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January 18, 2008

マルエツ、2008年2月期、第3四半期決算、増収増益!

   マルエツが1/10、2008年2月期の第3四半期決算を公表した。連結の営業収益2,506.36億円(102.2%)、営業利益55.17億円(162.9%:営業収益比2.20%)、経常利益50.56億円(162.2%:営業収益比2.01%)、当期純利益33.32億円(116.7%:営業収益比1.32%)と増収増益の好決算であった。既存店も103.4%と好調に推移し、昨年10月に“復活と挑戦”をテーマとした、平成21年度を最終年度とする2ヵ年の新中期経営計画(キャロフィプラン)の初年度を迎えるにあたり、まさに復活といえる業績の回復といえよう。特に、自己資本比率が38.0%と昨年の33.6%、2月決算時の34.5%と比べ大きく改善しており、この好決算が財務的にも好結果をもたらしたといえよう。

   ちなみに、個別に関しては、営業収益2,360.32億円(102.3%)、営業利益50.57億円(171.5%:営業収益比2.14%)、経常利益49.38億円(170.7%:営業収益比2.09%)、当期純利益34.53億円(119.7%:当期純利益1.46%)と同様に好決算であった。この数字には含まれてはいないが、マルエツは昨年12月に子会社であったポロロッカとサンデーマートを吸収合併し、今後、個別の売上はさらに増加することになり、連結よりも、個別の重みが増すといえよう。

   マルエツの今期の営業収益、利益の改善もさることながら、自己資本比率が改善しはじめたことは、今後の新規出店戦略を考える上において重要なポイントといえよう。特に純資産が昨年の459.46億円から503.55億円と約44億円増加しており、これは昨年はマイナス39.19億円であった利益剰余金が今期は好調な決算を受け、約40億円改善し、プラス0.85億円となったことによる。また、総資産も差入保証金が約15億円減少し、昨年の1,228.12億円から1,209.83億円と減少しており、双方が改善したことにより自己資本比率が改善したといえる。

   これをさらに、詳しく見てみると、負債の主要項目である長短借入金が310.32億円(昨年378.39億円)と約70億円弱削減されており、総資産の25.9%となった。また、資産面に目を転じれば、その主要項目である、出店にかかわる資産である土地、建物、差入保証金の合計は842.26億円(昨年885.82億円)と約40億円強削減されており、総資産の70.37%となった。ただ、まだまだ、総資産に占める比率は大きく、自己資本比率38.0%では十分に賄いきれず、長短借入金に大きく依存している状況であり、キャロフィプランにもとづき、さらに収益を改善し、財務改善を実施してゆく重要性があるといえよう。ちなみに、マルエツは239店舗であり、1店舗当たりの出店にかかわる資産は3.52億円であり、首都圏に展開している食品スーパーマーケットとしてはさほど大きい数字ではないといえ、純資産を今後、一層改善し、自己資本比率をさらに引き上げて行くことが、今後の新規出店を考えてゆく上において当面の経営課題といえよう。

   また、マルエツの営業利益の状況を見てみると、今期の商品売買から得られる売上総利益は、27.7%であり、昨年の27.3%と比べ0.4ポイント改善しており、これに不動産収入等が昨年と同じ2.0%加わり、営業総利益が売上対比では昨年の29.3%から、今期は29.7%と0.4ポイント改善しており、粗利の改善がみられる。これに販売費及び一般管理費が売上対比で昨年の27.8%から、今期は27.4%と約0.4ポイント改善しており、結果、営業利益が昨年の1.4%から今期は2.2%と0.8ポイントと大きく改善している。粗利、特に商品売買から得られる粗利と、経費双方を改善しての営業利益率のバランスのよい改善であり、マーチャンダイジング、マネジメントの改善が確実に進んでいるといえよう。

   これをうけて最近のマルエツの株価は売買高がここ最近急激に増えている。通常は30万株から40万株の売買高が、1/10、64.8万株、1/11、68.7万株、1/15にはとうとう114.6万株と100万株を超えた。1/16はさすがに、日経平均が全面安となったが、売買高は92.4万株と大商いが続いている。これにともない、ここ最近の株価も12月後半は700円前後で推移していたが、今年に入り、日々では上げ下げを繰り返しながらも、大商いとともに右上がりに推移しており、1/16現在、747円である。

   なお、連結の通期の予想であるが、営業収益3,310.00億円(101.2%)、営業利益64.00億円(109.1%:営業収益比1.93%)、経常利益59.00億円(106.2%:営業収益比1.78%)、当期純利益42.00億円(119.1%:営業収益比1.26%)と増収増益の予想であり、昨年10月に立てた今後2年間のキャロフィ計画の計画値通りの数値予想である。

   このように、マルエツのこの第3四半期決算は増収増益の好決算となり、特に、利益が大きく改善し、来年からはじまる今後2ケ年の中期経営計画、キャロフィプランを確実に実行し、経営改善をはかるための条件が整ったといえよう。特に、既存店が103.4%と回復が見られ、粗利も経費も改善しており、結果、営業利益が改善し、この収益の改善が自己資本比率の改善にも結びついており、経営が好循環を始めたといえる。今後、一層、収益性を高め、さらに自己資本比率の改善につながれば、新規出店戦略も組みやすくなり、成長軌道に乗せることも可能となろう。来期からはじあまるマルエツのキェロフィプランの進捗に注目したい。

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January 18, 2008 in 経済・政治・国際 |

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