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March 06, 2008

家計調査データ、2008年1月度、食品昨対割れ!

   家計調査データ、2008年1月度が2/29、公表された。家計調査データは毎月、月末に前月分が公表されるため、現在、すでに3月に入っているが、最新のデータは1月のデータである。本ブログでは、家計調査データを食品スーパーマーケットの客単価と連動させ、マーチャンダイジングへの活用をはかるために、1日当たりの消費額を算出し、さらに、購入世帯のみの消費額と購入世帯の割合を算出している。これにより、家計調査データをより、深く分析することができ、食品スーパーマーケットのマーチャンダイジングへの活用がしやすくなると思う。

   そこで、まず、この1月度の数字であるが、食品は1,754.94円(97.7%)となり、昨対を割る厳しい状況となった。衣食住にサービスを含めた総合計の数字は9,994.39円(104.5%)とプラスとなったので、この1月度は特に食品は厳しい状況といえよう。食品の中で昨対を割った部門を見てみると、果物77.16円(88.8%)、調理食品(惣菜)247.00円(93.9%)、魚介類216.81円(92.7%)、飲料102.87円(98.0%)、酒類93.71円(98.6%)、野菜・海草242.35円(97.4%)、乳卵類95.81円(99.1%)であり、11部門の内、7部門が昨対を割る厳しい月となった。逆に、4部門が好調であり、菓子類199.52円(102.4%)、油脂・調味料94.81円(102.4%)、穀類183.39円(102.1%)、肉類201.48円(101.2%)という数字であった。ただ、いずれの部門も伸び率は微増であり、この1月度の食品は全体として、かなり厳しい状況であったといえよう。

   注目の冷凍食品、値上げ商品の動向であるが、冷凍食品は事件が発覚したのが1/30であったので、この家計調査データにはまだほとんど反映されていないが、冷凍食品の数字を見ると、冷凍調理食品13.03円(94.6%)となり、その中身は、購入世帯のみの数字が34.00円(94.1%)、購入世帯の割合が38.3%(100.5%)という状況であった。購入世帯数の割合よりも、購入世帯数のみの消費額が落ちており、今回の事件にかかわらず、冷凍食品は厳しい状況にあるといえよう。

   また、値上げ問題にかかわる商品であるが、マヨネーズ・ドレッシング6.71円(108.3%)、食パン22.39円(109.5%)、小麦粉1.71円(123.3%)、食用油6.87円(115.1%)、カップめん7.68円(95.2%)、即席めん3.35円(82.5%)、乾うどん・そば2.16円(79.8%)、という状況である。カップめん、即席めん、乾うどん・そばは明らかな影響が出たと思われるが、食パン、マヨネーズ・ドレッシング、小麦粉、食用油は好調であった。その中身を見てみると、マヨネーズ・ドレッシングは、購入世帯のみの消費額が12.92円(105.4%)、購入世帯の割合が52.0%(102.8%)、食パン27.32円(107.5%)、81.9%(101.8%)、小麦粉は8.93円(116.4%)、19.2%(105.9%)、食用油は19.53円(118.6%)、35.2%(97.1%)と購入世帯のみの消費額が伸びているのが特徴である。また、マヨネーズ・ドレッシング、食パン、小麦粉は購入世帯の割合も伸びており、値上げの影響は現時点では平均単価がアップした分、プラスに働いている状況といえよう。ただ、今後、このまま消費額が伸び続けるかどうかは注意深く見守る必要があろう。

   一方、カップめん、即席めん、乾うどん・そばは消費額がマイナスになったが、その中身を見てみると、カップめんは、購入世帯のみの消費額が12.63円(97.9%)、購入世帯の割合が26.6%(84.3%)と双方ダウンしており、即席めんは、17.62円(100.8%)、43.6%(94.5%)と購入世帯のみの消費額は昨対をわずかに上回ったが、購入世帯の割合が大きく下がっており、買い控えがあったものと思われる。乾うどん・そばについては、21.36(80.8%)、10.1%(98.7%)と双方が落ちており、厳しい状況である。

   これら以外にさらに、今月の特徴のある商品を、まず、伸びた商品で見てみると、かき6.81円(150.7%)、まんじゅう5.13円(126.2%)、バター1.84円(114.0%)、だいこん4.06円(111.5%)、スパゲッティ2.87円(111.3%)、キャベツ5.16(111.1%)、せんべい14.26円(110.8%)、炭酸飲料5.06円(109.8%)、スナック菓子9.52円(109.7%)、発泡酒13.29円(109.6%)、ケチャップ1.52円(109.3%)、茶飲料11.45円(108.6%)、ジャム2.97円(108.2%)、たい3.00円(108.1%)が110%近い数字を伸ばした商品である。

   逆に、今月厳しかった商品を見てみると、ウイスキー1.81円(55.4%)、いわし1.16円(62.1%)、うなぎのかば焼き4.03円(62.8%)、かつお1.68円(65.8%)、そうざい材料セット11.23円(68.8%)、納豆9.42円(71.0%)、かに7.19円(75.9%)、キウイフルーツ1.23円(79.2%)、さば3.42円(80.3%)、しじみ1.16円(81.8%)、さしみ盛合わせ16.45円(83.3%)、みかん19.74円(84.8%)、わかめ3.13円(85.1%)、かまぼこ6.48円(85.5%)、魚介のつくだ煮2.52円(85.7%)、しゅうまい2.26円(86.4%)、紅茶1.94円(87.0%)、 酢2.81円(87.9%)であり、約80%以下の厳しい商品である。中でもウィスキー、ウナギのかば焼き、納豆などが深刻といえよう。

   このように、この1月度の食品は厳しい消費動向であったといえ、中国製冷凍餃子事件、小麦粉等の原料値上げ、石油などの燃料費の値上げによる食品への影響がじわじわと出始めたといえ、今年の食品業界はメーカー、小売業を含め、かなり厳しい年となりそうな兆候が伺える。来月以降も、先月から本ブログでも取り上げたCPI(消費者物価指数)の動向も含め、消費状況については双方の指標を見比べながら、最新状況をしっかりと把握し、本ブログでもいち早く取り上げてゆきたい。

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