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March 09, 2008

食品スーパーマーケット、今年に入り、自社株買い増加!

   食品スーパーマーケットの株価が厳しい状況である。食品スーパーマーケットに限らず、現在、日本市場の株価が厳しい状況にあり、3/7現在、日経平均は12,782.80円(-432.62円、-3.27%)と、大きく下げており、今週の日経平均もほぼ右下がりに下げている状況である。2月後半には一時、14,000円まで上昇した時期と比べると、大きく株価を下げているのが現状であり、厳しい局面が続いているといえよう。当然、食品スーパーマーケットの上場企業約50社の株価をみても今週の株価は厳しい状況であり、株価が上昇気味の食品スーパーマーケットはごくわずかであり、ほとんどの食品スーパーマーケットが下げ傾向で推移している。

   このような中で、株価上昇策の有力手段のひとつとして、自社株買いという手法があるが、食品スーパーマーケット上場企業の中でもここ最近、自社株買いに踏み切る企業が出始めた。実際、昨年の後半から今年に入って、自社株買いに踏み切った企業が数社ある。今後、さらに株価が低迷し続けると、この自社株買いが、さらに増えるものといえよう。そこで、本ブログでは、現状の食品スーパーマーケットの自社株買いの状況とその後の株価の推移を見てみたい。

   まず、昨年から、今年にかけて、自社株買いに踏みっ切った主要食品スーパーマーケットを見てみると、大黒天物産が1/17に200,000株(2.4億円:1.4%)の自社株買いに着手し、1/18から4/30までの約3ケ月間の期間で実施してゆくことを公表した。大黒天物産は昨年9/4にも自社株買いを年末の12/31まで実施しており、5,500株(428.7万円)を取得しており、それに続く、今回の自社株買いである。4/30まで自社株買いは続く予定であるが、3/3現在、49,200株(2,840.47万円)の状況であり、予定の約25%という状況である。大黒天物産のここ最近の株価であるが、かなり厳しい株価が続いており、3/7現在544円(-21円、-3.71%)となり、この日、上場以来最安値の530円を一時はつけ、厳しい状況が続いている。昨年の自社株買いに踏みきった9月以降の株価を見ても株価は右下がりに下がり続けており、1/17の自社株買いが公表されたのちも、株価は570円前後で低値で横ばいが現在まで続いており、厳しい株価といえよう。

   次に、1/8に自社株買いを公表したイズミヤであるが、2,000,000株(15.0億円:2.29%)を1/9から2/8まで実施した。すでに、2/1に自社株買いが終了しており、2,000,000 株(10.16275億円)と取得金額は約5億円少なかったが、予定株式数を取得した。その間の株価であるが、1月初旬は500円を切っていた株価が徐々に上昇し、1月下旬の1/31には553円まで上昇し、自社株買いが終了した2/1は546円で引けた。ただ、その後、株価は下がり始め、一時は480円を割るところまで下がったが、今週は500円前後でもみ合っており、3/7現在、509円(+2円、+0.39%)という状況である。

   そして、つい最近、3/5に自社株買いを公表したオ-クワであるが、1,000,000株(15.0億円:2.22%)を3/6から7/14まで実施するとのことである。公表が3/6と、ここ数日のことであり、株価の推移を見てみると、3/5(1,064円、10.4万株)、3/6(1,144 円、+80円、+7.5%、20.0万株)、3/7(1,123円、-21円、-1.8%、7.5万株)と公表のあった翌日は売買高も跳ね上がり、株価も大きく上昇したが、翌日は売買高も通常となり、株価も下がった。ただ、この3/7は日経平均も大きく下げているので、株式市場全体が厳しい状況であり、今後、7/14まで続く、中期的な自社株買いでもあり、もう少し、様子を見る必要があろう。

  さらに、もう1社見てみたい。九九プラスであり、2007年、11/13に2,250 株(2.0億円、1.4%)を上限として、2007年、11/16から2008年、3/31までの4ケ月間の自社株買いである。2/29現在、1,097 株(5,561.375万円)であり、約50%の目標達成率である。九九プラスの株価は11月初旬は55,000円前後の株価であったが、この自社株買いの公表後、厳しい株価が続き、12月中旬には45,000円を割り込む株価となった。その後、今年に入り、株価は上昇し、55,000円まで戻したが、その後、株価は反転、1月中旬には40,000円を割り込み、1/23には上場来最安値となる38,000円まで下がった。ただ、その後、株価は上昇に転じ、2月中旬には再び55,000円を超え、2/20には一時58,000円まで上昇した。ところが、その後、また株価は反転し、3/7現在、47,950円(-1,550円、-3.13%)という厳しい状況が続いている。

    このように、昨年後半から今年にかけて、自社株買いを実施した4社の食品スーパーマーケット、大黒天物産、イズミヤ、オークワ、九九プラスの状況をその間の株価の推移とともに見てみた。オークワに関しては、まだ始まったばかりであり、もうしばらく様子を見る必要があるが、先行した3社の株価の推移を見ると、自社株買いを公表した直後は一時的に株価が跳ね上がることもあるが、月単位、数ケ月単位の中期的な視点で見ると、自社株買いがどのくらい株価の上昇に貢献しているかの判断が難しい状況といえる。今回の自社株買いの規模がいずれも2%前後と市場へインパクトを与えるほど大きな比率でない点もあるかと思うが、自社株買の株価への効果に関しては規模を含めて、タイミング、その他様々な条件を慎重に判断することが必要といえそうである。

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March 9, 2008 in 経済・政治・国際 |

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