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February 22, 2008

内閣府、食品の値上げに対するモニター調査を実施!

   2/20の日経新聞に「特売日狙う、食品値上げへの自衛策、国民生活モニター調査、マヨネーズ74%」という記事が掲載された。この調査は内閣府が昨年12月の物価担当官会議の申し合わせに基づき、原油価格、穀物等の原料価格の高騰による生活関連物資等の価格及び供給に与える影響を最小限にし、国民生活の安定をはかることを目的に全国規模で調査したものである。また、合わせて便乗値上げを防止することも調査の目的のひとつであるという。

   どのような調査が行われたかであるが、1/15から1/17にかけて、全国47都道府県の2,000名のモニターに価格の見取り調査を実施したという。その結果、有効回答率70.4%、1,408人の回答を得たという。調査項目は、スパゲッティ、即席めん(カップラーメン、カップ焼きそば)、食パン、小麦粉、食用油、マヨネーズ、みそ、ソーセージ、ツナ缶、冷凍コロッケ、ビスケット、ポテトチップス、ビール、ティッシュペーパー、ガソリン(レギュラー)、灯油、クリーニング代の全17品目である。

   日経新聞では紙面の都合上、スパゲティ、マヨネーズのみの数字を載せていたが、本ブログでは、内閣府が2/19に公表した資料にもとづき、もう少し、詳細を見てみたい。まず、価格調査についてであるが、全17品目の内、競合メーカーがある商品については双方を調査しており、全部で27商品であり、その調査内容は平均販売価格、平均通常店頭価格、平均特売価格、特売販売率の4項目である。注目は特売販売率であるが、特売率が高いものを見てみると、マヨネーズ500gの40.3%であり、唯一40%を超える特売率の商品である。ついで、36.1%のティッシュペーパーA(5箱入り)、36.0%の食用油A(1kg)、35.8%のポテトチップスB(1袋)、35.7%の冷凍コロッケ(1袋)と続く。以上が35%以上の特売率の商品であり、これに続き、34.7%の食用油B(1kg)、34.4%のビールA(6本入り)、34.3%のビスケット(1箱)、34.1%のティッシュペーパーB(5箱入り)である。逆に、特売率が低い商品は14.5%のクリーニング代(ワイシャツ1枚)であり、ついで、20.9%のツナ缶B(1缶)、22.2%のツナ缶A(1缶)、22.7%のスパゲッティB(袋入り300 g)と続く。

   これらの基本調査を踏まえて、価格上昇についての意識調査が3項目となる。価格上昇についての意識、価格上昇率についての意識、そして、価格上昇時期についてである。価格上昇については、値段が高くなったと明確に感じると答えたモニターの割合が90%以上となったのが灯油、ガソリンであり、モニターの大半であった。ついで、数字はグッと落ちるが、30%以上となったのが、ティッシュBの38.4%、ティッシュAの38.3%であり、食パンBの33.8%、食パンAの32.3%と続く。これ以外では、30%はわずかに切るが、29.8%のマヨネーズである。

   価格上昇率については、10%以上と感じたモニターが多かった商品はやはり、灯油、ガソリンの77.9%、74.1%であり、ついで、ティッシュAの35.2%、ティッシュBの33.9%、マヨネーズの30.9%と続く。ほぼ、価格の上昇と同じ傾向であり、これについで、食パンBの28.8%、食パンAの28.6%、食用油Bの25.3%、食用油Aの24.7%、カップラーメンの22.8%、ツナ缶Aの21.7%、カップ焼きそばの20.4%となる。

   そして、3つ目の価格上昇時期であるが、これは商品により、まちまちであるが、この1年前から3ケ月前までと感じたモニターが多かった商品はガソリン56.3%、灯油50.7%、ティッシュA45.3%、ティッシュB44.8%、クリーニング44.5%が40%以上である。また、3ケ月前から1ケ月の間と感じたモニターが最も多い商品が食パンB56.0%、食パンA55.8%、ビスケット52.4%、みそA52.4%、みそB52.1%、スパゲティB51.7%、スパゲティA51.0、カップラーメン50.0%などであり、大半の商品がここへきて上昇したという意識である。ちなみに、この1ケ月以内という商品では、カップラーメン20.2%、食パンB19.3%、食パンA19.1%、ソーセージB19.0%が高い数字であった。

   さらに、このモニター調査では、調査の目玉ともいうべき、この価格上昇についての買い物対策について調査しているが、選択項目は特売日を狙って商品・サービスを購入する、商品・サービス購入量を減らす、いくつかのお店を比較して安いところを選ぶ、ポイント割引等が充実している店舗で商品を購入する、メーカー品ではなく、スーパー等の自社開発商品(プライベートブランド)をなるべく購入する、特になしの6項目となっている。日経新聞では特売日を狙って商品・サービスを購入する商品としてマヨネーズの74.7%を上げていたが、これ以外にもティッシュA73.8%、ティッシュB73.4%、食用油A71.6%など70%以上の商品もあり、60%以上も11品、50%以上も6品と今回調査した大半の商品は50%を超える比率である。ポイント割引についてはほとんどが20%強であり、商品間の差がほとんどなく、PB、プライベートブランドについては20%を超える商品が1品もなく、意外に支持が低い結果であった。購入量を減らすも20%前後であまり高い商品はなく、逆に意外に大かったのがお店を比較するという項目であり、平均して30%から40%と高い数字であった。

   このように、この調査はまさにタイムリーな消費者への意識調査といえ、商品も適切に選定されており、競合が明確な商品はA、Bと2つのメーカーを比較しており、値上げの消費実態をよく表しているといえよう。今後、継続的にこの調査を実施してゆくとのことで、本ブログでも家計調査データ、CPI(消費者物価指数)に加え、この調査も今後、取り下げてゆきたい。

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February 22, 2008 in 経済・政治・国際 |

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