食品スーパーマーケット、今週の株価情報、やや戻す!
日銀の株が下がり続けている。10/17現在、74,300円であり、ここ最近、右片下がりの状況である。日銀の株価は昨年10月頃は170,000円前後で推移していたが、その後、株価は下がり、今年に入り、130,000円前後となり、7月に入り、株価は一旦140,000円まで上げたが、そこから、ほぼ、この10月まで右下がりにおちはじめ、この9月にはととう100,000円を割り、さらに株価は下げ続けた。そして、10/8には年初来最安値となる70,000円を付けた。その後、一進一退を繰り返し、10/17現在74,300円をつけてはいるが、株価は明らかにダウントレンドである。日銀の発行株式数は1,000,000株であるので、現在の時価総額は743億円であり、昨年10月頃の1,700億円と比べると1,000億円の時価総額がとんだことになる。
日本の中央銀行、日銀がこのような厳しい株価である中、今週の食品スーパーマーケット各社の株価の状況を見てみたい。ここ最近、アメリカの株価も乱高下を繰り返しており、日本もそれに歩調を合わせるように、乱高下を繰り返している。そこで、今週の株価ということで、5日移動平均をもとに、食品スーパーマーケット約50社の動向を見てみたい。まず、上昇率ベスト5であるが、イズミヤ(9.88%)、フジ(8.92%)、オークワ(8.55%)、ライフコーポレーション(7.55%)、CFS(7.01%)である。
No.1のイズミヤは10/17現在、556円(+61円、+12.32%)という急上昇である。10/10に年初来最安値の451円を付けて以来、株価はほぼ右上がりで推移している。イズミヤノ株価は9月中旬までは630円前で推移していたが、その後、株価は急落、年初来安値の10/10の451円まで急激に株を下げていった。その反動での反転といえ、ここ数字は、10/16を除き、毎日約10%づつ上昇しており、来週以降、株価が気になるところである。No.2はフジであるが、フジもイズミヤによく似た動きであり、ここ数日、急激に株価を上げている。10/17現在1,599円(+138円、+9.44%)と10%近い上昇率であり、10/10、上場来最安値の1,202円を付けて以来、株価は反転して上昇に転じており、まさに、イズミヤとほぼ同じ軌道を描いている。No.3はオークワであり、10/17現在1,408円(+172円、+13.91%)と大幅な上昇である。ただ、イズミヤ、フジとは傾向が違い、ここ数日、乱高下を繰り返しているのが特徴である。
No.4はライフコーポレーションであり、10/17現在、1,800円(+76円、+4.40%)と大幅な上昇ではないが、堅調な伸びである。ライフコーポレーションのここ最近の株価は9月下旬頃までは右上がりの傾向で上昇し、一時は1,800円を超える勢いであったが、その後、株価は下落しはじめ、10/10、1,500円まで株価は下がった。年初来最安値が1/7の1,340円であり、そこまでは下がらなかったが、1,800円と比べると大きな下げであるといえよう。その後、株価は反転し、1,800円まで戻し、来週以降、株価がどこまで上昇するか気になるところである。そして、No.5のCFSであるが、10/17現在、610円(+21円、+3.56%)であり、小幅な伸びである。CFSの株価はここ最近では、700円を超える株価水準の時もあり、まずは、この700円がひとつの目標といえよう。CFSはこの10/3にイオンからの代表取締役が就任しており、CFSの石田社長と2頭体制になり、いよいよ、イオン主導の経営体制が本格化することになる。イオンは先の6/11にCFSの株式を600円で2,470,000株を14億8,200万円で取得しており、ここ最近株価が低迷し、一時は500円近辺まで下げていたが、10/17現在、610円まで回復し、今後経営改革を早め、業績の向上をはかり、株価の上昇につなげたいところであろう。
このベスト5以外に、今週の上昇率の高い食品スーパーマーケットの株価を見てみると、大黒天物産(6.66%)、ハローズ(5.70%)、Olympic(5.64%)、カスミ(5.62%)、マックスバリュ東海(5.44%)、サンエー(4.77%)、オオゼキ(4.72%)、スーパーバリュー(4.72%)、マックスバリュ中部(4.42%)、平和堂(3.60%)、イオン北海道(3.51%)、ヤオコー(3.40%)、ベルク(3.21%)、原信ナルスホールディングス(3.07%)、マミーマート(2.84%)、バロー(2.64%)、ジョイス(2.44%)、丸久(2.28%)、エコス(2.18%)、相鉄ローゼン(2.12%)、ヤマザワ(1.80%)、マルエツ(1.68%)、マックスバリュ北海道(1.66%)、マックすバリュ西日本(1.43%)、いなげや(1.41%)、九九プラス(0.33%)、ダイイチ(0.18%)、イオン九州(0.15%)と、以上が0.00%以上5日移動平均が上昇した食品スーパーマーケットである。
これに対し、10/17現在、5日移動平均がマイナスとなった食品スーパーマーケットはアークランドサカモト(-4.83%)、PLANT(-3.88%)、マルヨシセンター(-3.84%)、マルヤ(-1.83%)、天満屋ストア(-1.54%)、ユニバース(-1.05%)、イズミ(-0.29%)、マックスバリュ東北(-0.18%)、関西スーパー(-0.12%)である。こう見ると純粋な食品スーパーマーケットよりも、ホームセンターに近い、アークランドサカモト、PLANやGMS、SC近いイズミがマイナスとなっており、食品スーパーマーケットのマイナス企業は意外に少ないのが特徴である。
このように、10/17現在の食品スーパーマーケットの株を5日移動平均をもとに見てみたが、マイナスの食品スーパーマーケットはほとんどなく、大部分がプラスに転じているのが特徴である。ただ、アメリカの金融不安はまだまだおさまる気配はなく、日銀の株価動向を見ても厳しいものがあり、当面、落ち着かない株価が続くものといえよう。来週以降も食品スーパーマーケットの株価の動向には注目である。
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