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November 14, 2007

時間を科学する!

   かねてからあたためていたTI、Time Indexという概念がほぼ完成した。以前からホームページの評価にPV(ページビュー)、クリック数等が活用されているのをみて、何か足りないと思っていた。何が足りないかを考えてみると、いずれも1次元での評価となっており、何か根本的なものが抜け落ちているのではと思っていた。これは、いまから約15年前の1992年10月にMD方程式をつくった時と同じ状況であり、あの時も、はじめは、PI値しかなく、もっぱらPI値で商品の評価をしていた。ところがこれで評価すると、売上に結びつくようで、結びつかず、売上をPI値だけで説明するには不十分であり、PI値をいくらアップさせても、売上アップに結びつく場合もあれば、逆に、売上が落ちる場合もあり、一時は、PI値の限界を感じたこともあった。ところが、ふとしたきっかけで、価格という概念をPI値に組み入れることによって、客単価が解明でき、客数を組み込むことによって、見事に、売上を説明でき、これで、売上を科学することができると確信し、MD方程式の誕生となった。

   今回も、デジャブではないが、全く同じ状況に長くおちいっていたが、客単価3D分析の基礎概念、基本方程式を確立する中で、平均単価にあたるホームページ評価のキー概念は何かを考えつづけていた。ホームページでは、当然であるが、平均単価という概念はなく、平均単価はホームページを通じて、商品を購入した時にはじめて発生する指標であり、一旦、商品購入が起こってしまえば、あとは、客単価3D分析、ID-3D分析の出番であり、ホームページからは離れてしまう。ホームページは、商品購入前の、閲覧の状況での評価ができなければ意味がなく、ここが明確にならなければ、各コンテンツの改善の方法がないのである。

   そこで、以前から、MD方程式の平均単価にあたるキー概念は、直観的には時間であろうとは思ってはいたが、この時間をどうあつかい、さらに、ページビューとの関係をどう導き出すかが、なかなか決め手がみつからなかった。ところが、客単価3D分析の基礎概念と基礎理論を確立してゆくにつれ、これは、2D分析ではなく、3D分析で時間を解析すればうまくゆくのではと思うようになり、あれこれ思案をめぐらしていた。

   さらに、もうひとつ難題があった。仮に、時間の基礎概念、基礎理論ができたとしても、いったいどう検証すれば良いかである。思い切ってアクセス解析ソフトを購入し、自分のホームページで検証してみようかと何度も思ったが、時間の方程式がいまひとつしっくりいかなかったこともあり、思い立ってから、3年ぐらい時間がたってしまった。そんな時、ある人から、Google Analyticsを紹介された。半信半疑で、私がかかわっているホームページの全コンテンツにタグをはり、結果を見てみると、見事に、欲しい指標がすべて表示された。

   これで、支障がなくなり、あとは、時間を3D分析し、Google Analyticsの解析データをもとに検証してみれば良いところまできた。そして、それから、また、約1年、悪戦苦闘した結果、やっと、時間を3D分析する基本方程式ができあがり、ホームページをGoogle Analytics にかけ、全コンテンツ約100個のMD評価表版をつくることができた。これは商品を客単価で評価することではなく、ホームページの各コンテンツを時間で評価することであるので、TM評価表(タイムマーチャンダイジング)と名付けた。また、時間で評価するキー概念は、客単価に対して、客時間、TI(タイムインデックス)と命名した。

   また、時間の3D分析とは時間を総セッション当たりの各セッション数(客数PI値にあたる)と、セッション当たりのページビュー(PPIにあたる)と、ページビュー当たりの滞在時間(平均単価にあたる)の3次元に分けた形である。これにより、客時間は見事に3D分析され、良いコンテンツ、価値あるコンテンツとは客時間=TIが高いコンテンツであるが、ただ、その中身が注目度が高いのか、閲覧頻度が多いのか、閲覧時間が長いのかに分解することができ、各コンテンツの問題を検証し、そこから、新たな仮説をつくり、そのコンテンツを改善し、再度検証してゆくというPDCAのきれいな一連の流れが、時間をキー概念にできあがってゆくことが可能となった。

   実際、約100のコンテンツを分析してみたが、実に面白い結果となり、TIが高いコンテンツでも閲覧頻度に問題があるとか、逆に閲覧頻度は多くとも閲覧時間に問題があるとか、さらには、閲覧時間が長くとも注目度に問題があるとかが、各指標で明確になり、次の改善のアクションがはっきり見えるようになった。

   考えてみれば、人生で最も貴重なものは、誰にも平等に与えられた時間であるといえよう。一生を約80年とみた場合は、これに×365日×24時間×60分×60秒で計算してみると約25億秒となる。人生はこの25億秒の1秒1秒を何に使うかで決まるといえ、時間が人生にとって平等で、もっとも貴重で、もっとも重要なものといえよう。ホームーページの各コンテンツはその意味で、この貴重な閲覧者一人一人の時間を費やすに値するかいなかが問われているといえ、時間を科学することは、人生哲学にもつながると、そんなことも考えてしまった。まだまだ、はじまったばかりのTI(タイムインデックス)であるが、TIを再度理論がためし、様々なホームページで検証し、近い将来にはTIとPI値の融合も考えてみたい。

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November 14, 2007 in 経済・政治・国際 |

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