YouTubeに見るヒラリー(Hilary)候補vsオバマ(Obama)候補!
アメリカでは現在、次期大統領選挙がヒートアップし、まもなく、スーパーTuesdayがはじまり、その結果次第では大統領候補の大勢が決定するといえる。そこで、本ブログでは、スーパーTuesday直前の民主党の大統領候補のヒラリー候補とオバマ候補の情勢をYouTubeで見てみたい。YouTubeは今後、日本でも政治にはもちろん、あらゆるビジネスで活用されてくると思われるが、いま、現在、世界中で最も金と時間を使い、最先端のノウハウを駆使し、精力的に取り組んでいるのは、この2人といっても過言ではないのではないかと思う。したがって、この2人のYouTubeを見ることにより、今後のYouTube活用の可能性が見えるのではないかと思う。
さて、早速、両大統領候補のYouTube活用の状況を見てみると、両候補とも、YouTubeにチャネルを立ち上げている。クリントン候補はHillary Clinton、オバマ候補はBarackObama.comというネーミングのチャネルである。チャネルとはYouTube上に開設する動画のホームページといってもよく、YouTube上には自由にチャネルを設定し、自分の好きな動画をアップしたり、リンクしたり、別のチャネルとリンクしたりすることもできる。チャネルのレイアウトはまず最新の動画が右上に配置され、その左横にはチャネルの説明、右下には投稿動画がすべて掲載される。しかも、その動画は人気の動画順(閲覧回数順)と話題の動画(コメント数順)に並び変えることができ、人気の動画、話題の動画をすぐに選び出すことができるようになっている。また、初期設定は投稿時間順となっており、最新の動画順となっている。さらに、動画が一旦再生し終わると、その動画に設定されたタグ(キーワード)で自動検索がされ、関連する動画が次々に表される仕組みになっている。
このような仕組みのYouTubeのチャネルであるが、ヒラリー候補とオバマ候補の双方のチャネルを見て、直観的に感じたのがオバマ候補有利なのではないかということである。それは、まず、チャネル登録者が2/3、早朝、現在、ヒラリー候補は9,113人に対し、オバマ候補は21,584人と2倍以上の差がある。また、チャネル再生回数はヒラリー候補が1,291,251回であるのに対し、オバマ候補は11,800,130回であり、一桁違う。PI値に換算してみると、ヒラリー候補は141.6回/人に対し、オバマ候補は546.7回/人であり、約4倍弱差がある。さらに、動画の数はヒラリー候補が237個に対し、オバマ候補は580個であり、約2倍の差があり、最新動画はクリントン候補が18時間前なのに対し、オバマ候補は45分前である。これを人気順に並び変えてみると、クリントン候補は645,203回がNo.1、No.2は318,145回であるのに対し、オバマ候補は888,701回がNo.1、No.2も871,693回であり、これもオバマ候補が圧倒している。もうひとつ話題の動画を見てみると、クリントン候補が1,684人、No.2が247人のコメントであるのに対し、オバマ候補は3,861人、No.2は3,689人とやはり圧倒している。
こと、このYouTubeを見る限り、オバマ候補がすべての指標において圧倒しており、クリントン候補が完全に劣勢となっているのがわかる。これらの指標にはチャネル側で頑張れば何とかなることと、視聴者に委ねざるをえないこととがあるが、どちらにおいてもクリントン候補が劣勢のように見える。たとえば、クリントン候補のスタッフが頑張れば動画の数とアップの速度は何とかなるはずであるが、現時点でほぼダブルスコアーであり、少なくとも最も大事な、天王山となる可能性の高いスーパーTuesdayまではわずかな時間しかなく、まず、追いつくことは不可能な状況である。
また、視聴者の反応においても、チャネル登録者数はダブルスコアであり、PI値(1人当りの視聴回数)も約4倍もの差がついており、量だけではなく、質でもオバマ候補が圧倒しているといえる。さらに、人気動画、話題の動画を見ても、クリントン候補の動画はNo.2以下が大きく落ち込むのに対し、オバマ候補の動画はNo.2もNo.1並みとなっており、いわゆるPI値の高い動画が多いといえる。
これだけ、スーパーTuesday直前の現時点での差があると、ことYouTube上では、量においても質においても逆転するのは不可能といえ、YouTubeでは勝負があったといえよう。ただ、実際の選挙はインターネット上の結果が反映するとは限らないため、どのような結果となるはわからないので、結果を待つしかないが、それにしても、これほど、差があるとは思わなかった。
余談だが、両候補のホームぺージを見ると、どちらの候補もそのソースを表示し、ホームページのhtml言語を見てみると、Google Analyticsを活用しており、Googleでホームページのアクセス解析をしているのがわかる。ホームページもしっかり、Google Analyticsで解析し、選挙に活かしているようである。
それにしても、当初有利とされていたクリントン候補がYouTubeを見る限り、かなり厳しい状況に置かれている可能性が高いといえ、このスーパーTuesdayでどのような結果になるかは余談を許さない状況にあるといえよう。ホームページは文字、画像が中心の表現方法であるが、YouTubeはまさに映像中心の表現方法であり、視聴者にダイレクトにつながり、視聴者も文字、画像からの変換なしに理解できるため、映像の方が視聴者の生の実態を反映しやすいのではないかと思え、どうも、クリントン候補が厳しい状況にあるように思える。スーパーTuesdayの結果がこのYouTubeを反映させた結果通りになるのか、全く逆になるのか、その結果が気になるところである。
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