マックスバリュグループのここ最近の新店について!
イオングループのマックバリュ各食品スーパーマーケットが出店ラッシュといえる状況を呈している。マックスバリュは現在、マックスバリュ北海道、東北、東海、中部、西日本、九州と全国を6つに分けて各エリア内でのドミナントに力を入れているが、ここへ来て、各マックスバリュが成長戦略に大きく舵を切り、本格的な全国レベルでの新規出店が始まったといえる様相である。この2ケ月、11月、10月の6社の合計の新店は15店舗にも及び、ここ最近では見られなかった積極的な新店オープンである。最も多くの新店を出店したのはマックスバリュ東海の4店舗、ついで、西日本、北海道、九州の3店舗であり、中部の2店舗、そして、今回は新規出店が唯一なかった東北となる。そろそろ、11月度の売上速報が公開されるが、直近の10月度の売上速報を見ても、マックスバリュ中部が昨対130.3%、東海119.6%、西日本109.0%と、この3社は特に売上も絶好調である。
さて、最も出店ペースが速いマックバリュ東海を見てみると、12月1日(土)マックスバリュ富士南店、11月8日(木)マックスバリュ甲府住吉店、10月27日(土)マックスバリュ甲府長松寺店、10月11日(木)マックスバリュ福田店の4店舗を立て続けに新規オープンした。この中でも、マックスバリュ富士南店は、イオンが運営管理する「イオン富士南ショッピングセンター」へ核テナントとしての出店であり、モール型SCへの入店は初めてという。ここ最近はNSCを積極的に展開してきたが、イオンと連携することにより、SCへの出店も今後増えて行くことになるものといえよう。マックスバリュ東海61店舗目の店舗であり、約600坪弱の売場面積で、年商18.5億円の目標であり、24時間オープンである。これ以外の3店舗については、マックスバリュ甲府住吉店が約500坪強、年商目標18.5億円、マックスバリュ甲府長松寺店が約550坪、年商目標19億円、マックスバリュ福田店はやや小さめの約400坪強、年商目標13.1億円である。
マックスバリュ東海についで、いま食品スーパーマーケット業界でも現在、売上伸び率No.1のマックスバリュ中部は2店舗の新規出店である。マックスバリュ駒井沢店は滋賀県4店舗目となる89店舗目の店舗であり、店舗面積約550坪弱、年商目標16.3億円である。この新店は24時間オープンであり、これにより、マックスバリュ中部の全89店舗の内、27店舗が24時間オープンとなった。もう一店舗、先にオープンしたマックスバリュ名張店であるが、マックスバリュ名張ショッピングセンターの核店舗としての新規出店であり、24時間オープン、店舗面積約700坪強、年商目標18億円である。ショッピングセンターにはヤマダ電機、ガスト 、三洋堂書店、あみやき亭、ジップドラッグ、モスバーガー、Seriaなどが入るNSCとしての出店である。
そして、マックスバリュ北海道、西日本、九州がいずれも3店舗の新規出店である。マックスバリュ北海道の江別店はショッピングセンター内へのオープンである。23店舗の専門店の核店舗としてのオープンであり、約900坪の店舗面積である。滝川店はホーマック、ツルハなどの専門店と共同でのNSC業態でのオープンであり、店舗面積は約700坪強、年商目標16億円である。そして、石山店もツルハ、セリア等の専門店との共同のNSCであり、店舗面積約650坪強、年商目標15億円である。一方、マックスバリュ西日本のでも、大久保西店もNSCでのオープンであり、店舗面積約650坪、年商目標13.5億円で24時間オープンである。同じく、柳井新庄店もNSCでのオープンであり、ダイソー、ドラックストアのくスリ岩崎チェーン等が併設される。そして、西の土居店でるが、この店舗は約550坪の単独出店であり、年商目標は13.5億円である。
最後に、マックスバリュ九州であるが、マックスバリュ武岡店はマックスバリュ98店舗目の店舗であり、24時間オープン、約650坪強の店舗面積である。オプシアミスミ店はマックスバリュの鹿児島1号店となる店舗であり、ミスミがデベロッパーとなり、九州最大規模のブックミスミを核店舗とし、もうひとつの核店舗しての新規出店である。24時間オープンであり、店舗面積は約700坪強である。そして、久留米西店であるが、この店舗は単独店であり、24時間オープンであり、店舗面積は約700坪である。
このようにマックバリュ各社がここへきて、グループをあげて積極的な新規出店に踏み出したといえる。各社、今後の3ケ年等の経営計画を公表しているが、いずれも過去にない積極的な新規出店を前提とした成長戦略を描いており、今期後半、そして、来季についてもマックスバリュグループ各社の新規出店が続いてゆくものといえよう。食品スーパーマーケット業界はマックスバリュグループを中心に今後は動いてゆくものといえ、これに対抗する形で各地区の食品スーパーマーケットがどのような対応するかが焦点といえよう。マックスバリュグループの今後の新規出店には注目である。
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