食品スーパーマーケット、今週の株価速報、1/18、マルエツ好調!
今年に入り、日経平均は下がり続け、株価は厳しい状況を続けている。昨年暮れは15,500円前後で推移していた日経平均であるが、新年に入り急落、15,000円を割り、さらに14,000円を割り込み、1/18現在、13,861.29 円であり、13,500円前後でもみ合っている状況である。これを受けて、食品スーパーマーケットの株価も厳しいものがあり、全体としては、株価は低迷気味である。ただ、その中でも中長期的に株価が上昇している食品スーパーマーケットもあり、ここでは、26週移動平均乖離率(中長期トレンド)をもとに株価が上昇気味の食品スーパーマーケットをみてみたい。
1/18現在、26週移動平均乖離率が最も高い食品スーパーマーケットはマルエツであり、19.36%である。上場小売業全体約400社の中でもNo.2であり、マルエツは注目株といえよう。マルエツは26週移動平均乖離率だけでなく、5日3.67%、25日 6.47%、13週 6.62%とすべてのトレンドでプラスとなっており、チャートを見ると、日々では上下している時もあるが、8月以降、約半年間、ほぼ右上がりで推移している。株価は1/18現在789円(+21円、+2.73%)と好調である。
これについで、26週移動平均乖離率の高い食品スーパーマーケットはマミーマートである。5日0.16%、25日 4.07%、13週 8.87%、26週 11.10%と、マルエツ同様すべてのトレンドでプラスとなっており、小売業全体で見てもNo.8と高い数字である。チャートを見ると、11月中旬以降、株価は右上がりで推移しており、それ以前は一時1,000円近辺まで落ち込んだ株価が、1/18現在1,251円(+21円、+1.70%)であり、今後、マルエツと並び、注目の株価といえよう。
No.3はハローズであり、26週移動平均乖離率は8.38%である。小売業全体ではNo.11と上位であるが、5日-0.43%、25日 -1.58%、13週 0.73%と5日と13週の短期トレンドはマイナスであり、チャートを見ても、今年に入り株価は低迷しており、今後の動向が読みにくいところである。ハローズは過去5年間増収増益を続けており、この2008年2月期の決算も増収増益の予想であり、安定した経営基盤が確立しつつある。1/18現在の株価は685円(+4円、+0.58%)であり、ここ最近下がり気味ではあるが、今後の株価がどのように推移するかが気になるところである。No.4はアオキスーパーであり、26週移動平均乖離率は8.03%であり、小売業全体ではNo.12となり、ハローズの次となる。5日-0.10%、25日 1.64%、13週 3.80%と短期のみマイナスであるが、全体的には右上がりの推移である。実際チャートを見ると、この1ケ月位は上下変動が激しかったが、全体の傾向としては9月中旬以降、右上がりの推移であり、800円すれすれであった株価が、1/18現在928円(-2円、-0.21%)であり、1,000円まであと一息である。
No.5は丸久であり、26週移動平均乖離率は6.69%であり、小売業全体では18位である。丸久は5日0.09%、25日1.41%、13週3.50%とすべてのトレンドがプラスとなっているが、5日はわずかな伸び率であり、短期的にはやや厳しい株価の推移である。チャートを見てみると、12月中旬以降、1,000円の壁があるように、ぴたり、1,000円弱で株価が横ばいとなっており、日々では1,000円を超えることもあるが、なかなか、1,000円を突破することができず、もみあっている状況といえよう。今後、一気に1,000円を突き抜けるかどうかがポイントといえよう。No.6はマックスバリュ北海道であり、5日0.20%、25日 2.16%、13週3.75%、26週4.82%とすべてのトレンドでプラスとなっている。チャートを見ても、12月までは1,800円前後で推移していた株価が、その後、右上がりのトレンドに乗り、1/18現在、1,933円(+3円、+0.15%)である。v
これ以外の食品スーパーマーケットの株価であるが、No.7はマツヤ5日判定不能、25日判定不能、13週0.48%、26週2.14%、No.8はマルヨシセンター5日判定不能、25日判定不能、13週3.64%、26週2.09%、No.9はマックスバリュ中部5日0.19%、25日0.09%、13週1.10%、26週1.10%、そして、No.10はいなげや5日0.66%、25日0.00%、13週0.11%、26週0.11%である。
これに対して、26週移動平均乖離率が最も下がっている食品スーパーマーケットは、カウボーイであり、1/18現在56円(+5円、+9.80%)と株価は厳しい状況であり、26週移動平均乖離率は-55.90%である。チャートを見ると、昨年の6月以降、約400円前後であった株価が右下がりで推移している。これについで、マルヤ-42.59%、イオン北海道-39.39%、アークランドサカモト-31.81%、ベルク-28.14%、九九プラス-27.58%、大黒天物産-24.88%と続く。小売業全体で見ると、全約400社のうち、約350社が26週移動平均乖離率ではマイナスであり、プラスはわずか約50社である。食品スーパーマーケットはこの50社の内、11社であり、上場食品スーパーマーケットが約50社強であるので、ほぼ同じ比率約20%であり、全体としては厳しい株価が続いているといえよう。
このように、現在の食品スーパーマーケットは全体としては厳しい株価が続いているといえるが、このような厳しい中でも、先にあげたマルエツ、マミーマート、ハローズ、アオキスーパー、丸久、マックスバリュ北海道等は26週移動平均乖離率がプラスで推移しており、現在、数少ない注目の食品スーパーマーケットといえよう。今後の食品スーパーマーケットの株価についても本ブログでは注意深く見守ってゆきたい。
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