ西日本であり、108.0%、既存店も102.8%とこの8月度の売上速報対象の食品スーパーマーケットの中では最もバランス良い数字であった。既存店の客数101.8%、客単価101.0%と客数、客単価のバランスも良かった。

   以上がこの8月度、ベスト5の売上の伸び率の高かった食品スーパーマーケットであるが、上記ベスト5ほど伸び率は高くなかったが、全体、既存店がバランスよく伸びた食品スーパーマーケットが数社あるので、見てみたい。まず、No.11のオオゼキである。オオゼキの最新の新店は昨年の6/6の戸田公園店であり、ここ1年間新店がないので、全店=既存店という状況であるが、104.5%と好調な数字である。集計した全食品スーパーマーケットの中で既存店No.1の伸び率であった。そろそろ新店が欲しい時期でもあるが、新店ができれば、2桁の伸びが期待でき、次のオオゼキの新店に注目したい。また、マルエツもここ最近、堅調な売上を維持している。全体は102.8%に対し、既存店は103.6%、既存店の客数103.1%に対し、客単価100.5%とどちらも昨対を越え、伸び率はさほど高くはないがバランスのよい数字である。マルエツもダイエー支配から脱却し、自社仕入れに切り替え、イオンとの提携関係が深まりつつあるが、確実に数字が改善してきているといえよう。そして、もう1社、純粋な食品スーパーマーケットではないが、アークランドサカモトが全体103.7%、既存店102.0%とバランスのよい数字である。

   これに対し、この8月度苦戦した食品スーパーマーケットはダイイチ99.2%、トーホー98.0%、九九プラス97.9%、マックスバリュ北海道95.2%と、この4社が昨対を切ってしまった。この中でも九九プラスは、既存店も97.5%と厳しい数字であり、昨年の92店舗(約10%強)という大量の店舗閉鎖による大リストラの影響があり、当面、この傾向が続くと思われるが、今後、ローソンとの資本・業務提携により、特に、既存店がどこまで数字改善してくるかに注目したい。また、新潟中越沖地震の影響を受けたPLANTの状況であるが基幹店舗の刈場店が9/20で閉鎖となる見込みであり、全体はNo.16の101.8%と昨対は越えたが、既存店は95.8%であり、9月度はさらに厳しい数字となることが予想され、今後の動向を注視したい。

   このように、2007年8月度の食品スーパーマーケットの売上速報は全体が104.8%、既存店も99.6%とほぼ昨対に近い数字であり、堅調な売上であったといえよう。特に、上位店舗は2桁近い伸び率で推移しており、昨対を割った食品スーパーマーケットもわずか4社であり、全体としては、ここ数ケ月間、このような堅調な数字を維持しているといえよる。ただ、今後は、アメリカのサブプライムローンによる影響、ここへ来て本格化しはじめた値上げ問題もあり、いずれも売上に直結する問題であり、当面、これらの状況を注意深く見守ってゆく必要があろう。今月は堅調ではあったが、来月、そして、再来月の食品スーパーマーケット業界の売上がどのように推移するか注目したい。

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