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December 23, 2007

オーケーストアに見る商品構成比、粗利率の現状!

   先のブログでオーケーストアの2008年3月期の中間決算の状況を取り上げたが、ここではさらに踏み込んで、オーケーストアのマーチャンダイジングを支える各商品の構成比とその粗利率(売買差益)について見てみたい。中間決算では全体の粗利率は19.6%であり、販売費及び一般管理費が15.3%となり、差引き営業利益が4.3%という数字であったが、その19.6%の粗利率を支える各商品ごとの個々の粗利率はどのような数字となっているかについて見る。この19.6%の粗利率は、食品+生活レジャー+テナント収入が入っての数字であり、食品だけで見ると19.3%となる。生活レジャーとテナント収入の粗利貢献度が高く、0.3ポイント押しあげているといえる。ただ、生活レジャーは構成比が1.6%、粗利率が17.9%であるので、全体への粗利率への貢献度はむしろマイナスであり、粗利率への貢献度が高いのは構成比がわずか0.8%であるが、粗利率63.0%のテナント収入であり、相乗積は0.48と生活レジャーの0.27と比べ粗利高貢献度も高く、このテナント収入が粗利率を引き上げているのが実態である。

   さて、まず、生鮮の商品構成比と粗利率についてであるが、生鮮食品に加え、総菜、花も含めての食品における商品構成比は31.1%であり、意外に低い数字である。日配を含むグロサリーが68.9%であるので、ざっと3対7の割合であり、オーケーストアはグロサリーストアといって良い商品構成となっており、生鮮、惣菜よりもグロサリー、日配がマーチャンダイジングの強さの源泉であることがわかる。

   その約30%の生鮮、惣菜の個々の商品構成比と粗利率であるが、最も構成比が高い部門が青果であり、11.3%である。粗利率は19.3%であり、食品全体の平均と全く同じ粗利率である。ついで、精肉の7.7%、粗利率は22.5%、鮮魚の7.3%、粗利率25.6%となる。生鮮3品の内、青果が商品構成比No.1であり、精肉、鮮魚はほぼ同じ構成比である。ただ、粗利率は鮮魚が高く、ついで精肉、青果となる。相乗積については青果2.17、鮮魚1.85、精肉1.74であり、粗利貢献度は青果が最も高く、生鮮3品の中では青果が戦略商品といえよう。惣菜は3.2%、粗利率31.5%、ベイカリー0.7%、粗利率45.7%、寿司0.9%、粗利率29.5%であるので、意外に惣菜が弱いといえ、この3つを足した数字は構成比が4.7%、粗利率が33.3%である。ちなみに花は構成比は0.1%、粗利率は23.7%である。

   次に、グロサリーを見てみたい。グロサリーは一般食品・米、酒・煙草、消耗雑貨・ペット用品、家庭雑貨・文具、医薬品、菓子飲料、冷食・乳製品、日配食品1(麺ハム卵)、日配食品2(豆腐納豆練)の9つに分かれている。この中で最も商品構成比が高い部門は冷食・乳製品であり、14.7%、粗利率は18.1%である。ついで、一般食品・米の13.7%、粗利率は16.8%である。この2部門がオーケーストアの戦略商品といえ、低粗利で集客の中核商品といえよう。意外に日配が低く日配食品1(麺ハム卵)は4.6%、粗利率22.7%、日配食品2(豆腐納豆練)は4.8%、粗利率28.5%であり、店舗全体の集客よりも粗利を支える中核部門といえる。この2つを足しても商品構成比は9.4%であり、日配はあまり強い部門としては位置づけていないようだ。

   これらについで、商品構成比の高い部門は酒・煙草、菓子飲料であり、どちらも商品構成比は11.1%であり、粗利率は9.7%、18.2%である。酒・煙草は粗利率は低いが、商品構成比は高く、生鮮No.1の青果とほぼ同じ数字である。そして、消耗雑貨・ペット用品が7.1%、生鮮3品の精肉、鮮魚とほぼ同じ構成比であり、粗利率は14.6%である。家庭雑貨・文具はわずか1.1%であるが、粗利率は24.5%と高い。医薬品も構成比はまだ0.5%であるが、粗利率は21.4%と全体の19.6%よりも、高い数字である。

   ちなみに、相乗積の最も高い部門は冷凍・乳製品であり、2.66となる。ついで、2.31の一般食品・米、2.17の青果、2.02の菓子飲料となる。この3つの部門が相乗積2.00を超える部門であり、オーケーストアの粗利をささえる戦略部門といえよう。これについで、相乗積の高い部門は1.85の鮮魚、1.74の精肉となり、生鮮3品の粗利貢献度の高さが光っている。そして、1.37の日配食品2(豆腐納豆練)、1.08の酒・煙草、1.05の日配食品1(麺ハム卵)、1.04の消耗雑貨・ペット用品となり、ここまでが1.00を超える粗利貢献度の高い部門である。

   このようにオーケーストアの商品構成比と粗利率を見てみると、通常の食品スーパーマーケットとはかなり大きな違いがあり、生鮮、惣菜の商品構成比が低く、グロサリーの冷食・乳製品、一般食品・米の商品構成比が高く、この2部門がオーケーストアの戦略部門であることがわかる。また、意外に日配の商品構成比が低く、この部門は粗利重視の政策がとられており、特に日配食品2(豆腐納豆練)は粗利率が28.5%と惣菜の31.5%につぐ高さであることが特徴といえよう。オーケーストアは食品スーパーマーケットの中でも生鮮、惣菜に強い食品スーパーマーケットではなく、グロサリー、特に一般食品・米、冷食・乳製品の強い食品スーパーマーケットといえ、これが、オーケーストア特有の粗利率の低さと経費比率の低さをもたらしているといえよう。

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December 23, 2007 in 経済・政治・国際 |

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