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April 01, 2009

家計調査データ2009年2月度、消費落ち着く!

   総務省統計局から家計調査データ、2009年2月度が3/31、公表された。2月度は昨年が29日、今年が28日と1日少ないために、消費額を単純比較すると、1/29=3.4%分ぐらい昨年が高くなる傾向がある。本ブログでは、家計調査データに関しては、食品スーパーマーケットの金額PI値と連動させるために、1日当たりに換算して、独自に集計しているが、この2月度も1日当たりで見てみると、全体が9,501.57円(99.9%)、外食を含む食料2,339.07円(99.8%)、外食を除く、純粋に食品スーパーマーケットの商品分類に近い項目の食品では、1,934.39円(99.5%)といずれも、昨対100%弱となり、昨年とほぼ同じ消費額となった。消費者は非常に冷静で落ち着いた消費活動をしているといえよう。

   全体の数字はこのように、ほぼ昨年並み、100%弱となったが、大分類で見てみると、家計が何を伸ばし、何を節約し、全体を調整しているかがわかる。まず、伸ばした項目を105%前後で見てみると、残念ながら食品関係では105%前後の項目はなく、交通・通信1,326.43円(113.3%)、教育446.11円(105.3%)、住居513.89円(104.7%)の3部門のみである。交通・通信に関しては、最も大きく伸びているのは自動車等関係費748.89円(122.5%)であり、この中でも、自動車購入が255.07円(302.9%)と異常値である。教育では授業料等365.32円(108.6%)が押し上げており、住居では工事その他のサービス113.25円(118.0%)の数字が高いのが特徴である。少し、意外な結果であるが、この2月度はこの3項目が特に高い伸びを示した。 

   これに対して、95%前後の項目を見てみると、家具・家事用品259.86円(87.9%)、被服及び履物335.61円(91.0%)、保健医療432.71円(93.9%)、光熱・水道997.61円(95.9%)、その他の消費支出1,825.25円(96.0%)、そして、食品では唯一、魚介類223.43円(93.7%)という状況である。この2月度、最も深刻な数字となった家具・家事用品では、カーテン2.57円(55.2%)、冷暖房用器具14.68円(55.4%)、寝具類17.50円(63.5%)、一般家具12.07円(74.5%)等が特に数字が厳しく、家計がこの部門を最大限に節約している状況が鮮明である。ついで、被服及び履物では和服6.61円(60.1%)、下着類26.46円(81.9%)が大きく落ち込んでいる。保健医療では、健康保持用摂取品33.86円(76.8%)、保健医療サービス251.61円(88.1%)の数字が下がっており、光熱・水道では何といっても灯油96.00円(59.2%)が大きく下げている。その他消費支出では、化粧水11.25円(87.0%)、こづかい(使途不明)460.36円(87.5%)、理美容用品122.79円(88.2%)等である。

   そして、唯一、食品の魚介類であるが、塩干魚介40.29円(91.3%)、貝類15.07円(92.0%)、生鮮魚介133.21円(93.4%)とほぼ全面的に厳しい状況であるといえよう。逆に、魚介類の個々の項目で伸びたものを見てみると、かつお3.11円(115.5%)のみが110%以上であり、ついで、さんま1.89円(109.8%)、魚介のつくだ煮2.75円(107.8%)、ちくわ5.54円(106.3%)、えび8.75円(104.9%)が105%前後であり、この2月度、魚介類は厳しい月となった。

   そこで、食品関係の状況を見てみたい。まず、プラスになった項目であるが、調理食品が259.11円(103.0%)となり、この2月度食品ではトップとなった。その中身を見てみると、ぎょうざ5.64円(151.5%)と昨年の中国餃子事件を克服し、一昨年よりも高い数字となっており、餃子復活といえよう。ついで、冷凍調理食品14.14円(141.4%)も同様に今期は絶好調であり、節約志向の風にも乗り、高い伸び率である。また、ぎょうざ同様、しゅうまいも2.57円(118.4%)よく伸びている。ついで、プラスになった項目は菓子類であり、229.57円(102.2%)と堅調な数字である。その中身を見てみると、チョコレート菓子4.25円(124.5%)、ゼリー2.54円(113.1%)と、この2項目が突出しているが、ビスケット9.00円(109.2%)、アイスクリーム・シャーベット10.82円(109.0%)、キャンデー7.61円(1 07.1%)も好調である。

   さらに他の伸びた項目を見てみると、穀類214.96円(101.4%)、油脂・調味料109.18円(100.4%)がプラスとなった。穀類では、スパゲッティ4.04円(114.7%)、即席めん4.79円(111.0%)、中華めん11.46円(110.8%)と小麦関連の麺類が好調といえよう。パンは食パン25.79円(100.1%)、他のパン 56.86円(104.2%)と食パンは横ばいだが、菓子パンは堅調な数字である。そして、油脂・調味料であるが、マーガリン2.82円(115.2%)、マヨネーズ・ドレッシング8.79円(112.2%)、食用油 8.36円(108.7%)、しょう油5.79円(106.2%)、みそ7.96円(105.0%)が好調である。

   また、これまで、節約志向の風に乗り、食品全体を牽引しきた肉類であるが、ここへきて、213.29円(96.8%)となり、1月度が肉類は205.55円(102.0%)であっただけに気になるところである。特に、鶏肉36.68円(100.7%)、豚肉73.07円(99.2%)と伸びが止まり、牛肉は50.00円(89.3%)と厳しい状況である。

   このように、2月度は全体としては非常に落ち着いた消費状況であり、食品、衣食住サービスを含めた全体もほぼ昨年並みの消費額である。ただ、中身は80%前後のもの、110%以上の項目があり、家計は節約志向が高まる中で、節約すべきものは思い切って節約し、逆に、消費すべきものは、これという項目に関しては思い切って消費するというメリハリのある消費傾向であるのが特徴である。今後も先行きが見えない中で、家計がどのような消費行動を行ってゆくかに注目したい。

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April 1, 2009 in 経済・政治・国際 |

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