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November 22, 2007

食品スーパーマーケット売上速報、200710、トップ逆転!

   この1年半、食品スーパーマーケット上場企業で売上速報を公表している企業の中でトップを走りつづけていた大黒天物産がとうとう首位の座を明け渡した。この10月度にトップになったのは、マックスバリュ中部であり、昨対130.3%となり、2位になった大黒天物産が119.6%であるので、その差10ポイントの差をつけ、ダントツのトップとなり、しばらくは独走が続くものと思われる。ちょうど、1年前の2006年10月度の売上速報を見ると、No.1は大黒天物産の132.1%、No.2はPLANTの120.4%、マックスバリュ中部はNo.12の107.5%であったので、この1年で順位が目まぐるしく入れ替わっており、好調な売上を中長期的に維持することがいかに難しいかがわかる。

   参考に、2006年10月の110%以上のベスト8とその食品スーパーマーケットのこの10月度の順位を上げると以下の通りである。2006年10月度No.1:大黒天物産132.1%(200710:119.6%、No.2)、No.2:PLANT120.4%(200710:94.5%:No.22)、No.3:アークランドサカモト119.9%(200710:97.3%、No.21)、No.4:バロー117.3%(200710:99.3%、No.18)、No.5:マックスバリュ東海113.7%(200710:110.6%、No.3)、No.6:オオゼキ112.4%(200710:102.0%、No.12)、No.7:九九プラス112.1%(200710:97.8%、No.20)、No.8ヤオコー110.5%(200710:107.8%、No.7)となる。

   1年前の10月度のべスト8の110%の売上を超えた食品スーパーマーケットでトップクラスに入ったのは、大黒天物産のNo.2、マックスバリュ東海のNo.3、ヤオコーのNo.7の3社であり、いかに、1年以上に渡って売上を堅実に伸ばしてゆくかが難しいことであるかがわかる。それにしても、この10月度No.1となったマックスバリュ中部は先月は111.2%でNo.4であったので、急浮上といえる。

   そのマックスバリュ中部のここ最近の新規出店の状況であるが、2007.10.25 「マックスバリュ駒井沢店」、2007.10.12 「マックスバリュ名張店」、2007.10.04 「マックスバリュ岐南店」、2007.09.20 「マックスバリュ港十番店」、2007.08.01 「マックスバリュ神田久志本店」、2007.04.18 「マックスバリュ垂水店」、2006.12.05 「マックスバリュ福船店」、2006.11.29 「マックスバリュ笠松店」、2006.11.23 「マックスバリュ津東店」、2006.11.17 「マックスバリュ砂田橋店」、2006.10.04 「マックスバリュ大津神領店」、2005.11.25 「マックスバリュ昭和橋通店」と怒涛の出店といってよいハイペースでの出店である。特に、2005年から2006年にかけては約1年間、出店がなかったが、2006年度は5店舗、そして、2007年度はすでに6店舗をオープンしており、この10月度、昨対130.3%の数字を裏付けているといえよう。

   さて、No.3以下であるが、No.3はマックスバリュ東海110.6%、No.4はハローズが同じく110.6%、No.5はユニバース109.1%、No.6はマックスバリュ西日本109.0%、No.7はヤオコー107.8%、No.8はカスミ106.2%となり、以上がこの10月度105%以上の食品スーパーマーケットである。

   この10月度は売上速報を公表している約20数社がきれいに3つに分かれており、この8社が105%以上、そして、No.9からはNo.15までが105%を切り、100%までの食品スーパーマーケット、そして、No.16以下が残念ながら昨対を切った食品スーパーマーケットとなる。今回は全体では104.8%であり、全体としては堅調な伸びであるといえよう。

   ただ、全体の既存店は99.5%であり、昨対を超えた食品スーパーマーケットは8社であり、半数以上が昨対を下回っており、ここへきて既存店は厳しい状況といえよう。今回、既存店でNo.1の伸び率を示したのは、全体でNo.5となったユニバースである。全体が109.1%、既存店は104.0%である。ついで、わずか、0.1ポイント差でヤオコーが103.9%であった。食品スーパーマーケットにおいては既存店の売上が安定することは、相対的に固定費を引き下げ、営業利益の改善に直結するだけに、既存店の売上は経営戦略上、重要な課題であるといえよう。

   このように、この10月度は、マックスバリュ中部がいきなり、これまでトップを走っていた大黒天物産を抜き去り、130.3%というダントツの伸び率で首位に躍り出た。来月以降、順位がどのように変わってゆくかが興味深いところである。それにしても、1年前とはがらっと変わった順位となり、食品スーパーマーケットはいかに安定成長を維持することがいかに難しいかを改めて示しているといえよう。

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