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July 29, 2008

豊洲の3店舗を見る、セブンイレブン、意外な存在感!

   フードストアあおき東京豊洲店が改装したと聞き、なかなか立ち寄る機会がなかったが、偶然、近くでの仕事があり、久しぶりに立ち寄ってみた。前回はあまり時間がとれなかったが、今回は比較的時間がとれたので、豊洲駅から最も近い文化堂、セブンイレブン発祥の伝説の1号店、そして、あおきと3店舗を見比べてみた。それぞれが、それぞれなりの存在感をもっており、どの店舗も顧客が多く、繁盛していた。

   残念なのは文化堂が2階にあることである。1階がビバホーム、しかも、この都心立地にスーパービバホームタイプの大ホームセンターが占めたため、そのNSCのテナントして、2階に食品スーパーマーケットが押し上げたられたのであろうが、1階に文化堂があれば、もっとNSC自体が戦闘的な業態になったのではなかったかと残念であった。ただ、文化堂はその立地の不利をカバーする集客力と商品力が随所に見られ、見ごたえがあった。集客は半端ではなく、この日、7/28(月)は、ちらし立ち上げ3日目であったが、何と、このちらしは7/26(土)から8/1(金)までの1週間通しの表裏全面の日替わりちらしであり、しかも、タイトルは「爆発市」、まさに爆発したちらしである。その内容も、7/26、ポイント10倍、7/27、ポイント10倍、朝市、7/28、98円均市祭、7/29、ポイント10倍、7/30、パン3割引、7/31、冷凍食品5割引、8/1、98円均一と心配になるくらいありとあらゆる集客を毎日、1週間連続ではかっていることである。

   さすがに、この日、7/28の月曜日は土日の集客が多すぎたせいか、欠品が散見され、オペレーションがおっついていなかったが、土日はホームセンターの集客も最高であったと思われ、客数が読みにくかったのではなかったかと苦労がしのばれる。ただ、生鮮、惣菜は気合いが入った売場ができており、超鮮度訴求やきめ細かな説明POPが随所につけられており、顧客の来店頻度を引き上げ、しかも、付加価値の高い商品へ顧客を誘導する政策が重点カテゴリーで意識的にとられている売場が印象的であった。

   一方、フードストアあおき東京豊洲店であるが、文化堂から歩いていける距離ではあるが、幹線道路の反対のさらに幹線道路の反対という対角線上にあり、商圏としては重なっているようで、実際はすみ分けができているように感じた。特に、あおきは、ららぽーという大ショッピングセンターの中の食品スーパーマーケットであり、近隣からの来店客以上に、むしろ週末の圧倒的な集客がメインになっている業態といえよう。

   今回、改装後ということでもあり、前回オープン間際にいった時と比べどこが特に変わったのかを見てみたが、全体的に以前よりもゆったりした雰囲気になったように感じた。恐らくグロサリーの中通路が以前よりもゆったり取られ、そこでグロサリーの特設売場が大きくとられていたせいもあったかもしれない。ただ、オープン時にはあった豆腐の製造販売は撤去されており、そこにはメーカー品の豆腐が陳列され、対面からセルフにかわり、しかも、平台はそのままで壁面が壁になってしまったのにはびっくりした。

   また、ちらしも、以前よりも価格訴求が増え、表は「夏休みとっておき食品特価祭」のテーマのもとに、25日(金)から28日(月)の日替わりの中にグロサリーの限定特価が必ず入るなど、文化堂ほどではないが、集客を意識したちらしとなっている。ただ、裏面では「楽しく遊んで、美味しく食べる夏」というテーマで高品質な生鮮、ワイン、グロサリーを訴求しており、表と裏が対象的なちらしとなっているのが特徴であった。ちなみに、あおき得意の水産はあいかわらず、産地直送をうたい充実した鮮魚、塩干の売場であった。気になったのは、まぐろが本まぐろ等の高級マグロのみの売場づくりであったことである。文化堂がキハダまで置く低価格路線とは一線を画していたことである。全体的に文化堂はミドルから下限が中心であるが、あおきはミドルから上限の品揃が中心となっており、すみ分けがなされた品揃えとなっているように感じた。

   さて、最後に、セブンイレブン発祥の1号店であるが、文化堂のはす向かいにあり、さすが混でいた。ちょっとびっくりしたのは、カップ麺の品揃えは、このセブンイレンブンが文化堂よりも、あおきよりも充実していたことである。セブンイレブンはカップヌードルのBICをしっかり訴求し、新製品も充実していたのに対し、文化堂もあおきもBICが欠品していたか、品揃えになかったか、この日は売場に1品もなかったことである。また、新製品への取り組みも鈍く、売れ筋に絞りすぎ、セブンイレブンがことカップ麺の品揃えでは一番店となっていたことである。これ以外にもさすがにオペレーションがしっかりしており、各カテゴリーがきめ細かく品揃えされており、よく考えられ、意外な存在感を示していたことである。

   このように、今回、たまたま、時間がとれ、久しぶりにあおきを見て、同時に文化堂、セブンイレブンを見てみたが、競合というよりも、すみ分けるがうまくできあがっているように感じた。そして、それぞれが、あおき出店以来この約2年間で、自身の強みをより磨きあげたことにより、顧客からその強みがより評価され、顧客がどちらかの店舗を選ぶというよりも、双方を使い分けているような印象を受けた。店舗周辺を見渡すと、この地区は、建設途上の高層マンションが林立しており、商圏人口はまだまだ増えると思われる。数年後、もう数店舗食品スーパーマーケットが進出してもおかしくない状況であり、今後、これらの店舗がさらに、どのように変化に対応してゆくのかに注目したい。

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