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March 30, 2008

消費者物価指数(CPI)、2008年2月度、じわり上昇!

   3/28、総務省統計局から消費者物価指数(CPI)の2008年2月度が公表された。消費者物価指数は、家計調査データとともに、毎月月末に、前月分の調査データが公表されるため、現在は今回公表された2月度のものが最新のデータである。今月は、食品の値上げがどのような商品に波及してきたかがポイントであるが、予想どおり、1月と比べ生鮮を除く食料品が前年同月比で0.9%から、1.2%へと上昇しており、値上げが浸透しはじめたといえよう。

   まず、食品スーパーマーケットと直結する生鮮を除く、食品について見てみると、全体は先にも上げたように、1.2%であったが、最も大きく物価が上昇した項目は主要項目の中では、即席めんの17.0%であった。1月度が5.1%であったので、2月に入って、明らかな価格の上昇である。これについで、13.2%のスパゲティ、10.0%のマヨネーズと続き、この3つの項目が主要な食品の中では10%以上価格が前年同月比と比べ、上昇した項目である。ただ、スパゲティは1月度の10.2%よりも上昇しているが、マヨネーズは1月度は12.6%であったので、下がっており、マヨネーズに関しては若干であるが、落ち着いてきたといえよう。

   これについで、食パン9.2%(1月度8.5%)、冷凍調理コロッケ7.8%(5.6%)、食用油7.4%(5.1%)、カレールウ7.1%(7.5%)、鶏肉6.8%(4.2%)、あんパン6.6%(6.2%)、ソーセージ6.4%(5.9%)と続くが、カレールウ以外はすべての項目が1月度よりも上がっており、全体は1.2%であるが、主要項目では大部分の項目の価格が上昇していることがわかる。値上げについては3月に値上げになった焼酎などもあり、4月からは乳製品などの値上げもひかえており、今後、数ケ月は消費者物価指数(CPI)は目が離せない状況となろう。

    以上が生鮮食品を除く、主要項目の数字であるが、消費者物価指数(CPI)は、家計調査データと同じ項目でも数字が公表されている。それを見ると、生鮮を含め、20%以上、CPIが同年前月比と比べ上昇している項目を見ると、キャベツ37.2%、はくさい30.5%、きゅうり29.8%、だいこん25.8%、かぼちゃ23.7%、ねぎ22.0%、ながいも20.9%であり、すべて野菜である。この時期、野菜が高値相場であり、もろに、その影響がCPIに表れているといえよう。ついで、10%以上がにんじん19.1%、即席めん17.0%、なす16.7%、生しいたけ14.8%、かき(貝)13.6%、ほうれんそう13.3%、スパゲッティ13.2%、いわし13.2%、ピーマン11.5%、ブロッコリー11.0%、れんこん10.0%、マヨネーズ10.0%である。先にあげた即席麺、スパゲティ、マヨネーズが入っているが、これを除くと、やはり、青果が圧倒的に多く、ついで水産が2品入っている。

    そして、5%まで見てみると、食パン9.2%、あじ8.3%、冷凍調理コロッケ7.8%、食用油7.4%、たこ7.3%、カレールウ7.1%、鶏肉6.8%、あんパン6.6%、ソーセージ6.4%、干ししいたけ6.3%、牛肉B6.1%、チーズ (輸入品)6.1%、うなぎかば焼き6.0%、魚介缶詰5.9%、カレーパン5.7%、落花生5.5%、さやいんげん5.2%、かつお節5.1%、ベーコン5.1%である。

   逆に、消費者物価指数(CPI)が下がっている食品を見てみると、まず5.0%以上下がった項目であるが、みかん-30.0%、オレンジ-13.9%、いよかん-12.8%、たまねぎ-7.7%、ばれいしょ-7.3%、風味調味料-6.2%、いか-5.4%である。風味調味料を除き、すべてが生鮮食品であり、特に、果物、野菜が多いのが特徴といえよう。

   さらに、水準を2.0%以上5.0%未満まで下げてみると、混ぜごはんのもと-4.4%、干しあじ-4.2%、魚介漬物-4.1%、納豆-4.1%、ミネラルウォーター Mineral water-3.8%、紅茶-3.5 %、いちご-3.3%、中華合わせ調味料-3.3%、ヨーグルト-3.2%、国産米A-3.1%、かんしょ-3.0%、コーヒー飲料-2.9%、果汁入り飲料-2.9%、丸干しいわし-2.8%、ビスケット-2.7%、乳酸菌飲料A-2.7%、ほたて貝-2.6 %、りんごB-2.5%、うるち米-2.4%、もち米-2.3%、 ブレンド米-2.2%、清酒-2.2%、ぶり-2.1%、プリン-2.1%、ふりかけ-2.0%である。この中には、果物に加え、米、清酒、一部食品に加え、まだ本格化していない乳製品も入っているのが特徴といえよう。

   また、食品以外で、消費者物価指数が特に大きく上昇している項目は、やはり、エネルギー関連が大きく、灯油28.0%、ガソリン14.2%、プロパンガス7.4%である。また、タクシー代5.6%、航空運賃4.4%などである。逆に、下落しているのは、パソコンノート型-36.3%、カメラ30.5%、パソコンデスクトップ型19.5%、テレビ薄型16.6%であり、家電関連が大きく消費者物価指数(CPI)を下げている状況といえよう。

   このように、今回2月度の消費者物価指数(CPI)が明らかになり、1月度と比べ、食品では即席めんが明らかな上昇であるが、それ以外の主要項目はほぼ1月度と同じ水準で推移しており、値上げがじわりと小売価格に転嫁しはじめた状況をうかがうことができる。ただ、一方で、食品の中では果物、米関係は明らかに消費者物価指数(CPI)が下がっており、非食品でも家電関係がパソコン、薄型テレビを中心に下がっており、これらが相殺し、全体では1.0%の上昇にとどまったといえよう。値上げは3月、4月、そして、5月まで続き、その後も先行き不透明な状況が続きそうであり、今後もこの消費者物価指数(CPI)を注意深く見てゆきたい。

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