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February 07, 2008

家計調査データ日別、昨年、年末特有の動きを見る!

   家計調査データは通常、毎月月末に前月のデータが公開される。本ブログでは、そのデータを加工、分析したものにコメントを加え、公表している。その時活用する基本データは月別サマリーであるが、これ以外にも、家計調査データは様々なデータがある。そこで、今回は、その中から、日別データをもとに分析を試みてみたい。特に、この直近のデータは昨年12月度のデータであり、ちょうど年末の数字を日別で見ることができ、どのような商品が年末はいつから跳ね上がるのか、年末商戦は一般には29日、30日、31日であるが、28日から跳ね上がる商品はあるのか、さらには、12月度の日別データでもあるので、クリスマス関係はどうかも合わせてみてみたい。

   まず、大分類で見て、最も、29日、30日、31日の内、まさに年末、12月31日の年末の数字が大きく跳ね上がる部門であるが、No.1は調理食品、すなわち、惣菜である。何と、12月平均の430.5%という異常値であり、金額にして、1世帯当たり1,614.30円となり、この時の食品全体の構成比が5,791.30円であるので、その構成比は何と27.8%と30%近くにもなる。魚介類の1,384.93円、肉類の647.89円、野菜・海藻の408.96円、果物の174.89円を抜き、生鮮3品以上のダントツの数字となり、まさに、年末商戦は惣菜が花形となる年間特別の日である。

   では、その年末、31日の惣菜の個々の商品群を見てみると、この日、最高となるのは寿司の461.4%である。寿司は前日の30日は170.3%、29日は119.8%であるので、まさに、年末31日、特有の商品といえる。ついで、天プラ・フライの351.1%であり、これも30日は165.3%、29日は106.3%であるので、寿司同様、年末大きく跳ね上がる商品といえよう。そして、もう1品、特に31日に跳ね上がる商品があり、焼き鳥であり、263.7%となる。この3品が惣菜の中でも異常に跳ね上がる商品群であり、年末特有の最重点商品といえよう。逆に、惣菜の中でも、年末100%を切るものもある。ハンバーグ27.7%、冷凍調理食品42.4%、コロッケ47.8%、しゅうまい57.9%、カツレツ70.9%、ぎょうざ78.8%、弁当79.1%、おにぎり・その他81.4%である。惣菜はこのようにメリハリがすごく、こと、31日はこの数字に表れているような大胆な売場を作れるかどうかが年末商戦に勝てるかどうかの分かれ目になるといえよう。

   この惣菜についで、年末31日、特に跳ね上がるのが魚介類であり、333.4%である。魚介類は30日298.9%、29日223.22%、年末3日間平均して高いのが特徴である。さらに、28日も175.9%と27日の110.8%と比べると跳ね上がり、魚介類に関しては、年末3日で計画を組むのではなく、28日からの年末4日で、他の部門よりも1日早めに年末の売場を作ることがポイントといえよう。個々の商品を31日のデータで見てみると、惣菜では寿司の461.4%が最高数字であったが、魚介類では、この数字をさらに超え、圧倒的な商品がある。もちろん、全商品の中でNo.1である。それは刺身盛合せであり、何と1,018.6%である。金額で見ると、237.23円であり、寿司の193.95円を超える。ついで、ぶりが653.2%、たい567.5%、かに557.6%、たこ550.1%と続き、そのままこの順位が年末31日の全商品の跳ね上がり率の順位となる。

   さらに、年末、跳ね上がる部門を見てみると、肉類の225.4%、酒類の222.2%とこの2部門が、総菜、魚介類についで年末31日に大きく跳ね上がる部門である。肉類については、分類が大きいが、牛肉が圧倒的に大きく、448.3%となり、金額も392.04円と刺身盛合せ、寿司を超えて、全商品の中でNo.1となる。また、30日393.4%、29日143.1%、28日230.9%と年末3日前の28日も高い数字となるのが特徴である。牛肉以外では鶏肉が208.3%とついで高い。一方酒類に関しては、ぶどう酒(ワイン)が320.9%と酒類の中ではNo.1であり、ついで、清酒の250.9%、ビールの237.8%とつづく。

   以上が年末31日に大きく跳ね上がる部門であり、その中の重点商品であるが、部門としては大きくは跳ね上がらないが、個々の商品で見ると大きく跳ね上がる特徴的な商品を見てみると、生うどん・そば387.5%、メロン321.1%、いちご312.8%、魚介の漬物287.9%、もち281.1%、カステラ258.8%、はくさい漬け236.8%、まんじゅう221.3%、ほたて貝221.2%、れんこん216.1%、果物加工品211.6%、ピーマン206.7%、ぶどう206.2%、アイスクリーム・シャーベット202.3%であり、これらが年末31日200%以上となる商品である。

   なお、クリスマスについては、通常とほとんど変わらない消費額であるが、24日のクリスマスイブについては、菓子類が264.9%、調理食品(惣菜)が144.3%となり、その中の重点商品は菓子類ではケーキの1046.7%が異常値となるが、他の菓子類はアイスクリーム・シャーべットの197.0%とようかんの175.9%が跳ね上がるぐらいである。惣菜では年末同様、寿司の279.0%、サラダの273.2%、天プラ・フライの215.9%、やきとりの165.6%がクリスマスイブで大きく跳ね上がる商品である。

   このように、年末31日を中心に家計調査データを詳しく見てみたが、年末は通常の買い物とは明らかに違う傾向があり、通常の5倍から10倍跳ね上がる商品が多数あり、これらをしっかり押さえないと、お客さまからの信頼を失うと同時に売上にも直結してくるので、細心の注意を払う必要がある。また、ほとんどの商品は年末3日間が中心であるが、中には28日から跳ね上がる商品もあり、これらは早めに売り場づくりが必要である。年末は年1回であるが、これほど大きな変化はなくとも、休日、祭日はこれに近い動きをする商品もあり、このノウハウを週末展開に活用してゆくことがポイントであろう。今後の週末、そして、来年の年末商戦にあたっては、このデータを踏まえ取り組んゆくとよりスムーズに、そして、より大胆な売場づくりができるのではないかと思う。

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