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May 15, 2008

ウォルマート、売上速報、2008年4月、109.8%!

   ウォルマートが5/8、2008年4月期の売上速報を公表した。4月度は4/5(土)から5/2(金)までの、土曜始まり、金曜〆の4週間の集計であり、今年度の累計では13週となり、ちょうど、第1四半期となる。アメリカでは一般的に、月度は4週か5週となり、四半期が4週、4週、5週の13週で集計し、売上速報を公表しているが、日本では月末締めがほとんどである。その4月度のウォルマートの売上速報であるが、全体では109.8%と好調な売上であった。伸び率では海外部門に負うところが大きかったが、13週累計と比べると、この4月度は国内部門の顕著さが目だった。

   その内容であるが、ウォルマート部門が13週累計105.6%に対し、106.5%、サムズクラブ部門が13週累計106.4%に対し、110.4%と大幅な伸びとなった。これに対し、海外部門は118.9%に対し、118.4%と伸び率は依然120%近い伸びであるが、累計を下回っており、今月は国内部門が絶好調であったことが大きかったといえよう。

   特に数字で見てもサムズクラブ部門が2桁の伸びと好調であったが、これは、石油相場の上昇によるガソリンを含めた燃料の売上が好調であったためである。ウォルマートは、既存店の売上集計には燃料部門の数字が入った場合と入らなかった場合に分けているが、これを見ると、サムズクラブ部門は燃料を入れた場合の既存店の伸びは109.5%であり、昨年の102.3%と比べ大幅な伸びを示している。燃料を入れない場合も106.6%と既存店は大きく伸びているが、燃料を入れた場合はそれ以上の伸びてであり、そのインパクトは2.9%あり、特にこの4月度の燃料の貢献が大きかったかがわかる。

   逆に、ウォルマート部門の既存店は102.6%と燃料を入れた場合も、入れなかった場合も同じであり、燃料のインパクトは0%である。燃料はサムズクラブ部門に大きくプラスに表れるといえ、今後の石油相場の動向次第では、さらに上ぶれもあるといえ、ここ最近の石油をはじめとする資源高が思わぬところで現れた現象といえよう。

   ウォルマートの既存店の数字を全体として見てみると、103.8%と堅調な伸びを示している。燃料を除いても103.2%であり、全体としては0.6%のインパクトである。その内訳はウォルマート部門が102.6%、サムズクラブ部門が109.5%であり、13週累計が全体では102.4%、ウォルマート部門が101.8%、サムズクラブ部門が105.2%であるので、既存店に関しても、この4月度は好調であったことがわかる。ウォルマート自身はこの好調さの要因については、特に、この4月度は、薄型テレビが絶好調であり、これに加え、ビデオゲーム関連が好調であったという。また、食品も堅調な動きであったという。逆に伸び悩んだ部門は衣料品、住関連用品であったという。

   一方、ウォルマートの海外部門であるが、依然として、高い伸びを示しており、ウォルマートの牽引役となっている。全体では118.4%であり、金額ベースでも76.09億ドル(約8,000億円弱)となり、4月度ウォルマート全体の売上が約300億ドル(約3兆円)であるので、優に全体の25%を超え、ウォルマート部門の大きな柱となったといえよう。日本ではイオンが今後海外部門に本格参入することが決まったが、その決断のひとつに、このウォルマートの海外部門の好調さもあるのはないかと思う。ただ、残念ながら、海外部門の牽引役には日本の西友は入っておらず、今回の4月度の売上速報のコメントの中にも西友には言及がなかった。

   ウォルマートの海外部門で特に好調な部門はイギリスのアズダ、カナダのウォルマート、ブラジル、中国であったという。特にアズダは、EDLPの低価格戦略が効を奏し、生鮮関連などが好調であったという。カナダではスーパーセンターが好調であったといい、ブラジル、中国でもこの4月度は既存店が好調に推移したという。

   この流れを受けて、ウォルマートの株価は絶好調であり、今年に入り、この5月までほぼ右上がりで株価は上昇をつづけている。今年初めの株価は45ドル前後であったが、2月に入り50ドルを突破し、その後、3月は50ドル前後でもみあっていたが、4月に入ると再び株価は上昇に転じ、4月の後半には60ドル近辺にまで株価は上昇した。そして、5月に入ると57ドル前後でもみあっているが、今後、60ドルを超えるかどうかが焦点になってきたといえ1月の45ドルと比べると、130%以上の上昇といえ、投資家の関心が現在ウォルマートにあつまり始めているといえよう。ウォルマートの過去3年間の株価の動きの中でも60ドル台は一度もなく、50ドル強が最高であるので、60ドル近辺の株価は極めて高い水準であるといえよう。

   このようにウォルマートの4月度の売上は絶好調であるといえ、スーパーセンターを中心としたウォルマート部門、サムズクラブ部門、そして、海外部門、すべてがバランスよく売上を伸ばしている。近々、第1四半期の決算が公表されると思うが、その結果にも期待が高まり、株価の動きを見ても、いま、ウォルマートの動向に注目が集まりつつあるといえよう。この第1四半期決算、そして、次回、5月度の売上速報に注目である。

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