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December 26, 2007

ローソン、九九プラスの筆頭株主に、34.2%へ!

   12/25、九九プラスが、「第三者割当により発行される株式の募集並びに主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」を公表した。それによると、12/25の九九プラスの取締役会において、新株を第三者割当てにより、1株65,000円で20,500株を発行し、ローソンに割当てるというものであり、これにより、13億3,250万円の資金調達をするといものである。申込期日および払込期日は2008年1月10日であり、資本には1株32,500円を組み入れるという。さらに、この第三者割当前の12/28には、キョウデンの保有する持ち株の内、7,500株をローソンに譲渡する予定であるといい、これらの結果、これまでの筆頭株主がキョウデンの38.3%の比率が29.6%の第2位へと落ち、変わって、ローソンが34.2%の筆頭株主となる予定であるという。

   その理由を九九プラスは、「株式会社ローソンへは平成19 年2月28 日の業務・資本提携に際して、同年3月16 日に当社の新株式31,500 株を割り当て、主要株主である第2位株主として信頼・協力関係を築いてまいりました。今回の募集の目的は、更に信頼・協力関係を強化することでスピードを伴った事業の発展・拡大による企業価値の向上であり、時間をかけず同社に筆頭株主になっていただく必要から新株式の発行を選択し、追加で割り当てることにいたしました。」と説明しており、スピードを伴った事業の発展が目的であるという。

   この調達資金、約13億円強の使途であるが、「全額、1)店舗の内装工事費及び敷金・保証金など新店及び既存店への投資(約10 億円)、2)株式会社ローソンとの業務提携に関わる投資等(約3億円)に充当する予定」であるという。前回、3/16、同じくローソンに発行した第三者割当増資約38億円強についても、使途は、1)新規出店投資(店舗の内装工事費及び敷金・保証金など)、 2)情報システム開発投資(第4次システムにおけるソフト構築費など)等に充当を目的としており、現時点では、「1)新規出店投資(店舗の内装工事費及び敷金・保証金など)に10億円弱、2)情報システム開発投資(第4次システムにおけるソフト構築費など)等に13億円強の合計23億円強を充当しているとのことである。今回さらに13億円強が加わることにより、まさに、スピードを伴った事業の発展につながるといえよう。また、ローソンが1/3を超える株式所有比率となる34.2%を取得することにより、実質上経営の主導権を握ることができ、キョウデンの29.6%と合わせると63.8%と過半数を優に超え、ローソン主体の経営が一層強化されるものといえよう。

   九九プラスとローソンは現在、「現在、当社と株式会社ローソンは40 項目についての具体的な提携を図っていますが、今後も優先度合いを考えながら、遅滞なく速やかに進めていきます。主な項目については既に進行中ですが、なかでも「物流合理化の一層の推進」、「規模のメリットによる値入改善」、「バリューローソン(ローソンストア100)との統合」をテコにして、FC化を推進」という状況であり、中でもFC化は現在、九九プラスが成長をはかってゆくための最重要課題であり、この中間期の9月の決算時では全815店舗に対し、FCは126店舗(15.4%)であり、昨年の中間決算時でも全843店舗中120店舗(14.2%)と漸増という状況である。ちなみに、同じ中間期、8月におけるローソンの店舗数は全8,603店舗中、8,147店舗(94.7%)がFCであり、九九プラスとは正反対のビジネスモデルであり、今回のローソンとの提携の意義はこのFC化のビジネスモデルを早い段階で作り上げ、今後の成長につなげてゆくことが、当面の目的であることがわかる。
 
   なお、この内容は12/25の日経の夕刊にも掲載されており、それによると、さらに取材記事として、詳細が報道されている。特に、PBの変更が来年2月までになされるとのことで、これまで九九プラスが投入していたPB、QQレーベルは廃止し、ローソンのバリューラインに統一されるという。その結果、九九プラスが販売していたQQレーベルの調味料や冷凍食品、パンなど約700品はローソンの生鮮コンビニでバリューラインとして販売されるという。また、共同仕入れ、物流改善などで粗利率を0.2ポイント改善し、営業利益15億円増を目指すとともに、食の安全、安心を目指し、現在45%の冷凍食品の国産比率を70%以上に引き上げるという。

   このように、ここへ来て、ローソンが九九プラスがとの資本・業務提携をさらに踏み込み、これまでの第2位の株主から、34.2%の筆頭株主となり、実質上経営権を取得し、これまで以上の九九プラスの改革に踏み込むことになることが決まった。今後、物流改善、PBの一本化、バリューローソン(ローソンストア100)との統合が急速に進むものといえ、これにより、FC化のビジネスモデルの体制が整い、再び、成長路線へと経営の舵を切ることが可能となる環境が整う。九九プラスの資金調達が完了する来年1/10以降、どのようなスピードで九九プラスの経営改革が進んでゆくかに注目である。

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December 26, 2007 in 経済・政治・国際 |

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