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April 03, 2009

いよいよ、食品スーパーマーケット本決算発表、真近!

   4/2、食品スーパーマーケット2009年2月度の本決算の公表が平和堂をかわきりにスタートをきった。詳細は追って、分析の上、本ブログで取り上げたいと思うが、ここでは、今後、続々と公表される予定の食品スーパーマーケットの決算発表日を整理しておきたい。食品スーパーマーケット業界では現在約60社が上場しているが、その内、約65%の38社が2月度決算であり、圧倒的に多いのが特徴である。3月度は約15%で9社であり、2月、3月度で合わせて、約80%となる。これ以外では、すでに決算が公表された1月度が3社、そして、4月、9月、12月度が数社となる。したがって、この2月度は食品スーパーマーケット業界の上場企業の大半の決算が公表されるという、食品スーパーマーケット業界にとっては非常に重要な月といえる。

   その2月度の食品スーパーマーケットの本決算の公表予定であるが、先のように、4/2に平和堂をかわきりに2月度の決算の公表がスタートする。ちなみに、この日は、衣料専門チェーンのしまむらも公表予定である。4/3は、アオキスーパー、アークランドサカモト、CFCコーポレーションの公表がある。そして、土、日を挟んで4/6には、マックスバリュ西日本、マックスバリュ東北、マックスバリュ東海とイオングループの食品スーパーマーケットの決算発表があいつぐ。すでに、1月度のマックスバリュ中部、マックスバリュ北海道は公表が終わっているので、これで、イオングループの食品スーパーマーケットの公表はすべてである。4/6には、さらに、オークワ、サンエーの本決算の公表もあり、この日はいっきに5社の食品スーパーマーケットの決算発表が相次ぎ、あわただしい1日である。

   翌日、4/7はイオン九州、4/8はイズミヤ、丸久、マルヤ、オオゼキと決算発表があいついで公表される予定である。次の4/9はベルク1社であるが、この日には、注目のセブン&アイホールディングスの本決算が公表される予定である。taspo効果で絶好調ともいえるセブンイレブンの決算内容、節約志向の追い風に乗る食品スーパーマーケット、ヨークベニマル、PRICEのディスカウント参入効果によるGMSの動向等どのような数字となったかに注目である。この週は、さらに4/10にハローズが加わり、合計12社と食品スーパーマーケットの決算発表が集中する。

   そして、翌週の4/13になると、アークス、フジ、イズミ、ジョイス、カスミ、東武ストアと6社の食品スーパーマーケットが一気に本決算を公表する。翌日、4/14は注目のイオンの決算発表がある。ここ最近、イオンの反省、イオンの実行と、この決算発表に合わせるかのように、新聞の全面広告で大きくアピールしてきただけに、最終的にどのような決算になったか、また、その結果を踏まえて、どのような今後の経営戦略を打ち出すかに注目といえよう。この日は、食品スーパーマーケットではライフコーポレーション、マルエツ、Olympic、スーパーバリュー、タイヨー、天満屋ストアと6社の本決算の公表予定である。4/15にはエコス、4/16にはマルヨシセンター、4/17には北雄ラッキー、4/17にはマツヤの本決算が公表される予定であり、この週は、合計16社と2月度の食品スーパーマーケット決算企業の半数近くが公表され、この週がピークである。

   2月度の食品スーパーマーケットの本決算の発表は、これでほぼ終了であり、4月の第3週までにほとんどの食品スーパーマーケットが本決算を公表する予定である。また、食品スーパーマーケット以外の小売業でこの4月前半に公表される注目企業は、衣料チェーンのしまむらが4/2、ホームセンターのケーヨーが4/7、DCM Japanホールディングスが4/8、コーナン商事が4/13、コンビニのミニストップが4/6、サークルKサンクス、ファミリーマートが4/9、ローソンが4/13、百貨店の高島屋が4/10、家電量販のビックカメラ(中間)が4/14、ドラックストアのスギホールディングスが4/15等である。

   以上が2月度本決算の食品スーパーマーケットの決算発表予定であるが、さらに3月度の本決算の食品スーパーマーケットの決算発表予定を見てみると、5/1にヤマナカ、5/7に原信ナルスホールディングス、ヤオコー、5/21、マミーマートが予定されている。

   このように、4/2からいよいよ2009年2月期の食品スーパーマーケット上場企業の本決算の公表がはじまるが、ほぼ4月前半に、集中しており、今後、2週間強で30社以上の決算の公表が目白押しで続くことになる。今期は、中国餃子事件からはじまり、その後、空前の資源エネルギー高による値上げ問題があり、後半は、9.15のリーマンブラザーズショックをきっかけに、金融不安が世界中に広がり、経済危機に落ちいり、景気が一転、厳しい経済情勢に陥った。食品スーパーマーケットには消費者の節約志向により、追い風が吹いたとはいえ、ここへ来て、一段の経済情勢の悪化はさすがに食品スーパーマーケットの経営にも響きはじめている。このような情勢を経ての、本決算といえ、最終的にどのような決算結果に落ち着いたかが注目される。本ブログでは、食品スーパーマーケット各社の決算結果をいち早く分析し、取り上げてゆきたい。

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