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September 20, 2007

ウォールマート、売上速報、2007年8月度、109.3%!

   ウォールマートが9/6、2007年8月度の売上速報を公開した。8月度は8/4から8/31までの土曜始まり、金曜終わりの4週間の集計であり、年度では30週間目となる売上である。年間は52週であるので、ちょうど26週の中間を過ぎ、1ケ月、4週間後の後半はじめての売上速報である。全体では109.3%、30週累計では108.5%であるので、年間の推移よりも8月度は伸び率が高く、好調な売上であったといえよう。既存店も103.0%、昨年が102.7%であったので、8月度は、やや、数字が上向きはじめたといえ、幸先のよい、後半戦へ向けてのスタートをきったといえよう。

   少し中身を細かく見てみると、最も伸び率の高かった部門は国際部門であり、特にブラジルのウォールマートとイギリスのアズダが好調であったといい、昨対115.1%であった。売上は60.72億ドル(約7,000億円)であり、ウォールマート全体の23.8%となり、ウォールマートを力強く牽引している。昨年の構成比が22.6%であるので、さらに1ポイント上昇しており、ウォールマートの約1/4は国際部門の貢献となった。残念ながら、苦戦している西友へのコメントはなかった。西友は9/19の日経新聞に記事が載っていたが、いよいよ、早期退職者450人を受け入れることを発表しており、今期赤字幅がさらに増え、100億円を越える赤字となりそうである。ウォールマートの決算は来年1月であるが、国際部門は全体としては貢献度は高いが、西友にどのような経営判断を下すか注目である。

   国際部門についで、貢献度の高い部門はウォールマート部門である。この中には中核のスーパーセンターに加え、ディスカウントストア、ネイバーフッドマーケット(食品スーパーマーケット)が入り、昨対は107.8%であった。全体が109.3%であったので、それを下回っており、これを見ても国際部門の貢献度の高さがわかる。売上は180.15億ドル(約2兆円)であり、構成比64.3%であり、約2/3の割合である。そして、サムズクラブ部門は昨対106.2%であった。売上は30.34億ドル(約3,500億円)であり、構成比は11.8%であった。ちなみに、30週累計では国際部門は116.0%、サムズクラブ部門も107.0%であったので、8月度は少しダウンしたが、ウォールマート部門は106.3%であったので、8月度は好調であった。

   この好調なウォールマート部門について、ウォールマートは、Back-to-schoolカテゴリーが貢献したといっており、家電、学校用品、子供服などが好調な数字で推移したという。特に、他の週よりも遅れてスタートするフロリダ、テキサスなどでは貢献度が高かったという。これらの週はウォールマートのドミナントが強い地区でもあり、全体への貢献度が大きかったといえよう。

   これを受けて、ウォールマートの既存店の数字を見てみると、103.0%と昨年の102.7%と比べても好調であった。特に、既存店では、サムズクラブ部門が104.0%と昨年の101.4%と比べ改善しており、ウォールマート部門は102.8%と昨年の102.9%と比べるとほんのわずかではあるが下がったが、全体が103.0%であるので、ウォールマート部門も好調に推移したといえよう。また、30週累計の既存店全体では101.5%、ウォールマート部門は100.8%、サムズクラブ部門は105.0%であるので、特に、ウォールマート部門がこの8月度は好調であったことがわかる。

   さて、これを受けて、ウォールマートの株価であるが、現在、サブプライムローンが全米を直撃しており、消費動向が今後、どのような状況になるか読めないところであるが、この8月度の売上速報の公表があった9/6以降のウォールマートの株価は、9/6の株価は42.76ドルとこの3年間で最安値であり、その後、9/7、42.39ドルとさらに値を下げ、明けて9/10、42.27ドルとさらに値を下げた。ところが、9/11になると42.94ドルと株価は反転し、9/12、42.71ドル、9/13、43.06ドル、9/14、43.32ドル、明けて今週、9/17、43.32ドル、そして、9/18、44.44ドルと株価は回復しつつある。サブプライムショック以前は47ドルから48ドルでの推移であったので、まだ、そこまではいっていないが、株価はもどしつつあり、今後の推移に注目である。

   このように、2007年8月度のウォールマートの売上は全体が109.3%、既存店も103.0%と好調に推移しており、株価も戻し始めたといえ、8月度に関しては、これまでの累計30週間の108.5%、既存店の101.5%と比べても、明らかに売上は上向いており、今後、9月度、10月度の売上がどのような数字となるかが注目される。また、いよいよ、経営が待ったなしとなってきた西友へウォールマートがどのような経営判断を下すかも注目である。ここ数ケ月はウォールマート本体の動き、そして、西友の動向を注意深く見守る必要があろう。

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